サムスン電子の2026年第2四半期、4〜6月の営業利益が、この3か月だけで89兆ウォン、日本円でおよそ9.5兆円になった。メーカーとして世界一の営業利益で、あのNVIDIAを抜いた。NVIDIAの四半期の最高益が535億ドル、日本円で8兆円台。サムスンはそれを超えたことになる。前年の同じ時期と比べて、19倍近い。数字だけ見ると、ちょっと現実味がない。NVIDIAはGPUで儲けている会社だ。ここ数年のAIブームでGPUの需要が爆発して、しかも事実上の独占供給だから利益が一気に膨らんだ。ここはわかりやすい。サムスンの9.5兆円も、きっかけは同じAIの波だ。メモリ半導体のスーパーサイクルで、AIサーバー向けのDRAMやNANDの値段が急騰した。NVIDIAの新しいAIチップに載るHBM、広帯域メモリを供給しているのがサムスンで、この一年で利益の桁が変わった。ただ、これは金額の大きさだけの話じゃない。(続く)