笹さんが、アマゾンの奥地から世にも恐ろしい呪いの書を発見してしまった。その名は、『皇室の掟』。著者は「憲政史家」などを自称しながら暗い山に潜み、歴史学上誰も唱えたことのない不可解な説を編み出して、何が何でも女性天皇の誕生だけは阻止しようとする、理解不能な情念に憑りつかれた人物である。笹さんはさながらエクソシストの如く、悪魔祓いをすべくこの書の解析に挑んだが、本文に入る前に掲載されている天皇の系図だけでも大難関!「暗い山の人」は、「正統」には「せいとう」と「しょうとう」の二種類があるなどという、未だ誰も聞いたことのない説を言い出し、歴代天皇を全く独自の解釈で「せいとう」と「しょうとう」に分け、これまで書かれたことのない、全く新しい「天皇系図」を提示していく!一切意味の分からない、呪われているとしか思えない、不可解な境地に挑むオカルトハンター、笹幸恵、そして大須賀淳!この怪談に、出口はあるのか!?