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聖地マシュハドのイマーム・レザーの聖廟にて
イラン北東部の聖地マシュハドにある
シーア派8代目イマーム・レザー聖廟での伝統的な
宗教行事の1つに説教会(ホトベハーニー)があります。
この説教会が実施されるのは1年を通して2回だけです。
それはイマーム・レザーの殉教日の前夜とイスラム暦モハッラム月10日の
3代目イマーム・ホサインの殉教日・アーシューラーの前夜です。
この行事での説教は神を賞賛し預言者とその一門に平安を送ることで
これはサファヴィー朝時代から広く行われていました。
シーア派8代目イマーム・レザーの殉教日
追悼行事に参加するためイマームレザー聖廟に壮大な巡礼者たちが集います。
この儀式において人々は手に手に火を灯したろうそくを持ち
イマーム・レザー殉教にまつわる説教の文言に深く聞き入ります。
イランの名所旧跡と音楽→mylist/61515778
イランの音楽『モハッラム月の追悼期間の哀歌』
追悼歌の巨匠、ハッジ・マフムード・キャリーミーによる哀歌です。
20世紀初めの立憲革命に殉じた若者を悼んで歌われた歌で
若者の血を赤いチューリップにたとえています。
「モハッラム月」は、シーア派イスラム教徒にとって
3代目イマームホサインの殉教日がある月で、追悼の月となります。
この月とその次の月の2ヶ月間は、イランでは結婚式が行われません。
次の月には、預言者ムハンマドの命日があるからです。
モハッラム月には、哀歌を歌ったりなどの追悼儀式が行われます。
イラン人にとっては特別な思いのある大切な月でこの行事は国を挙げて行われます。
イラン人をはじめとするシーア派教徒は
イラクのカルバラにあるイマームホサインの聖廟を訪れたいと願っています。
イランの名所旧跡と音楽→【mylist/61515778】