日産とホンダが経営統合——。そんな業界再編の話題が自動車業界のみならず、日本中を騒がせている。カルチャーの違いそうな両社が、本当に効率化できるのか? そのシナジーは? 逆に統合されるデメリットは? 気になるポイントは山積みの今回の経営統合。果たして今回の動きは業界の未来を変える一手になるのか? 今週の深掘りのテーマは、「日産自動車とホンダが経営統合するかもしれない」という話題だ。 日本に自動車メーカーが7社も存在するというのは、国際的に見て異常な状態であることは、このブロマガでもたびたび取り上げてきた。 7社それぞれが独自にディーラー網を整備し、営業部門やスタッフ部門、そして工場などを抱えることになる。これだけ重複する構造は、いわば非効率の極みだ。 自動車産業は「日本の背骨だ」「日本経済の基幹産業だ」と言われ続けてきたが、長い間本格的な整理統合が行われないまま現在に至っている。 個人的な統合のシナリオとして、以前は「トヨタは単独でやっていけるだろうし、日産はルノーと一緒になるのかな」と予測していた。そして、トヨタや日産以外のホンダやマツダなどが合体し、「ジャパンモーターズ(JM)」のような一つの巨大グループになってしまえばいいのではないか、と考えていた。 しかし、今回出てきたのは「日産とホンダが一緒になる」という動きで、これは少々意外であった。 もっとも、私としては自動車業界の統合・整理そのものには賛成だ。今後、経済の縮小が予想される日本では、国内需要だけではやっていけない。また、一社あたりの規模を大きくしないと、国際競争力を強化するのも難しい。 統合には賛成だが、実際にホンダと日産が統合して本当に効率化が進むのか、そこが非常に不安が残ってしまう。(続く)