「お金かかると受けづらい」検査に及び腰に?新型コロナ検査「自己負担」

「お金かかると受けづらい」検査に及び腰に?新型コロナ検査「自己負担」

新型コロナの感染症法上の位置づけが8日、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に引き下げられました。これまで公費だった検査は自己負担に変わり「検査を受けづらくなった」という声があがっています。一方、治療薬は9月まで、ワクチンは今年度まで公費負担が続きます◆検査代などほとんどが自己負担にRKB本田奈也花「5類引き下げにより医療費が自己負担となります。検査を受けるかどうかも個人の判断となります。」新型コロナが5類に引き下げられた8日、福岡市西区のクリニックは発熱外来を希望する患者に対し、検査などの医療費が自己負担となることを事前に説明しました。やまもとホームクリニック・山本希治院長「まだ手探りですよね」新型コロナの検査はこれまで公費で賄われていたため無料でした。このため発熱外来の窓口での支払いは初診料など約3000円でした。しかし、新型コロナが5類に移行され、8日からは検査代などほとんどが自己負担となりました。取材したクリニックでは70歳以下で保険負担が3割の場合、解熱剤などの薬とあわせ抗原検査だと約4500円、PCR検査は約5000円、両方受ける場合は約6000円です。◆治療薬は9月まで公費負担が続く検査を受けるかどうかは個人の判断のため、中には検査をしない患者もいました。患者「多分違うだろうと検査しない選択肢をとりました。やっぱりお金がかかるのが、え?って思います。検査を受けづらくなった」陽性かどうか正確な判断が難しくなったことで病院側もより慎重に対応する必要があります。山本院長「検査をご希望の方には検査をしていただく。ただ通常の外来の方と熱のある症状の方を動線を分ける」6回目のワクチン接種を受けに来た人「いざコロナにかかったら自己負担がでてくるのでできるだけかからないように。仕事をしているんで自分のかかることもそうですけど、人にできるだけ移さないことを心掛けたい」新型コロナの治療薬は高額なため9月末までは引き続き公費で、ワクチン接種も今年度については公費負担となります。高齢者と基礎疾患のある人は8日から6回目の接種が始まります。

http://www.nicovideo.jp/watch/so42195677