Storyline 年越し恒例の特別番組、「春晩」の愛称で知られる中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の「春節聯歓晩会(春節の夕べ)」が、北京時間16日午後8時にスタートした。 午年の新年、「騏驥馳騁 勢不可擋(駿馬の如く、勢いあふれる一年に)」をテーマに、歌、踊り、漫才、コント、伝統劇、武術、マジックなど様々なジャンルのパフォーマンスが約4時間半にわたって披露された。新時代の精神を浮き彫りにし、中国の未来に向けた躍動的な美しさが視聴者を魅了した。 豊かな文化と娯楽性を織り交ぜた魅力あふれる饗宴が、同時に世界中の視聴者に届けられ、人々が旧正月の到来を祝う一夜を彩った。 毎年、「春晩」の舞台を異なる地域に設けることは今や「春晩」の伝統となり、中国の多様な風土と文化的伝統を広く世界に発信している。 今年は北京のメインスタジオに加え、「中国雪の郷」と呼ばれる北東部・黒竜江省ハルビン市、「世界雑貨卸売り市場」で知られる東部・浙江省義烏市、科学技術イノベーションの急速な発展を誇る東部・安徽省合肥市、自然景観と独特な文化で名高い南西部・四川省宜賓市で4つの中継会場も設けられ、地域ごとの特色を生かしたパフォーマンスも披露された。 「春晩」は中国の伝統文化に根ざし、絶えず向上し前進する象徴である「馬」の精神を創造的なデザインに織り込んだ。 近年、「春晩」はハイテク感が際立ち、今年の見どころの1つは先進的なAI技術を導入したヒューマノイドロボットの登場だ。ステージでは、中国武術の「太極拳」から「酔拳」に至るまで、ロボットたちが生身の人間と息の合った動きを見事にこなして見せた。さらに棒や剣、ヌンチャクといった伝統武術で使用される打撃武器も巧みに操り、スピード、正確さ、高度なバランス感と協調性などの技を滞りなく披露した。 とくに、CMGの人工知能生成コンテンツ(AIGC)による実景特撮技術が、今年の「春晩」で革新的応用として初披露され、中国のハイテク技術の進歩が視聴者を驚かせている。 春節(旧正月)は中国人にとって最も重要な伝統的な祝祭日であり、「春晩」を観ることは、数億に上る中国の家庭で大切にされる祝賀の一部となっている。 1983年の初放送以来、「春晩」はギネス世界記録によって「世界で最も視聴されている年間テレビ番組」として認定されている。 さらに、春節(旧正月)そのものは2024年12月、ユネスコの「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」にも記載された。