ありか、なしか #017【ほぼA3サイズの「Starlink Mini」】

ありか、なしか #017【ほぼA3サイズの「Starlink Mini」】

Space X社が提供するStarlinkが、従来の常識を覆すゲームチェンジャーとなる可能性を秘めている。今後、スマホとの直接接続が実現すれば、災害大国日本において「絶対に途切れない通信」という新たな価値が生まれることになる。その時、日本の携帯キャリア業界には何が起こるのか? 通信の未来を左右するStarlinkの真のインパクトを解説する。今週のテーマは、「Starlink Mini」についてだ。「ほぼA3サイズ」のStarlink Miniが、日本でも3万4,800円で購入できるようになったというニュースがあった。このStarlinkは、日本のモバイル業界の「ゲームチェンジャー」になる可能性を秘めている。 Starlinkは低軌道衛星を何千機も打ち上げて通信エリアをカバーしている。従来の衛星電話とは異なり、低軌道衛星を大量に打ち上げて世界的なカバレッジを実現しようとしているからだ。しかも、SpaceX社はロケット打ち上げ技術とインフラを自社で確保しており、ロケットの積み荷に空きがあれば次々とStarlink衛星を追加しカバーエリアを拡大している。低軌道にある衛星は2〜3年で寿命を迎えるが、それを継続的に補充できるのがSpaceXの大きな強みだ。こうした圧倒的な打ち上げ能力がコストパフォーマンスにも直結し、今後も高速かつ低遅延の衛星通信サービスをさらに進化させるだろう。そして、注目すべきは、Starlinkがスマホと直接つながるようになる可能性だ。現在は「Starlink Mini」のように専用アンテナを使う形が主流だが、iPhoneなど一般的なスマートフォンからも衛星を通じて緊急連絡が可能になっていくと考えられる。これが普及すれば、従来の「基地局がダウンすると使えない」携帯電話とは違い、大規模災害時にも通信が途絶しにくいというメリットが見込まれる。(続く)

http://www.nicovideo.jp/watch/so44586951