「龍門山秘境 花を守る庭師」【英語字幕付き】

「龍門山秘境 花を守る庭師」【英語字幕付き】

 中国西南部・大熊猫国家公園の一角、海抜1800メートルの龍門山脈の深山には、アジア最大規模を誇る「華西亜高山植物園」がある。ここでは430種を超えるツツジが守られ、20年、30年と人生をかけて花と向き合う“庭師たち”が暮らしている。 副主任の王飛(ワン・フェイ)とその仲間たちは、極寒や豪雪、通信も電気も届かない過酷な環境の中で、ツツジの播種から開花までの長い年月を見守ってきた。1粒わずか10ミリにも満たないツツジの種は、発芽までに2年、花を咲かせるまでには十数年を要する。彼らは毎日苗床を見守り、水を与え、草を抜き、時には命の危険を冒してチベットまで採集に赴く。 園丁の李建書(リー・ジエンシュー)と妻・周小芳は1988年に園を開いて以来、電気のない日々を4000本ものろうそくで照らしながら暮らしてきた。彼らにとってツツジはまるで自分の子どものような存在であり、「花が咲くたびに、生きてきてよかったと思う」と語る。 龍門山脈は、地理・気候・文化の境界線として四川とチベットの間にそびえる。その厳しい自然の中で、ツツジは繰り返し咲いては散り、また新しい命をつないでいく。王飛たち“第三世代の庭師”は、600ムー(約40ヘクタール)の園全体をツツジで満たすことを目指し、「命で命を守る」という信念のもとで働き続けている。 春から初夏、山を彩るツツジの群れは、彼らの40年にわたる努力の結晶であり、龍門山に息づく静かな祈りでもある。

http://www.nicovideo.jp/watch/so45599263