フカボリBiz #012【お金で買える「AI後進国→エネルギー大国」への切符】

フカボリBiz #012【お金で買える「AI後進国→エネルギー大国」への切符】

今回は核融合発電についてのフカボリをお送りしよう。核融合発電とは、現在主流になっている原子力発電(核分裂発電)とは全く異なる仕組みだ。核分裂発電では核燃料が分裂する際にエネルギーを放出する。一方で、核融合発電では軽い原子核同士が融合する際に膨大なエネルギーが生まれる。この原理の違いから、核融合発電は暴走する危険性がない。つまり、福島第一原発事故のような大災害は起きづらい。得られるエネルギー量と、その安全性から「夢のエネルギー源」として世界的に注目されている。ただし、現状では核融合発電は実用化に至っていない。発電に必要なエネルギーを投入しても、それを上回るエネルギーを取り出すことがまだできていないのだ。しかし、そう遠くない未来には実現されるだろう。そして、この分野で先端を走る日本のスタートアップ企業がニュースに取り上げられていた。◆核融合発電を実用化へ、京都フュージョニアリング創業者「明確に勝ち筋は見えている」 https://is.gd/UKd7jI この核融合発電。日本にとって、そして日本の未来にとって極めて重要なテクノロジーだ。第一に、日本は資源に乏しい国であり、エネルギーの多くを海外に依存している現状がある。ご存知のとおり石油やLNG(液化天然ガス)などの化石燃料は輸入に頼っている。原子力発電も燃料であるウランも輸入頼りだ。また、福島第一原発事故以降、日本で原子力発電所の新設は現実的ではなくなった。再稼働すら、なかなか進んでいない。代替として太陽光や風力などの再生可能エネルギーは普及しつつあるとはいえ、これらは発電効率や安定性の面で多くの課題が残っている。こういった状況で、もし核融合発電が実現すれば、安定的かつ効率的に莫大なエネルギーを供給できるようになる。さらに、単に日本国内のエネルギー問題を解決するだけでなく、世界的なエネルギー革命を引き起こすこともできる。EVなどと組み合わせると、人類は化石燃料からの脱却なども成し遂げてしまうかもしれない。そして、この核融合発電の開発において、日本は良いポジションを陣取っている。(続く)

http://www.nicovideo.jp/watch/so44387637