フカボリBiz #023【アニメ・マンガ業界に迫る「見えない危機」】

フカボリBiz #023【アニメ・マンガ業界に迫る「見えない危機」】

「出生数72万人」という衝撃的な統計が発表された。かつて年間100万人を割り込むだけでも驚きだったものが、いまや推計を15年も早めるペースで下落中。加えて自然減による人口減少で、国内マーケットは先細りしていく。ものづくり産業も黄信号が灯り、アニメやゲームなどのコンテンツ産業も作り手の減少という深刻な課題を抱えることになる。欧州のようにEUという枠組みで生き残れない日本は、いったいどこへ向かうのか……。 先日報じられたニュースによると、昨年の新生児数は約72万人にとどまったという。これは推計よりも15年早いペースで出生数が減少している数字。非常に憂慮すべき事態になっている。 出生数の大幅な減少にはコロナ禍が大きく影響した。しかし、いったん下がった出生数は、その後思うように回復していない。 メディアでもこの数字に慣れてしまっているのか、かつてほど大きく報道されなくなった。年間100万人を下回ったことが「とんでもないことだ」と言われていた時期が懐かしいくらいだ。 昨年亡くなった方は約160万人だというから、日本人だけの自然増減で見ると、1年で約88万人もの人口が減少している計算になる。このペースが続けば10年で約900万人、20年で約1,800万人という勢いで人口が減ってしまう。 振り返れば、日本の人口はピーク時には約1億2,800万人に達していた。世界の国々と比べても有数の人口規模であり、その人口の多さこそが日本経済の大きな源泉でもあった。 だが、今後は1億人を割り込むどころか、さらに加速度的に減っていく。(続く)

http://www.nicovideo.jp/watch/so44748908