武漢 2か月半ぶりに都市封鎖解除 鉄道などが再開

武漢 2か月半ぶりに都市封鎖解除 鉄道などが再開

新型コロナウイルスの感染拡大で、最も深刻な影響を受けた湖北省武漢市では、8日、2か月半ぶりに封鎖の措置が解除された。市外への移動の解禁に伴い、鉄道、高速道路などの対外交通が秩序よく再開された。 武漢市の交通機関のビッグデータによると、操業を再開する企業が増えるにつれて、ここ2週間、武漢市で移動する車両数が約40万台増加し、ピーク時に124万台にも達した。これはすでに交通規制が実施される前の約50%までになっている。 また、8日以降は180万台に達すると見込まれ、高速道路に出入りする車両数が大幅に増加する可能性がある。 同日、旅客列車276本が武漢から上海、深セン、成都、福州、南寧などへ向けて運行され、うち、武漢市から始発する列車が54本ある。 7日の乗車券販売状況からみると、8日におよそ5万5000人が列車で市外へ移動し、うち、中国南部にある珠江デルタ地域へ向かう人がもっとも多く、全体の4割ほどを占めている。 鉄道当局は、列車の乗客数に制限を課すなどをして、封鎖解除の後も引き続き慎重な姿勢を取っている。 また、駅の出入り通路、切符売り場、待合室、ホーム、高速列車も全面的な消毒が行われている。 道路旅客輸送については、湖北省内各都市を目的地にした36本の長距離バス路線の運行が再開されたが、他省への旅客輸送はまだ再開されていない。 市外への移動が解禁され、対外交通が秩序よく再開されるとともに、市内の交通網も平常に戻りつつある。8日、武漢市内でさらにバス路線30本の運行が再開され、運行再開のバス路線がすでに全体の70%を占めている。地下鉄や電車などの軌道交通の78%は正常の運行が再開された。 また、8日早朝、武漢市内では、武漢関と中華路ふ頭との間のフェリーの運航も再開された。

http://www.nicovideo.jp/watch/so36646773