長安陥落! 帝を弑す【夕刊シチ 5月27日号 418年10月】

長安陥落! 帝を弑す【夕刊シチ 5月27日号 418年10月】

【418年10月】資治通鑑原文3504文字(119/365位)【登場人物】・メインキャスト 5/7-劉裕-5/30 5/12-陶淵明-6/5 5/25-劉義隆-7/2・準メインキャスト 4/28-赫連勃勃-6/3 5/4-沮渠蒙遜-6/12 5/4-馮跋-6/8 5/11-拓跋嗣-6/1 5/23-檀道済-6/14 5/23-崔浩-6/29 5/26-劉義慶-6/23【できごと】 いよいよ長安に赫連勃勃が接近します。完全に風雲急を告げています。ところでトップ将には二人の補佐官がつきます。軍事畑の司馬、事務畑の長史です。ここで劉義真の司馬は死んだ王鎮悪で、長史は王修といいました。そしてここで、劉義真はわがまま坊主のうえ、王修によく叱られていました。まあ当時の劉義真、十歳ですしね。やむを得ない。しかし問題は、そのわがまま坊主が大権握る長安の長官だったことです。王鎮悪周りのドタバタにかこつけ、劉義真、王修を処刑。これが長安に取り、トドメとなりました。軍の統率は完全に失われます。これを聞いた劉裕は慌てて朱齢石を送り込みましたが、時既に遅し。またたく間に長安は陥落し、朱齢石をはじめとした多くの将軍が戦死、捕縛。劉裕の北方計略、完全破綻のお知らせです。怒った劉裕は再度軍を編み、長安奪還を言い出しますが、謝晦らに諫止され、諦め、長安の方を向いて涙しました。劉義真はなんとか長安を脱出、帰還を果たします。 赫連勃勃の長安平定戦は、その大枠が王買徳の差配によるものでした。このため王買徳への寵愛は、いよいよマックスに。そして赫連勃勃は皇帝を名乗ります。ただし都は長安でなく、統万城のままでした。北魏と対抗するためには、長安では心許ない、がその理由とのことです。あと引き続き取ってつけたような暴虐エピソードが乗りチベスナ顔を禁じえません。 ここで北魏の話をしておきます。彗星が天をよぎったということで、これはいったいどの国の凶兆なのだろうか、と拓跋嗣が問いました。すると崔浩が「晋でしょう」と答えます。つまり、劉裕による簒奪です。 晋には「昌明の後になお二帝あり」という歌が流行っていました。昌明とは孝武帝のこと。安帝では、まだ一人。ということで劉裕、安帝を暗殺。司馬徳文を皇帝に立てます。恭帝です。 このころ、北涼に追い詰められた西涼の李歆は逆襲を言い出します。臣下らはみな、どころか母親までもが「今は内政に専念してください!」と諫めますが、聞きません。もうこれまで何度も見たパターンが、涼でも起こるようです。 と言うわけで、次回。滅びます、二つの国が。

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