今週の「ありかなしか」は、イーロン・マスク氏の報酬をめぐるニュースだ。Teslaの株主総会で、総額150兆円規模の報酬案が承認されたという。これはもう、常識を超えた金額である。 現在、Teslaの時価総額は約150兆円前後。つまり、会社そのものと同じ規模の報酬が設定されたということになる。もちろん、150兆円をすぐに手にできるわけではない。この金額に到達するのは、Teslaの時価総額が1,000兆円規模になった場合の話だ。つまり、現状の約6倍にまで成長することが条件であり、これは相当ハードルの高い設定である。ただ、株主はそれを理解したうえで承認した。ある意味、マスク氏の「夢」に賭けたということだろう。だが、時価総額1000兆円というのは、常識的に考えればかなり非現実的な数字に聞こえる。でも、だからこそ意味がある。(続く)