25万人を魅了、川の中に複数の神輿が入り“競演”「川渡り神幸祭」-福岡

25万人を魅了、川の中に複数の神輿が入り“競演”「川渡り神幸祭」-福岡

神輿が川を渡る勇壮な祭りを一目見ようと25万人が詰めかけました。福岡県で開かれたのは、稲穂が揺れる様子を表現して五穀豊穣などを祈願する地域の伝統的な祭り。新型コロナによる中断を経て4年ぶりに開催されました。ハイライトは、川の中に神輿とすべての山笠がそろう「競演会」です。◆揺れる稲穂を表現する「ガブリ」で五穀豊穣を祈願「川渡り神幸祭」は約470年前、疫病の退散を祈願した風治八幡宮にお礼をしようと山笠を奉納したのが起源とされています。2基の神輿と11基の山笠が川を渡り、風治八幡宮と対岸のお旅所を行き来します。山笠の上には稲穂をイメージした“馬連”が次々と立ち上がります。参加者「4年ぶりで心が躍っていますね」「寂しい思いはいっぱいあったので嬉しさいっぱいです」風治八幡宮・宇都宮誠宮司「人が多くワクワクしています」境内では、太鼓や笛の音色とともに獅子舞が奉納されました。山笠を上下に激しく揺らす「ガブリ」は、稲穂が揺れている様子を表現するもので、五穀豊穣を祈願する意味があります。各地区がこの「ガブリ」を披露した後、一行はいよいよ彦山川に向かいます。◆ハイライトは神輿が川に入る「競演会」RKB若松康志「風治八幡宮の神輿が4年ぶりに彦山川に入りました」川の中にすべての山笠がそろうと祭りの見どころのひとつ「山笠競演会」が始まります。青空に色鮮やかな馬連が映え、会場内に勇壮な掛け声が響き渡ります。観客「この子がまだ小さい時に一回ありました。祭りを決して絶やしてはならんと次の世代につなぐのだと」参加者「田川の人はみんなうずうずうずしていました」「若い子たちに受け継ぐところは受け継ぎたいです」競演会が終わると、神輿と山笠は川岸にのぼり、お旅所に向かいました。様々な人の思いがつまった祭り、これからも受け継がれていきます。

http://www.nicovideo.jp/watch/so42253964