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20210702_中国新疆ウイグル自治区、世界的包囲網完成。この背景にはどう見ても□!_
このチャンネルにお越しくださり、ありがとうございます。
私、直家GO®は、2019年10月からYouTubeにて活動をしております。
ご存じのとおり昨今は言論弾圧が厳しくなり、ユーチューバーにとっては
YouTubeからの警告と同義である「広告はがし」を何度もされてきました。
時には「投稿禁止」とされてしまったこともあります。
2023年年末には、言論弾圧がより厳しくなったことを受け、
YouTube「直家GO」チャンネルを保護するために、
これまで投稿した動画やライブ配信動画を3動画のみ残して、
他はすべて削除せざるを得ませんでした。
私が運営する他のYouTubeチャンネルにおいても、多くの動画を削除しました。
しかしながら、削除した動画を見返してみると、
このままお蔵入りさせるには、あまりに惜しい動画がたくさんありました。
例えば平岡直家チャンネルにおいては
2018年にはパンデミックを予想した放送をしておりました。
また、安倍晋三元首相の暗殺事件の前の参議院選挙については、
私が運営する複数のYouTubeチャンネルにおいて、1か月以上前から
「今回の選挙は何かが起こる! 選挙前48時間を切ったら要注意!」
と言い続けておりました。
また直家GO®の個人的なことにはなりますが、
3.11の地震の前に、何かが計画されているのを感じて備蓄をしておりました。
そのため3.11が起きた時には、既に1年分以上の備蓄を用意してありましたので、
何かが無くて困る、ということはありませんでした。
こういった経緯を踏まえ、YouTube「直家GO」チャンネルにて放送した動画を
こちらにて公開することにしました。
動画の端々に将来起こりうることを予測した内容がちりばめられています。
その未来予測は大きく分けると、下記の2つになります。
・シナリオが変わったので、現在は気にしなくても良い未来予測
・単純にまだ起こっていない未来予測
果たして、この動画はどちらなのか?
そういう視点で見ていただきますと、より有用と存じます。
各動画の動画タイトルの冒頭に、YouTubeで放送した日付が組み込まれておりますので、
ご参考になさってください。
なお、疑問点がある場合にはご連絡いただきますと、
動画やオフ会にてお話しさせていただくかもしれません。
CMG「2024年春晩」、約4時間半の生放送スタート
Storyline
中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の「2024年春節聯歓晩会」(春晩)が、北京時間9日午後8時に放送をスタートした。2024年の春節(旧正月)は2月10日にあたり、辰年の到来を告げている。
約4時間半におよぶ大型バラエティ特番には、アクロバット、コント、マジックショー、武術、歌、踊り、曲芸、京劇、相声(漫才)など、多彩なプログラムが盛り込まれている。
「2024年春晩」は、中国の伝統的な文化要素からインスピレーションを得て、人々のより良い生活を送る自信と幸せな人生への追求を強調する内容になっている。
そして、全国各民族人民、香港とマカオ特別行政区および台湾地区の同胞や海外の華人華僑を含む世界中のすべての中国人に温かい新年の挨拶を贈っている。
今年の「春晩」は、北京のメイン会場と、遼寧省瀋陽市、陝西省西安市、新疆ウイグル自治区カシュガル市、湖南省長沙市に設けられた4つのサブ会場を結び、人々に豊かな文化的饗宴を提供し祝祭の雰囲気を際立たせている。
「春晩」は1983年から毎年放送され、中国伝統の旧正月を祝う行事として欠かせない文化的シンボルとなっている。また、世界で最も視聴者数の多いテレビ番組としてギネス世界記録にも認定され、毎年10億人以上が視聴している。
CMG「2024年春晩」ハイライト発表、超高画質で世界に配信
Storyline
中国恒例の旧正月年越し番組、「春晩」の名で親しまれている「春節聯歓晩会(春節の夕べ)」。春節ムードが高まる中で、21日には「2024年春晩」に向けた2回目のリハーサルが行われた。
中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG) 制作による「2024年春晩」は、幅広い出演者が一堂に会し2月9日夜に生放送される。4時間におよぶ大型バラエティ特番には、歌や踊り、曲芸、京劇コント、相声(漫才)など、多彩なプログラムが盛り込まれている。
今回のリハーサルは、北京のメイン会場と、遼寧省瀋陽市、湖南省長沙市、陝西省西安市、新疆ウイグル自治区カシュガル市に設けられた4つのサブ会場との、初の合同リハーサルとなった。各サブ会場の特色ある舞台デザインやプログラムは、それぞれの風土や人情を表し、春節のお祭り気分を盛り上げている。
リハーサルでは、メイン会場とサブ会場とのスムーズな連携で、歓喜に満ちた辰年の祝祭の雰囲気が醸し出され、観客からも温かい拍手が送られた。
「春晩」は1983年から毎年放送され、中国伝統の旧正月を祝う行事として欠かせないものとなっている。
CMG 2024辰年「春晩」アニメPV公開
Storyline
中国恒例の旧正月年越し番組、「春晩」の名で親しまれている「春節聯歓晩会(春節の夕べ)」。春節ムードが高まる中で、21日には「2024年春晩」に向けた2回目のリハーサルが行われた。
中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG) 制作による「2024年春晩」は、幅広い出演者が一堂に会し2月9日夜に生放送される。4時間におよぶ大型バラエティ特番には、歌や踊り、曲芸、京劇コント、相声(漫才)など、多彩なプログラムが盛り込まれている。
今回のリハーサルは、北京のメイン会場と、遼寧省瀋陽市、湖南省長沙市、陝西省西安市、新疆ウイグル自治区カシュガル市に設けられた4つのサブ会場との、初の合同リハーサルとなった。各サブ会場の特色ある舞台デザインやプログラムは、それぞれの風土や人情を表し、春節のお祭り気分を盛り上げている。
リハーサルでは、メイン会場とサブ会場とのスムーズな連携で、歓喜に満ちた辰年の祝祭の雰囲気が醸し出され、観客からも温かい拍手が送られた。
「春晩」は1983年から毎年放送され、中国伝統の旧正月を祝う行事として欠かせないものとなっている。
2024年春晩の2回目リハーサル完了、北京とサブ会場合同で
Storyline
中国恒例の旧正月年越し番組「春晩」の名で親しまれている「春節聯歓晩会(春節の夕べ)」。春節ムードが高まる中で、21日には「2024年春晩」に向けた2回目のリハーサルが行われた。
中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG) 制作による「2024年春晩」は、幅広い出演者が一堂に会し2月9日夜に生放送される。4時間におよぶ大型バラエティ特番には、歌や踊り、曲芸、京劇コント、相声(漫才)など、多彩なプログラムが盛り込まれている。
今回のリハーサルは、北京のメイン会場と遼寧省瀋陽市、湖南省長沙市、陝西省西安市、新疆ウイグル自治区カシュガル市に設けられた4つのサブ会場との初の合同リハーサルとなった。各サブ会場の特色ある舞台デザインやプログラムは、それぞれの風土や人情を表し、春節のお祭り気分を盛り上げている。
リハーサルでは、メイン会場とサブ会場とのスムーズな連携で、歓喜に満ちた辰年の祝祭の雰囲気が醸し出され、観客からも温かい拍手が送られた。「春晩」は1983年から毎年放送され、中国伝統の旧正月を祝う行事として欠かせないものとなっている。
【ウイグルの声#67】世界史的意義あり!「ホータン・イスラム政府」の歴史[R5/9/23]
進行:
ムフタル・アブドゥラフマン(日本ウイグル協会理事/九州大学人文科学研究院哲学専門研究員)
三浦小太郎(評論家 / 日本ウイグル協会)
『Uyghurlar Awazi』Puroguramimiz Xitay tajawuz chilirining Uyghurlargha qaritaelip beriwatqan atmulatsiye siyasiti astida Yoqulush girdawigha duch kiliwatqan Uyghurlarning Medeniyiti, Tarixi we Hazirqi ehwallirini koptilliq shekilde Dunyagha tarqitishni mexset qilidu.
日本ウイグル協会
http://uyghur-j.org
◆ウイグル「ジェノサイド」国会議員アンケート・集計結果
http://www.ch-sakura.jp/1633.html
◆有料番組 ch桜大学開校!
https://sakura-daigaku.jp/
◆チャンネル桜・別館
https://www.youtube.com/channel/UCGbS...
※チャンネル桜では、自由且つ独立不羈の放送を守るため、『日本文化チャンネル桜二千人委員会』の会員を募集しております。以下のページでご案内申し上げておりますので、全国草莽の皆様のご理解、ご協力を、何卒宜しくお願い申し上げます。
http://www.ch-sakura.jp/579.html
◆チャンネル桜公式HP
http://www.ch-sakura.jp/
【ウイグルの声#58】証言~ウイグルで何が起こったのか[R4/11/5]
進行:
ムフタル・アブドゥラフマン(日本ウイグル協会理事/九州大学人文科学研究院哲学専門研究員)
三浦小太郎(評論家 / 日本ウイグル協会)
『Uyghurlar Awazi』Puroguramimiz Xitay tajawuz chilirining Uyghurlargha qaritaelip beriwatqan atmulatsiye siyasiti astida Yoqulush girdawigha duch kiliwatqan Uyghurlarning Medeniyiti, Tarixi we Hazirqi ehwallirini koptilliq shekilde Dunyagha tarqitishni mexset qilidu.
日本ウイグル協会
http://uyghur-j.org
◆ウイグル「ジェノサイド」国会議員アンケート・集計結果
http://www.ch-sakura.jp/1633.html
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※チャンネル桜では、自由且つ独立不羈の放送を守るため、『日本文化チャンネル桜二千人委員会』の会員を募集しております。以下のページでご案内申し上げておりますので、全国草莽の皆様のご理解、ご協力を、何卒宜しくお願い申し上げます。
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ウイグル問題を学び、共産主義の脅威と苦闘した先人を思う。|書評『新疆ウイグル自治区ー中国共産党支配の70年』熊倉潤(中公新書)
【動画の内容】
ウイグル問題を学び、共産主義の脅威と苦闘した先人を思う。|書評『新疆ウイグル自治区ー中国共産党支配の70年』熊倉潤(中公新書)
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■久野潤(くのじゅん) 歴史学者/日本経済大学准教授
昭和55年大阪府生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、京都大学大学院法学研究科国際公共政策専攻修了。専門分野は近現代日本の政治外交とその背景思想で、大阪国際大学・皇學館大學・名城大学の非常勤講師を経て、現在は日本経済大学准教授。学術研究以外にこれまで500社以上の神社と350名以上の戦争経験者を直接取材・調査し、著書や雑誌記事を執筆。
令和2年の『日本書紀』編纂1300年にあたっては、『決定版 日本書紀入門』(竹田恒泰との対談、ビジネス社)出版のほか、『夕刊フジ』で「国難を乗り越える日本書紀」を連載。
17.「天山南北」環境保護に力を入れる新疆の大手鉄鋼会社
Storyline
新疆ウイグル自治区は国の計画に基づいて汚染や炭素排出の削減目標を設定している。新疆の鉄鋼会社は、経済的利益と環境保護のバランスを取る取り組みを強化中だ。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
「第14次5カ年規画」(2021-2025年)は今後5年間ないしそれ以上の期間のトップレベル政策の青写真だ。今後数年間で産業構造を改善し、GDP当たりの二酸化炭素排出量を18%削減する目標を打ち出している。
新疆中部の和静県にある大手鉄鋼会社の環境保護部門責任者・朱科旭氏は、どう炭素排出削減政策を堅持するか、そして同時にどう発展目標を追求するかを詳しく語った。
<鉄鋼会社の環境保護部門責任者 朱科旭氏>
「鉄鋼業はエネルギー消費量が多い。現在、鉄鋼業界の炭素排出量を超低レベルに維持するために、国は全面的で規模の大きい整備を実施している。窒素酸化物、二酸化硫黄、粒子状物質の3つのパラメータの監視測定はオンラインモニタリングに入れる。5年後、全面的な超低排出の任務を遂行するために、我社は詳細な5か年規画を立てた。この5年間で約6億元(約9100万米ドル)を投資し、主に集塵設備、脱硫脱硝設備の改善に重きを置く計画だ」
朱科旭氏の会社は急速な進歩を遂げており、廃水のリサイクル率はすでに100%に達したという。
<鉄鋼会社の環境保護部門責任者 朱科旭氏>
「私たちは1万立方メートルの廃水処理能力を有していて、すべての水をリサイクルしている。1日に約6000トンの廃水を処理することができる。廃水の排出について国には厳しい基準があり、その基準を満たさない水は絶対に排出してはならない。今では業界全体で廃水の排出口はない。全ての廃水は処理後に再利用されている」
業界の他の多くの企業が政府の環境保護規定に適合しない場合、閉鎖されるリスクにさらされる可能性があると朱科旭氏は付け加えた。
<鉄鋼会社の環境保護部門責任者 朱科旭氏>
「企業が基準を満たしていないと初めて判断された場合は政府の関係部門が処罰を下す。しかし、もし何度も基準を満たさず、しかも改善していない場合、企業は閉鎖される可能性がある」
16.「天山南北」白鳥の世話に人生を捧げる 新疆のベテランレンジャー
Storyline
中国北西部新疆ウイグル自治区のバヤンブラク草原国立自然保護区で30年間にわたり白鳥の世話をしてきた保護区管理員のラグワさんは、その生涯を白鳥に捧げたベテランだ。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
バヤンブラク草原国立自然保護区には多くの野鳥が生息しており、中国で最大の白鳥保護区として機能している。伝統的な牧畜民の多くは白鳥を「天使」または「幸せな鳥」とみなしている。ラグワさんのような保護区管理員が優雅な鳥の世話をすることに大きな誇りを持っている理由でもある。
<保護区管理員 ラグワさん>
「白鳥は天国の鳥だ。かなり知的な種であり人間とコミュニケーションすることができる。白鳥に餌をやることから世話をするようになった。彼らは私の子供のようだ。姿が見えないと不安になる。頻繁に会えない時は本当に恋しくなる。ここにはたくさんの種類の野鳥がいる。70種以上になる。向こうに見えるのは白鳥の群れ、家族だ」
1400平方キロメートル近くの面積をカバーする自然保護区は、白鳥にとって良好な生息地だ。通常は3月初めに飛来し、10月末頃まで滞在する。
バヤンブラクの地形は変化に富んでいるため、白鳥を保護することは簡単な仕事ではない。困難な地形のパトロールは、公園を散歩するようなわけにはいかないとラグワ氏は言う。
<保護区管理員 ラグワさん>
「パトロールは白鳥の安全確保を目的としている。 私たちは定期的に生息数を調べる。また、人的危害の有無や鳥の負傷もチェックしている。湿地は非常に危険だ。泥や水は多くのトラブルを引き起こす。沼では溺れる恐れもあるので、2、3人のグループでパトロールする必要がある。1人でそこに入ることはできない。人知れず沼に吸い込まれるかもしれない。パトロールは長くても10日間程度続く」
62歳のラグワさんは白鳥を保護して30年になる。パトロールは孤独だが、彼はこの仕事を愛しているという。
<保護区管理員 ラグワ氏>
「白鳥のいない環境は静かで寂しい。ここで生まれ育った私たちは、素晴らしい自然と広大な草原が大好きだ。私たちは鳥を守り、環境を保護するためにこの仕事をしている。毎年3月になると、白鳥が飛来するまでの日数を数えてしまう。子供たちも白鳥が戻ってくるのを楽しみにしている。私たちは白鳥をとても愛している」
15.「天山南北」新疆天山 融合する現代の水源保全と地元仏教僧の信仰
Storyline
中国北西部・新疆ウイグル自治区にそびえる天山、その奥深くに位置するバヤンブラク(巴音布魯克)草原では、近代的な水の保全という概念と、水の神聖性に対する地元仏教僧の信仰が天衣無縫に融合している。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
地元の仏教僧たちは水の清浄さを崇拝している。すべての川にはそれぞれの命があり、仏が宿っていると信じている。僧侶にとって、仏を拝むには清らかな水をたむけることが必要不可欠であり、それによって仏の恩恵に感謝し、命の調和を祈る。
<巴潤庫熱(Balun Kure)寺 Tiemerbat Darimzhan住職>
「小さい頃、山々は氷雪に覆われていたが、今はほとんど溶け始めている。こうした変化は、人口増加や環境汚染、地球温暖化によるものだ」
地元政府は、人々の環境保護意識の向上に取り組んでいる。バヤンブラクは国家級自然保護区に指定されたほか、家畜の放牧を制限する「退牧還草」や定住促進など一連の政策措置の取り組みが進んでいる。
Tiemerbat Darimzhan氏は、水源を守る環境保護策が宗教的信仰に合致していると考えているとして政府による取り組みを評価している。
<巴潤庫熱(Balun Kure)寺 Tiemerbat Darimzhan住職>
「動物であろうと人類であろうと、水がなければすべての生き物も生きられない。だから水を特に大切にし、しっかりと守ることが大事だ。先祖伝来の信仰によれば、大地が母親で、天が父親であるという。これがずっと守ってきた教えだ。故に水はある意味で、母なる大地のミルクのようなもので、大切にして守るべきものだ」
14.「天山南北」天山は宝の山 故郷の生物多様性を探る植物学者
Storyline
中国北西部の新疆ウイグル自治区に聳える広大な天山は、楊宗宗氏のような植物学者にとっては天国だとも言われる。彼は、この地域の多様性豊かな生物を発見して研究するために、天山をトレッキングしてまわることを愛してやまない。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
ボランティア環境保護活動家でもある楊氏の使命は、自分が発見したすべての生物種を分類することだ。他人から見れば奇妙な趣味にも思えるが、この土地を歩きながら美しい景色を堪能することが彼の最大の喜びでもある。
<ウルムチ市環境保護ボランティア 楊宗宗氏>
「自然の中で植物を探す時には、特別な感動がある。これまで、新疆北部で1~2万の標本を採集してきた。植物は自然界のどこにでもあるが、最も美しい色を加えている。それぞれの標本には、形態から遺伝子、更に環境の変化など、植物に関する情報が満載され、1つの標本から学ぶことが多い」
季節ごとに異なる花が咲き、どの植物にも存在する理由が隠されている。そして、天山の北側と南側では植生が大きく異なり、独自の特徴があると楊氏は言う。
<ウルムチ市環境保護ボランティア 楊宗宗氏>
「実は、植物の成長が一番環境の影響を受けている。気候や自然条件の変化など、植物の成長によって黙々と記録されている。だから、一見何の変哲もない植物であっても、科学的価値と食物連鎖における重要な意義がある。自然は完全なる食物連鎖であり、どの生物もその中に独特で重要な役割を果たしている。植物はみな、その種の固有の独自の遺伝情報を蓄積している」
この情熱的な植物学者は、植物は私たちが理解することさえできないぐらい人々の生活に不可欠だと考え、どんなに小さな変化も取り返しのつかない損失を招くと言った。
<ウルムチ市環境保護ボランティア 楊宗宗氏>
「植物は人間の生命を支えている。植物資源をよりよく保護し、持続可能な発展を実現してこそ、資源の枯渇を避けることができる。実は、植物を守ることは、私たち自身を守り、人間の根幹を守ることでもある。植物がなければ、動物や昆虫は食べていけない。生態学的な連鎖は相互作用の中で影響を受けることになる」
植物の研究は非常に体系的なプロセスが必要なため、実際には困難な作業だ。標本を適切に採取して保存するには通常2週間かかるが、乾燥しにくい場合、このプロセスは1、2ヶ月かかることもある。
<ウルムチ市環境保護ボランティア 楊宗宗氏>
「新疆の山間部では、季節的な封林と過放牧禁止によって、野生の植生がとても良く回復している。新疆地域の植生は非常に豊富だと気づいた。だから天山に行くと、本に載っているすべての植物を見てみたいと思う。彼らがどのように自然の中で生きているのか、生物学的な特徴を含めて研究したいと思う」
ここ数年、楊氏は新種を発見し続けている。自分の故郷は宝の山であり、まだたくさんの大きな門が開かれていないと言う。
<ウルムチ市環境保護ボランティア 楊宗宗氏>
「新しい発見をするたびに、この土地をいっそう好きになる。これらの標本がちゃんと保存できることを願っている。私がいなくなっても、たとえ100年経っても、人々はこの標本から何かの情報を得ることができるだろう」
13.「天山南北」天山氷河を見つめる科学者 気候変動に対応し生態を守る
Storyline
中国北西部の新疆ウイグル自治区ウルムチ郊外の天山を、30年間にわたり観察してきた科学者は、壊滅的な影響をもたらす氷河の融解を防ぐために力を尽くしてきた。彼は今、気候変動の脅威に警鐘を鳴らしている。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が15日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
李忠勤氏は天山氷河観測研究ステーションの所長として、ウルムチ市の重要な水源であり巨大な氷河を抱く天山の気候変動による影響を観測してきた。
李所長によると、1962年に観測を始めて以来、天山1号氷河は20%融解し、毎年5、6メートルのペースで後退し続けている。
<天山氷河観測研究ステーション所長 李忠勤氏>
「これはすべて地球温暖化によるものだ。地球上で広く排出される炭素や温室効果ガスが、氷河の後退を引き起こす可能性がある。ここはウルムチ川の源流で、最大の河川だ」
<天山氷河観測研究ステーション所長 李忠勤氏>
「結果として水量が減少することになり、流れが止まるかもしれない。この水の恩恵を受けているウルムチの住民たちの生活と生産活動に影響を与え、周辺の生態環境にも影響を与える」
李所長の研究チームは、氷河のわずかな変化にも反応する高度なレーザースキャン技術を使って、毎月氷河の融解速度を観測している。
今は科学者の訪問だけが許可されている。李所長は氷河にも意識が存在すると考え、人々は氷河を他の生き物と同じように扱わなければならないと言う。
李所長とチームはこの氷河は今世紀末に消滅すると予測しているが「非常に残念なことだ」と示した。
<天山氷河観測研究ステーション所長 李忠勤氏>
「これが自然の摂理だ。私たちは氷河を守ると同時に、変化に対応するための戦略を立てなければならない。例えば、天山の北斜面にはウルムチを含む多くの都市がある。そのため、社会発展と水資源を調和させる研究をしなければならない。新疆南部では、様々な状況における氷河の変化と、開発の影響も予測すべきだ」
李所長はまた、マクロ的にもミクロ的にも氷河の融解速度を低下させる方法を提案する。
<天山氷河観測研究ステーション所長 李忠勤氏>
「マクロ的にいうと、気候変動の傾向を緩和する研究をしなければならない。氷河表面の反射率は、過放牧や道路工事による粉塵などの原因で下がり、融解を加速させる。だから、環境保護は氷河を保護するための鍵である」
12.「天山南北」革アーティスト 絶妙なデザインで新疆の多様な文化を世界と共有
Storyline
ウルムチを拠点とする革アーティストは、中国北西部の新疆ウイグル自治区の多民族文化を世界と共有することを目指して、複雑なデザインを巧みにカットし、見事な一連の革作品を制作している。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
孟璐璐という才能ある芸術家は、自身の独特な革作品を誇りに思い、新疆ウイグル自治区の豊かな文化的構造に人々の注目を集めることを望んでいる。
<孟璐璐氏>
「特定の民族グループとして自分自身を主張するのは嫌だ。私は新疆ウイグル自治区出身と言う。私は新疆の『民俗文化の百科事典』のような役割を担い、より多くの人々に紹介したいと思っている。自分の作品を通して新疆の民俗文化を紹介し、民俗文化からインスピレーションを得て、さらに多くの作品を製作していく。私が作るのは窓のようなものだ。人々はその窓を開けて、宝の山である新疆の民俗文化の眺めを鑑賞することができる」
新疆ウイグル自治区で生まれ育った孟氏は、身の回りの暮らしから創作の要素を抽出し、現代の技術を通して民俗文化を提示している。
孟氏によれば、新疆ウイグル自治区の民俗文化はそれ自体が非常に膨大であるため、彼女でさえ一生のうちにそれをすべて掘り下げることができないという。
革の芸術家になった後、孟氏は民族について学ぶことがたくさんあることを発見したが、異なる民族文化の間に多くの相互関係が存在することも見出している。
<孟璐璐氏>
「各民族の雑居により、誰もが自分の文化の中には他の民族のものを持っていることに気づいた。そのため、特定の民族衣装や日常生活にも他の民族のトーテムイメージやパターンを見つけることができる。その中に含まれる美しさへの求めやより良い生活への憧れも同じなのだ。それはとても面白い。すべての民族が独自のいわゆるコードを持っているように思われる。しかし実際に掘り下げてみると、各民族の文化、料理、地元の伝統、そして野生生物と自然に対する理解は、相互に関連していることがわかる」
孟氏は、一部の人々がまだ新疆に対して特定の偏見を持っていることを悲しく思い、多くの人々がこの地域の真の全体像を見たり評価したりしていないと言う。
そのため、孟氏は自分の作品を「グローバル化」して、新疆の多様な文化を世界に紹介できるようにしたいと考えている。
<孟璐璐氏>
「新疆ウイグル自治区には深い思いがある。多くの人が新疆の民族文化や人文科学をある種の偏見で認識し、特定の特徴しか見ることができなかったので、時々私は少し失望していた。より多くの人に優れた特徴を見てもらうために、自分の作品をより高い国際舞台にのせられることを常に望んでいた。私の作品は、さまざまな文化的宝石をたくさん収納できるトレイだと思う。そうすれば、より多くの人に見てもらえるようになる」
11.「天山南北」音楽の力を融合し偏見を無くす 新疆ミュージシャンの挑戦
Storyline
中国北西部の新疆ウイグル自治区、ホータン地区のケリヤ(于田)県に住む才能あるミュージシャンのMemetjan Metqasim氏は、そのメロディーを通して新疆文化の普及と偏見の払拭に力を尽くしている。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
Memetjan Metqasim氏にとって、音楽は苦しいときに自分を癒してくれる薬のようなもので、故郷はインスピレーションの源だ。音楽を作るときには、子供の頃の記憶を思い出し、それがメロディーになっていくことが多いという。
<Memetjan Metqasim氏>
「すべての曲にとって、一番大事なのは感情だと思う。メロディーを作るのではなく、感情を表現するのだ。世界にないものを作り出すわけだから、とても幸せだ。お金で買えない幸せだ」
彼にとって音楽の美意識とは、現代的なものと伝統的なもの、民族のスタイルと世界のスタイルが融合し、矛盾せずに調和して共存することだと考えている。
<Memetjan Metqasim氏>
「私の音楽観は、私の美意識を反映している。美しいメロディーを作れば、それを世界に向けて歌いたい。多くの人は、現代のものと伝統のもの、民族のものとグローバルなものは衝突すると言うが、私はそうは思わない。インスピレーションの源であり、それらを融合させるものが今の時代にある」
北京から故郷に戻ったMemetjan氏は、慣れ親しんだ環境を再認識し、新たなインスピレーションを得ようとしている。そしてまた、若者や地域全体に対して持たれている偏見を払拭したいと考えている。
<Memetjan Metqasim氏>
「新疆の若者は現代のものを拒絶し、閉鎖的だと外部の人は思いがちだ。しかし、そんなことはない。今すべての若者が、発展する新疆を変え、大切にしようと努力している。新疆に対する理解不足がこうした偏見を生んでいると思う。この土地には、たくさんの民族がいて、たくさんのメロディーがある。水のようなものだ。水をいろいろな容器に入れると、いろいろな形になれるよね。また、光の当たり方によって、水はさまざまな色に変わる。それが私の新疆に対する印象だ。虹のように変化に富んでいる」
音楽家として多くの民族文化に触れてきたMemetjan氏は、その影響を自分の作品にも反映させている。彼は、自分が作った民族色豊かな音楽が、そのような偏見を打ち砕き、人々に新疆についてもっと知ってもらうことになればいいと願っている。
<Memetjan Metqasim氏>
「私の願いは、伝統を継承すると同時に革新的であるというものだ。自分の解釈で、私たちの民族音楽を世界の舞台で輝かせたい」
10.「天山南北」カシュガル旧市街 新進気鋭のカフェは真の新疆を見る窓
Storyline
中国北西部の新疆ウイグル自治区カシュガル市に住むMardan Ablimit氏は、ユニークなコーヒーショップを立ち上げた。この店は、地元の人々や観光客に、カシュガルの盛んな地域文化の真の味を体験してもらう新たな窓を開いた。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
吐曼河のほとりで育ったMardan Ablimit氏は、故郷のユニークな体験を他の人々にも提供したいと考えた。
<Mardan Ablimit氏>
「自分だけの空間を作りたかった。そこで、コーヒーショップを経営することを思いついた。他の人から見れば、この店はこの地域とは全く合わないかもしれない。この店が旧市街に存在する理由を言えば、ある種の融合になるかと思う」
Mardan氏は、このコンセプトをドリンクにも応用し、地元のハーブを加えることで、伝統的なコーヒーに新しい風を吹き込んでいる。
<Mardan Ablimit氏>
「このような融合は、店のインテリアにも私の特製ドリンクにも見てとれる。西洋のコーヒーと地元のハーブをブレンドした特別なコーヒーを作った。客は『わぁ、オールドタウンのような濃厚な飲み物だね』と言ってくれる。それで私は『じゃあ、カシュガル・コーヒーと名付けよう』と言った」
新進気鋭の起業家である彼は、このコーヒーショップが地元の文化やコミュニティを紹介する窓の役割を果たしていると語る。
<Mardan Ablimit氏>
「そもそもこの店のコンセプトは、モダンとトラディショナルの融合だ。旧市街に来て、この店に入ると、カシュガルのミニチュア版を体験できる。旧市街は使い古されたように見えるかもしれないが、実はそうではなく歴史の重みを感じさせる場所だ。歩き回って自分の内面に触れることができる空間だ」
コーヒーを愛する彼は、より多くの人に歴史の重みも感じてもらいたいという思いから、県内の蚤の市などを回って古いものをたくさん集め、店を飾った。
<Mardan Ablimit氏>
「記憶を残したい。人々を店の空間に引きよせ、私たちの文化を知ってもらう。お客さんは最初何も知らないかもしれないが、やがてリラックスしてもらえるようになるだろう。年配の方も新しいことに挑戦するし、私のような若い者も夢を追いかけている。だから、旧市街にモダンなコーヒーショップがあっても何の矛盾もない」
Mardan氏の夢に向かう努力と献身の姿勢は、他の多くの人の起業家精神をも刺激している。
<Mardan Ablimit氏>
「2階に住んでいる人たちは、通り沿いの部屋を店舗として使い、何らかビジネスを始めようとしている。旧市街の新しい発展に消極的だった旧来の考え方を捨てて、みんな時代の変化を受け入れようとしている」
Mardan氏は、うわさを信じるよりも、実際に新疆を訪れて体験してもらいたいという。
<Mardan Ablimit氏>
「新疆についてうわさしか知らない人たち、新疆に行ったことのない人たちの誤解を解きたいと思っている。うわさに耳を傾けるだけで、実際に行って現地の生活を体験しようと思ったことはないのでは。それを変えたい。彼らにはカシュガルに、新疆に来る勇気が必要だ。そうすれば、私のような祖国への深い愛情を持った若者に出会うことができる」
Mardan氏は、誰もがこの地域を訪れることを歓迎している。そして、いつの日か自分の店に座ってコーヒーを飲み、地元の文化を体験することを願ってやまない。
<Mardan Ablimit氏>
「新疆は、一生に一度は訪れるべき場所だと思う。様々な国の様々なルーツを持つ人々が旧市街を闊歩している姿を見たい。色んな言語が飛びかうコーラスを聞く、そんな光景をぜひ見てみたい」
9.「天山南北」新疆の女性起業家 純白ウェディングドレスへの憧れを現実に
Storyline
中国北西部・新疆ウイグル自治区カシュガル地区の女性起業家は、あえて世間の常識をうちやぶり、地元の女性に純白のウェディングドレスを紹介するブライダルショップを始めた。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
ウェディングドレスを扱うショップを経営オーナーのSamira Arkinさんは、女性はみな生まれながらのダイヤモンドで輝きたいと思っている。そしてウェディングドレスの夢を求める権利を持っていると考えている。
Samiraさんは2003年に大学に入学、そして2010年にカシュガル地区に戻ってきた。特に旧市街地を歩く女性の服装を見て、彼女たちにファッションを楽しんでもらいたいと決意したという。
<Samira Arkinさん>
「好きな格好で出かけることはできなかった。女性はみんな美しくなりたがっているのに、私にとってとても受け入れがたい光景だった。古びた格好を変えることで考え方の変化にもつなげたいと思った」
結婚した時に、白いウェディングドレスが欲しかったというSamiraさんは「あなたがこの世で見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい」というガンジーの名言を思い出した。
<Samira Arkinさん>
「2010年に結婚した時、どうしてもウェディングドレスが着たいと言ったら両親が認めてくれた。ほかの親戚からは反対の声があがったが、結局は着た。店を開いた時も、なぜ服飾店なのかとさんざん聞かれ、家族も反対した。公共の場でのファッションや化粧を楽しむことは認められていなかった。当然、花嫁が純白のウェディングドレスを着るのも許されなかった。少なくとも私は若い花嫁たちの考えを変えた。彼女たちは自分の好きな服を着て、白いウェディングドレスやメイクも受け入れるようになっている」
また「人々はウイグル族の女性をステレオタイプでとらえ、新しいものは受け入れず、歌ったり踊ったりすることだけが得意で、ウイグル語でしか交流ができないと思い込んでしまう人も多かった」と語った。
<Samira Arkinさん>
「しかし今、私たちは本当に変わったのだ。女性自立して自分が何を望みどう主張するかもわかっている。結婚式では、純白のウェディングドレスと民族的要素がうまく融合し、さらに美しく輝いていると思う。東西の文化を融合させてこそ、民族文化を守り発展させることができる。私はそう信じるている」
店を開くと決意した当時、全国婦人連合会から無利子融資としてスタートアップ資金3万元(4500米ドル)を受けた。
<Samira Arkinさん>
「政府の資金援助を思い出すとすぐに涙がでるほど感謝している。資金の援助があって本当に助かった」
まだまだ成功にはほど遠く浅い経験しかないが、と謙遜しながらも、この女性起業家は若者の手本になれたらといいなと言った。
<Samira Arkinさん>
「後悔することはなにもない。ただただ地元カシュガルの女性たちの、ウェディングドレスという美しい夢を実現する手伝いをしたい」
8.「天山南北」新疆ウイグルの綿花産業 機械化と農協の発展で活性化
Storyline
中国北西部の新疆ウイグル自治区の農民は、その土地に常に心血を注いできた。今、機械化が進み地域の状況に応じた農業協同組合も発展したことで、地元の農業に大きな可能性が生まれている。
「農村の活性化」を目的とした一連の政策により、新疆の農業は大きく変化した。新疆ウイグル自治区カシュガル地区のマラルベシ(巴楚)県は大規模な土地改革によって大きな成果を収めた。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
<地元の綿花農家 Rozi Abdujilil氏>
「農民にとって土地は命だと言っても過言ではない。土地に穀物や綿花を植えてお金を儲ける。私たちは協同組合に参加して、外で働くことで収入を増やす」
マラルベシ県の農家は2018年から、綿花栽培の可能性を高めるために資源を出し合うようになった。
<地元の農協組合長 斯孝林氏>
「私たちの協同組合は、2019年から村の6000ムー(400ヘクタール)以上の土地をすべて請け負い、今は全部で1万ムー(600ヘクタール)を管理している。ヤルカンド川が近くにあり、マラルベシ県は綿花の栽培に最適だ。他の地域で栽培されている綿花と比べて、繊維の質が格段に優れている。農業は水と天候に左右されるからね」
斯孝林氏によると、土地譲渡政策は地元の綿花産業を最適化し、収穫量を大幅に増やして効率を向上させたという。
<地元の農協組合長 斯孝林氏>
「以前は土地が散らばっていて、基本は手作業に頼っていた。譲渡政策で土地が統合されて広くなり、スケールメリットが生まれた。例えば、害虫駆除は完全に機械化されている。以前は500ムー(33.3ヘクタール)の土地しか耕せなかったが、今では5000ムー(333ヘクタール)、さらには1万ムー(666ヘクタール)まで耕せるようになった。生産量が増え品質も向上した。私たちはビジネスファーストモデルで運営を考えるようになった。そして、コストや経費を削減し、生産量を上げるため相乗効果を生み出すための対策を講じている」
斯氏によると、地元の人々が手作業から機械化への変化をすぐに受け入れたのは、皆が土地を愛し、土地を最大限に活用することを望んでいるからだという。
<地元の農協組合長 斯孝林氏>
「機械化は、綿花生産にとって大きな意味を持っている。このようなコットンピッカーは、1日に200ムー(13ヘクタール)近くの収穫が可能だ。1日に少なくとも100人分の仕事をこなすことができる。300、500、1000、そして1万ムーと拡大してきた。生産量さえ上げれば、必ず利益が出る。ゼロからスタートして、ここまで大きくなった」
<地元の綿花農家 Rozi Abdujilil氏>
「毎年、心を込めて綿を育てる。綿がこんなにも白い花をつけ、私の生活はもっと良くなる。これが楽しみなんだ」
Rozi氏は、故郷の改革が新たな機会を与えてくれ、新しい時代の近代的な農家生活を楽しんでいるという。
7.「天山南北」女性が「一家の大黒柱」 伝統的観念を打ち破れ
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中国北西部・新疆ウイグル自治区出身で出稼ぎに出る女性は少なくない。男だけが「一家の大黒柱」という古くからのしきたりを破り、自らの手で一家の生計を立てている。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
クチャ県の村民であるZileyhan Eysaさんは、村の幹部の勧めで数百キロ離れた博楽(ボルタラ)市の工場で働くようになった。
家族から遠く離れてはいるが、新しい冒険が始まるようでZileyhan Eysaさんはわくわくしたという。
<Zileyhan Eysaさん>
「村を出て働くことを後悔していない。一人で来た当初はお金もなく、鈍行列車で32時間ほどかかった。その途中、見たこともない高くそびえる山並みや美しい風景を目のあたりにして、わくわくしてたまらなかった。村の幹部が勧めてくれたのは博楽市にある工場だった。従業員を募集中で、給料もなかなかのものだと。それを聞いた時、思わず『行きたい』と言った」
こう即決したのは、彼女なりの理由があった。それは、病気の母親の医療費を負担することだった。
<母親 Tursungul Rejepさん>
「それまで娘が家を出て私から離れたことは一度もなかった。当時はとても悲しかった」
<Zileyhan Eysaさん>
「母がひどい病気にかかり、私が働くしかなかった。今働いている工場には本当に感謝している。雇ってもらわなければ母を早くに亡くしてしまうところだった」
自立した生活を実現させ働く経験を得たZileyhan Eysaさんは、確実に成長した。スキルの習得だけでなく、人生の道もより幅広いものにしている。
そして、女であれ男であれ誰でも家庭を支える力を備えていることに気づいたという。家庭での伝統的な観念を破ることができ、生き方の束縛を超えていくべきだという意識を強めている。
彼女は、女の子も男性と同じように能力があり、家庭での伝統的な生き方の束縛を超えていくべきだという意識を強めていった。
<Zileyhan Eysaさん>
「私が仕事を始めてから、母はだんだん元気になり、父も車を買えた。これは全部この仕事のおかげだ。給料は毎月5000元(約600米ドル)を超え、毎月家族に仕送りができている。今は『戻ってきて』と言われてもここに残ると決めている。ここでの生活が好きでいろいろと学ぶことができるからだ」
<母親 Tursungul Rejepさん>
「重い病気で入院して医療費を負担できなかった時に、娘が薬代などのお金を稼いでくれたことが、一番の助けになった。娘が働いているおかけで、今は豊かで幸せな暮らしをしている」
娘の成長を目の前にして、Zileyhan Eysaさんの両親も彼女が選んだ道を認め、支持するようになっている。
<母親 Tursungul Rejepさん>
「意識が変わった。仕事に集中する娘の姿を見て本当にうれしい。分別がつく美しい立派な人間に成長している。彼女が選んだことを全力で支持することに決めた。病気から回復して、生活もどんどん良くなって、娘の成長も見届けられている」
Zileyhan Eysaさんには夢がある。工場での仕事を数年続けて経済的基盤をつくり、すでに始めているオンラインの服装販売を拡大し、自分の店を開くという計画の足ががりにしていくという。
6.「天山南北」父は新疆の砂海から大連の青海へ、家族に明るい未来を
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家族を養うことは容易なことではない。中国北西部の新疆ウイグル自治区に住む男性は、より良い未来のために、家族を残して遠くへ出稼ぎに出るという苦渋の決断をした。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
3人の男の子の父親であるMettohti Memet Rehim氏は、荒涼としたタクラマカン砂漠と崑崙山脈の間に位置する新疆ウイグル自治区南部のホータン地区チラ県(策勒県)で農業を営んでいた。
幼い息子たちや家族により良い生活をさせたい、そう考えた彼は、中国東北部の遼寧省にある大連市で新しい仕事の機会を探そうと決意した。
<Mettohti Memet Rehim氏>
「家では作物を植えて生計を立てるしかなく、生活は豊かではなかった。私は貧しさを克服して、より良い生活をしたいと思った。だから、沿岸部に出稼ぎに出ると決心し、生活を豊かにしようと思ったんだ」
Memet氏が出稼ぎに行っている間に、幼い息子たちはすくすくと成長し、両親の大変さを理解するようになった。
<長男 Abletくん>
「私の2人の弟は、とても手のかかる子だ。父は彼らを躾けるのに苦労していた。今では父のことをよく理解できるようになった。今私は母の力仕事や家事を手伝っている」
父親と離れるのはつらいが、長男は父が自分たち家族のために頑張っているのを理解しているという。
最愛の息子たちと離れ離れになって苦労はしているが、Memet氏は新しい仕事にすっかり馴染んだという。そして、新疆の新世代の人々に外の世界を探検することを勧めた。自身がそうであったように、彼らにも中国の他の地域で新しい可能性をつかむチャンスがあると語った。
<Mettohti Memet Rehim氏>
「定職や安定した収入のない故郷の若者には、外に出て工場や会社で働き稼いでほしいと思っている。ここで一緒に働く人たちは私の家族のようなものだ。そして、ここでは安定した収入が得られ、自分の生活をより良くすることができる」
勤勉な父親のオープンな精神に感化され、息子たちは冒険心を刺激され外の広い世界を夢見ている。
<長男 Abletくん>
「私たちは新疆以外のところへ行ったことがない。家族も父以外に外の世界を見に行った人がいない。私はここで生まれ育ったので、外の世界を見たことがない。父とビデオチャットをしていると、いつも父が羨ましくてならない。私も父と一緒に外へ行きたい」
5.「天山南北」故郷を離れて起業 新疆の味を伝える若夫婦の挑戦
Storyline
中国北西部に位置する新疆ウイグル自治区では、活躍の場を他の地域に広げる人々が増えてきた。さらなるやりがいを求めて故郷を離れ、南西部の大都市・四川省成都へと4,000キロの旅に出る決断をした若い夫婦がいる。
これは、16日に公開された中国国際テレビ(CGTN)による新たなドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で綴られた数々の物語のひとつだ。80分間の映像作品は、新疆に暮らす24人が活気に満ちた社会経済的変化をどう享受しているのかにフォーカスし、地域内外の固定観念を打ち破って誤解を解くことも目的としている。
Yusup Emet Kerim氏と妻Guilmber Arkin氏は、新疆ウイグル自治区の南西部にあるイェンギサール県出身だ。中国では縁起がいいとされる数字「8」が並ぶ「2018年8月8日」に結婚した。そして、「天府之国(物産の豊かな土地 )」と呼ばれる中国西部で最も人口の多い都市のひとつ、成都で人生のチャンスを掴もうと決めた。2人は自分自身を高めて業績を上げることと共に、社会にも貢献できることを重視して踏ん張ってみようと決心したという。
大学院に進学し博士号をも取得した妻は、家事や育児にだけ身を投じるのではなく、仕事することで自分の価値を実現しようと思っている。2人は話し合いを重ね、出産を見合わせて起業に力を注ぐことにした。夫婦は今、電子科学技術大学の付近で新疆料理店を切り盛りしている。
<夫 Yusup Emet Kerim氏>
「お金を稼ぐことが第一の目的ではない。学生たちに新疆料理を味わってもらい広めるような場所を作りたい。起業するのに学位は関係ない。人は社会のためになる意味のあることをしなければならない」
勤勉さの価値を確信し、勤勉こそ人生で最もやりがいのあることだと考えている夫は「自分が成功者だとは思わない。頑張ってはじめて幸福になれる。良い人生を送るためには敢えて辛抱強く一生懸命働かなければならない」と述べ、故郷の生活に満足しきっている若い世代に外の世界へ踏み出して可能性に挑戦するよう呼びかけた。
<夫 Yusup Emet Kerim氏>
「故郷では多くの若者は一生懸命に働こうとは思わず、むしろ収入が少なくても故郷にいるほうが安心だと思っている。やっぱり若者は外の世界を見るべきだと思う。大都市に来て異なる生活を体験することは彼らのためになる」
夫婦にとって、成都はもはや故郷のような存在となっている。
<夫 Yusup Emet Kerim氏>
「成都での生活にもう慣れた。ここは包容力のある街だ。出身地を問わず同等に扱ってくれる。成都では決して自分がよそ者だとは感じない。これから妻の就職をサポートし、そして職場に近いところでマンションを買う。勤勉さをもって一生懸命働けば、成し遂げられるものだ」
共に目標に向かって努力し、就職が決まって生活が落ち着いたら子供を持ちたい、と妻は言った。
4.「天山南北」地元産高級ワインを国際市場へ
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中国北西部の新疆ウイグル自治区のワインメーカーは、「一帯一路」を通じてさらに強力な中国と西洋の文化交流を促進するために、最高の地元の農産物を普及させることに専念してきた。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
トルファン市のワインメーカーである李天翀氏は、ワイン造りを文化遺産と表現し、2014年にワイナリーを始めたときに、ワインの製造に使用されるブドウのシラーズ種(SHIRAZ)を初めて紹介した。
李氏の企業は現在トルファンに13ヘクタール以上のシラーズを植えており、地元の約200人の雇用を創出している。
<ワインメーカー 李天翀氏>
「彼らが収穫しているシラーズ品種はトルファンでよく育つ。ここでの成長はオーストラリアとは異なる。トルファンは非常に有利な気候だ。それは最小限の害虫、十分な日光、そして顕著な昼と夜の温度差がはっきりしている。ワイン用ブドウには最適だ。トルファンに移植された品種は品質が向上する。オーストラリアとは違う独特の味わいがある」
良いワインは、その品質の70%がブドウから、30%がワイン製造技術から得られる。良いブドウだけが良いワインを作ると李氏は言う。
<ワインメーカー 李天翀氏>
「私がワインを作る唯一の理由は、その歴史と文化だ。それは私を魅了する。トルファンのような場所では、ブドウは何千年もの間栽培されてきた。新シルクロードは私たちのワインを外に運んでくれる。新シルクロードは中国に外国産ワインをもたらしている。しかし、いつの日か私たちのブランデーもヨーロッパのディナーテーブルに登場すると信じている。トルファンには最高のブドウがあるから」
トルファンはブドウ園に囲まれ、ワイナリーは自然のパートナーだ。
李氏のブランドは7年前にワイン業界に参入して以来、絶えず成熟しており、ミッドエンドからハイエンドの市場を目指している。李氏は、新疆ウイグル自治区の開放に伴う機会を認識し、新疆ウイグル自治区に投資して事業を開始した多くの人々の1人だ。
<ワインメーカー 李天翀氏>
「時に人々は偏見を持つかもしれない。彼らは漢民族が少数民族を漢化していると言う。これは誤解だ。私にとって、それは近代化と科学の推進の問題だと思う。それは漢化とは何の関係もない。多くの西洋のものが中国に入ってきて、私たちはそれらに適応したと思う。本質的な事実は、世界が近代化していることであり、新疆も近代化していると私は信じている。彼らは近代化と偏見を混同している。それは間違いだと思う。ここ数年、考え方が大きく変わってきたことが大事だ。新疆ウイグル自治区のために、より良い未来を築こうということだ」
李氏は、ワインが「一帯一路」構想に沿った中国と西洋の文化交流を強化する上で重要なリンクになると信じている。彼はまた、彼の努力が新疆のワインを地図に載せるのに役立つことを望んでいる。
3.「天山南北」、サッカー選手の夢を追いかける少女
Storyline
中国北西部の新疆ウイグル自治区でサッカーはかつて女の子にとってタブーのようなものだったが、今では多くの女性サッカー選手がその技術を披露している。メルジエ・クルバン(Merziye Kurban)さんはサッカーの舞台で中国代表を目指す若き選手の一人だ。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の1つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住んでいる24人の感動的な物語を取り上げ、社会・経済的な変化の中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
トルファン市シャンシャン県(鄯善県)出身のメルジエさんは、年上の女の子たちがサッカーをしているのを見て刺激を受け、自分もサッカーを始めた。しかし母親は当初サッカーは女の子には向かないスポーツだと思い、同意しなかった。
母親のイマンハン・イスラピル(Imanhan Israpil)さんは「納得できなかった。サッカーは男の子のものであって、女の子のものではないと思っていた」と語った。近所の人たちの目を気にしていたという。
母親の反対にもかかわらず、メルジエさんは自分を信じる勇気を持って、サッカー選手になる道にこだわり続けた。
<メルジエ・クルバンさん>
「私はとても痩せているので、転んだら足を壊すかもしれないと母は言っていた。母がどう思おうと、私はサッカーをする決心をした」
イマンハンさんは幼い頃、母親の家事を手伝っていたという。
<母親 イマンハン・イスラピルさん>
「娘は私の言うことを聞かず、こっそりとサッカーチームに参加した。私が彼女と同じ年頃だったとき、学校が終わるとまっすぐ家に帰り、母の家事や農作業を手伝っていた。私はとても働き者だった」
イマンハンさんは娘の決断に不安を感じていたが、最終的には彼女が夢を追うことを認めた。
<メルジエ・クルバンさん>
「私は、おばあちゃんやお母さんのような生活はしたくない。お母さんがサッカーを許してくれたことに感謝している。『お母さん、愛してるよ』と伝えたい」
母親とは別に、小学校のサッカーコーチのアブラジャン・イミン(Ablajan Imin)さんもプレッシャーを感じていた。女子が自由にサッカーをするべきだという考えに、多くの人がオープンではなかったからだ。
<サッカーコーチ アブラジャン・イミンさん>
「最初は、学校と保護者たちの両方から反対の圧力がかかっていた。『女の子がサッカーをやってどうするのだ』と言われた。私たちは実際の行動と成果を持って、女の子もサッカーをすることができるということを徐々に証明していった。彼らの偏見を克服したのだ。女性のプレーも美しいものだ」
サッカーをすることで、メルジエさんは身体だけでなく精神も鍛え、自信を持てるようになった。
<メルジエ・クルバンさん>
「自信を持てるようになった。サッカーがますます好きになり、後悔なんかしていない」
コーチが感銘を受けたのは、メルジエさんの逆境にも負けない忍耐力と献身的な姿勢だ。
<サッカーコーチ アブラジャン・イミンさん>
「私が彼女を意識したのは、体育の授業の時だった。彼女は運動が得意で、とても熱心に取り組んでいた。転んでもすぐに立ち上がってくる。女の子はよく泣くけど、彼女は泣きながらトレーニングを続けていた」
<メルジエ・クルバンさん>
「大変なのは分かっているけど頑張りたい。最大のチャレンジはランニングだ。毎日35周走っている。坂道を駆け上がるときは本当に大変だ」
コーチのアブラジャンさんは、最も重要なのは試合中のたゆまぬ努力だと語った。
<サッカーコーチ アブラジャン・イミンさん>
「練習中に苦しみも疲れもいとわない生徒を見ると感動する。どうすれば勝つのか、どうすれば負けるのかを学ぶことは、彼らにとって将来的に貴重な教訓となるだろう。そして彼らには自分を表現するこのようなプラットフォームが必要だ」
母親もメルジエさんの成長ぶりに感動し、娘を誇りに思っている。
<母親 イマンハン・イスラピルさん>
「近所の人や娘の同級生の親御さんに、子どもの選択を応援してあげるよう伝えたいと思っている」
多くの女の子にとって、サッカーはより良い生活を送るための金色のチケットだ。しかし、彼女たちが夢の頂上に到達するにはまだまだ時間がかかる。
<サッカーコーチ アブラジャン・イミンさん>
「私が彼女たちに望むのは、もっと大きな舞台でプレーすることだ。卒業したら、もっといい学校に行ってほしい。そうすれば、もっと素晴らしい世界を見ることができる」
<メルジエ・クルバンさん>
「私の希望は素晴らしいサッカー選手になることだ。国のサッカー代表チームに入りたい」
2.「天山南北」、社会経済発展に伴う出産意識の進歩を描く
Storyline
中国国際テレビ(CGTN)による新たなドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」が16日に初公開された。80分間の映像は、新疆で暮らす24人が活気に満ちた社会経済的変化をどう享受しているのかにフォーカスすることで、地域内外の固定観念を打ち破って誤解を解くことも目的としている。
カシュガル地区ヤルカンド県出身の母と娘の出産経験に関するストーリーには、時代の変化と女性に求められる役割の進歩が映し出されている。
母のアティハン・ヤクップさんは、地域の発展に恵まれた娘がより整備された環境で出産し、育児ができることを喜ばしく思うと述べた。
<母のアティハン・ヤクップさん>
「娘は2人の子供を病院で出産した。今はとても恵まれている。出産手当、無料の健康検査、予防接種など多くの優遇措置を享受できる。私の場合は出産状況が非常に酷くて、食事すら満足にできない状態だった」
娘のミナワー・ミメットさんは「今の時代は妊娠後の健康検査はすべて無料になっている」と付け加えた。
アティハン・ヤクップさんは「ほぼ小学校、せいぜい中学校までしか通わなかった。かなり無知で、自分で考えることができなかった。子供を産むことに対する理解が間違っていた」として、子供を多く産めば産むほどいいと思っていたのは教育が届いていなかったからだ述べた。貧しい暮らしで病院の費用をとても払えないアティハン・ヤクップさんは4人から5人の子を生んでも、生き残ったのは2~3人しかいないと嘆いた。
<娘のミナワー・ミメットさん>
「母の時代は女性に仕事がなくて、家で農業をやるしかなかった。料理も子供の世話も一人でこなすしかなかった。現在は男女問わずともにやっている」
夫婦で共働きをしているミナワー・ミメットさんは、子供2人で十分だと思っている。新時代を生きる娘の幸せを願うアティハン・ヤクップさんは「もう昔のことだ。彼女が子供たちを大学に入れて、もっと良い暮らしができるよう願っている」と述べた。
地域の発展に伴い、出産に関する意識も進化しつつある。これもまた、地域の将来につながっている。
1.「天山南北」、ダンサーを目指すカザフ族の青年
Storyline
中国北西部の新疆ウイグル自治区イリ・カザフ族自治州出身のカザフ族の男子大学生はダンサーになる夢を持ち続け、芸術を嫌っていた祖父の考えを変え、2つの世代の違いを埋めることに成功した。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が15日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
伊犂師範大学でダンスを専攻するエルジャナット・ヌルキディルさんは、イリのモンゴルキュレ県(昭蘇県)にある伝統的な牧畜民の家に生まれた。
祖父のサビート・アブカディル氏は、家畜と草原こそ一家が全力を傾けるべき重要なもので、ダンスなどは孫に向いていないと考えていた。
<祖父 サビート・アブカディル氏>
「私たちは牛・馬・羊などの家畜が好きだ。カザフ人は昔から家畜が好きだった。牛や羊の声を聞きながら、高地と草原で暮らすのはとても気持ちがいい。私は特に6月の草原が好きだ。緑が生い茂っている。緑色の草原、澄んだ水、これらが心を慰める。草原のこういうところが好きだ」
エルジャナート氏の友人の多くも、彼がダンスを専攻することに対して否定的な態度をとっていた。
<エルジャナット・ヌルキディル氏>
「僕は伊犂師範大学の三年生だ。ダンス専攻は私に向いていないと多くの友達から言われた。これは女の子たちがやることだとずっと言われてきた」
祖父は「ダンスなんか役に立たない。踊っても踊っても何にもならない」とまで言い、孫と口論することもあった。
しかし、エルジャナット氏は「時代が変わった。若い人たちが先人たちとは違う夢を持てるようになったのだから、もう大草原の生活にしがみつく必要はない」と自分の夢を持ち続けた。
<エルジャナット・ヌルキディル氏>
「草原は美しい。もちろん大好きだ。しかし時代は発展し、僕にも自分なりの考えがある。確かに放牧民の生活は祖父の世代に合っているが、新時代を生きる僕には、自分にあった生活と夢や期待があるのだ。我々の伝統文化を多くの人に教えたくて、ダンスを専攻した」
祖父は、エルジャナート氏がステージで才能を発揮しているのを目の当たりにし、芸術に対する考えを見直すようになった。
<祖父 サビート・アブカディル氏>
「その1、2年後、この子は色々なステージで踊り始め、才能を発揮した。その瞬間を見てとてもうれしかった。あんなことを言うべきではなかったと思う。当時は目先のことしか考えていなかった」
孫の大ファンになった祖父は、初めて孫のダンスを見て彼の専攻に対する考えを変えたときのことを思い出した。
<祖父 サビート・アブカディル氏>
「この子がステージに立つのを初めて見た時は嬉しかった。言葉も出ないくらい興奮した。うちの子はこんなにいい子なんだと知り、涙が出た。ステージで踊る彼の様子を妻や他の子供たちにも見せた。『見なさい、お兄さんがステージで踊っているよ』『迷わず、恥ずかしがらず勇敢に学校で勉強してきなさい』『学校では技術も踊りも学ぶことができるよ』と子供だちに言った」
この数年、エルジャナート氏はダンスに対する意識を変えてきた。最初は自分の民族の踊りを踊りたいと思っていたが、先生やクラスメートの助けを借りて、あらゆる民族の様々な踊りを学ぶようになった。
<エルジャナット・ヌルキディル氏>
「踊っている時、頭の中はドンブラとコブズの音でいっぱいになる。メロディーに乗って、僕も草原を飛ぶ若鷹になった気分だ。草原はとても美しいし、田園生活はとてもすばらしい。家に帰るたびに自然の美しさを感じる」
孫と祖父は、将来への期待も語ってくれた。エルジャナット氏は教師になってダンスを普及させ、自分の情熱を他の若者に伝えたいと考えている。一方、年をとった祖父は、次世代の人々が自分の役割を果たし、社会に貢献することを望んでいる。
<エルジャナット・ヌルキディル氏>
「最終目標は夢を実現させることだ。トップクラスのダンサーになりたい、大学を卒業して大学院に入りたい、そしてダンスの先生になって、私たち少数民族の伝統文化を子供たちに教えてあげたい」
<祖父 サビート・アブカディル氏>
「家畜の数を増やし、豊かな草原で放牧していきたい。子供たちは都市の学校に行き、私たちはここで放牧しながら生計を立てていく。これが私の願いだ。子供たちがみんな、立派な大人、社会に役立つ人、そして時代の変化についていける人になるよう願っている」
CMG台長、海外の視聴者に2021年新年のご挨拶
2021年1月1日、中国中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の慎海雄台長はCMG傘下の国際放送とインターネットを通じて、海外の視聴者に新年の挨拶を伝えた。その全文は以下のとおり。
親愛なる友人の皆さま
人々が待ち望んだ2021年の到来です。中国の暦では、今年は旧暦の丑年にあたります。牛は人類に最も早く飼い馴らされ、かつて農耕文明に多大な功績を残した動物です。中国人は牛に対して、丈夫な体と強い力を持ち、苦労にも耐え抜くイメージを持っています。この場を借りて、皆さまの新年が幸福に満ち、牛が如く壮健に過ごせる一年となるよう、お祈りいたします。
去る2020年は極めて非凡な一年でした。この一年間で、世界はいくつもの艱難辛苦を経験し、特に突如襲い掛かった新型コロナウイルス感染症の脅威は人類社会全体をかき乱しました。中国では、習近平主席の陣頭指揮の下、挙国態勢に及ぶ絶大な努力を経ることで、感染症の予防・抑制活動が段階的な成果を収めることができました。中国はこの年に世界で唯一、経済のプラス成長を実現させた主要経済体となりました。
しかし、世界の多くの国では今も新型コロナ感染症の蔓延が続いています。私たちは、わが身の事と同様に感じながら、感染症の早期克服と全ての人々の健康を心より願っております。
メディア人として事実を報じ、真相を伝えることは我々のポリシーです。新型コロナ感染症の爆発的な流行の初期においては、私たちの放送局の同僚たち2000人余りが中国の感染症対策の第一線へと駆けつけました。感染者病棟「レッドエリア」からの現場リポートや、マルチリンガル・ドキュメンタリー『感染症に立ち向かう日々』(原題:同心戦“疫”)などを通して、客観的な角度から中国の感染症対策の実情をタイムリーに全世界に伝えました。
我々が発起人となりスタートさせた番組『世界感染症診察室』(原題:全球疫情会診室)は、多くの国々の医療関係者らを招き、中国の医療関係者の第一線における感染症対策の経験を共有しました。さらに、国際的権威を持つ医学誌『ランセット』のホートン編集長と、ケンブリッジ大学の新型コロナ変異種報告の筆頭であるフォースター博士に対する独占インタビューを行い、科学的事実を用いることで、感染症に関する様々なデマを一掃しました。
去る2020年は人々の真心を再確認できた年でもありました。今から900年前の北宋時代の哲学者である張載は「貧賤(ひんせん)憂戚(ゆうせき)は庸(もっ)て汝(なんじ)を玉(たま)とし成(な)さん」――つまり、「人生の不遇は自分自身を磨き上げ、成功へと導いてくれる試練だ」と説きました。国も人と同じでしょう。艱難辛苦を嘗め尽くす中で、私たちは温かさと優しさを知り、人類運命共同体の真髄をいっそう実感できました。このような経験を通して、私たちは感染症という人類共通の試練を前にして、手を携えて立ち向かうことでこそ難関を乗り越えられるのだと、より深く理解できました。
コロナ禍の影響で、対面での交流こそ阻まれましたが、私たちの心の距離は縮まっています。この1年間、私は全ロシア国営テレビ・ラジオ放送会社(VGTRK)、ロシア新聞、BBC、CNN、AP通信、ロイター通信、AFP通信、日本放送協会(NHK)、イタリア放送協会(RAI)、欧州放送連合(EBU)など、国際メディア機関の責任者や多くの国の中国駐在大使などと300回近くの親書交換を行い、互いに挨拶を交わすとともに、責任感の提起や共通認識を確認し合いました。また、CMGは欧州やラテンアメリカ地域諸国の100以上のメディア機関と、「クラウドフォーラム」のプラットフォームを通じて協力について話し合い、感染症対策に共同で取り組みました。多くのメディアとの協力メカニズムを立ち上げ、『歴史の軌跡』(原題:歴史的軌跡)や『中国の宝物』(原題:中国的宝藏)といった番組の共同制作企画を実施し、感染症による影響を受けた人々に文化の力を届けました。
コロナ禍と同様、人類にとっての難病と言えるのが、「貧困」です。習近平主席が指摘したように、貧困を無くすことは古くから人類が追い求めていた理想であり、幸せな暮らしを追及する各国の人々の基本的権利です。中国は昨年、全面的な脱貧困を実現させました。8年間の奮闘を経て1億人の貧困脱出を成し遂げた中国は、人類の脱貧困史上の奇跡を作り上げました。
この歴史的な事業を記録する者として、私たちは全世界に向けて、中米共同制作のマルチリンガル・ドキュメンタリー『中国の貧困脱出堅塁攻略』(原題:中国脱貧攻堅)を放送・配信し、特別番組『全世界行動イニシアチブ2020~脱貧困』(原題:全球行動倡議2020――脱貧)など一連の番組を企画・制作しました。中国の村々の、そして一人ひとりの貧困脱出のストーリーを通じて、今まさに脱貧困事業に励んでいる国や人々に有益な参考事例を提供できればと考えております。
私たちはメディアの責任を全うすると同時に、引き続き「国際的に一流の新型主流メディア」という目標に向かって、インターネット社会におけるマルチメディア建設の在り方を探っています。「5G+4K/8K+AI」という先端技術の支えによって、月探査機「嫦娥五号」の月面土壌サンプル採取や有人潜水艇「奮闘者」号の深さ1万メートル以上の潜水記録達成といった科学活動をみごとに生中継しました。第3回中国国際輸入博覧会の期間中には、大型ライブコマースイベントを実施することで、欧州商品の中国市場における販路拡大にビッグチャンスをもたらしました。
「真相はメディアの命」――これは私が常々思っていることです。信頼できる記事、権威性のある情報は、メディアの責任と素養の表れです。しかし残念なことに、一部のメディアの中国に関する報道では、公正さが偏見に塗り潰され、事実が偽りの情報に捻じ曲げられてしまいました。感染症対策や香港特別行政区、新疆ウイグル自治区などに関する報道の中に、このようなでたらめな論調や空想に基づく話が蔓延っています。そのような問題を抱えた報道に私たちはタイムリーに反応し、真相を明らかにしました。異なる観点というものは存在するでしょう。しかし、真相はただ一つです。この新しい一年において、全世界のメディア人は国際社会の世論におけるデマを可能な限り無くしていく責任を担うべきではありませんか。
欧州には「正直者には友達が多い」という言葉があります。CMGは今年も引き続き国際主流メディアとしての責任を全うし、客観的かつ公正な立場をもって、全世界に向けて事実と真相を伝え、正義の声を唱え、文明の魅力を語ることに努めていきます。
2021年は中国共産党の結成100周年にあたります。100年前の結成時には13人だった党員が、今や9000万人を超えています。中国の平和的な振興をリードしてきた中国共産党の成功の秘訣はどこにあるのか? 14億もの中国人がこの100年の歴史を持つ政党を擁護する理由はどこにあるのか? 今年の報道ではこうした内容を重点的に取り上げて、皆さまに解説していきます。私たちは常に向上心を持ちながら、プロフェッショナルの精神を貫き、中国と世界に対する報道を全面的かつ客観的に扱い、より多くのハイクオリティなコンテンツ作りに励んでいきます。
新年の日差しはちょうどよい頃を迎えています。この丑年に、皆さまがいつも幸運に恵まれるよう、改めて心よりお祈りいたします。
CMG台長から海外の視聴者の皆さまへ 2021年新年のご挨拶
2021年1月1日、中国中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の慎海雄台長は中国国際放送局とインターネットを通じて、海外の視聴者に新年の挨拶を伝えた。
2020年には全世界がこれまでにない挑戦に直面し、各国で猛威振るう新型コロナウイルス感染症が多くの命を奪い、世界経済に深刻な影響を与えた。中国は最初の国として感染症との戦いに臨んでいた。
全国人民が一致団結して未知のウイルスとの戦いに立ち向かい、CMGの記者も、医療従事者とともに戦いの第一線に駆けつけた。
<CMG 慎海雄台長>
「新型コロナ感染症の爆発的な流行の初期においては、私たちの放送局の同僚たち2000人余りが中国の感染症対策の第一線へと駆けつけました。感染者病棟『レッドエリア』からの現場リポートや、マルチリンガル・ドキュメンタリー『感染症に立ち向かう日々』(原題:同心戦“疫”)などを通して、客観的な角度から中国の感染症対策の実情をタイムリーに全世界に伝えました」
新型コロナが世界規模に流行する中、CMGは特別交流企画「COVID-19フロントライン(COVID-19 Frontline)」を主催し、中国の感染症対策に関する経験を全世界と共有するプラットフォームを提供した。
感染症の予防・抑制のほか、CMGは貧困解消などの重要課題についても、これまでにない全面的な報道を行った。
<CMG 慎海雄台長>
「中国は昨年、全面的な脱貧困を実現させました。8年間の奮闘を経て1億人の貧困脱出を成し遂げた中国は、人類の脱貧困史上の奇跡を作り上げました」
慎台長はまた、報道の公正さを強調した。
<CMG 慎海雄台長>
「しかし残念なことに、一部のメディアの中国に関する報道では、公正さが偏見に塗り潰され、事実が偽りの情報に捻じ曲げられてしまいました。感染症対策や香港特別行政区、新疆ウイグル自治区などに関する報道の中に、このようなでたらめな論調や空想に基づく話が蔓延っています。そのような問題を抱えた報道に私たちはタイムリーに反応し、真相を明らかにしました」
中国共産党創立100周年にあたる2021年を前に、慎台長は、「中国の平和的な振興をリードしてきた中国共産党の成功の秘訣はどこにあるのか?14億もの中国人がこの100年の歴史を持つ政党を擁護する理由はどこにあるのか?今年の報道ではこうした内容を重点的に取り上げて、皆さまに解説していきます。私たちは常に向上心を持ちながら、プロフェッショナルの精神を貫き、中国と世界に対する報道を全面的かつ客観的に扱い、より多くのハイクオリティなコンテンツ作りに励んでいきます」と述べた。
外交部一直線 7月31日(金)中国外交部定例記者会見
31日、中国外交部の汪文斌報道官は定例記者会見で以下の質問に答えた。
✩ 「北斗3号」衛星ナビゲーションシステムの開通は中国が海外へのハイテク影響力を強化する動きの一環なのかという質問について
✩ ポンペオ国務長官が30日に、米国は先駆けて中国に対抗する手はずを整えているとした上、南海・香港・新疆ウイグル自治区・チベットなどの問題で中国を非難していることについて
新疆ウルムチ、高リスク地区で第2回核酸検査を実施
中国新疆ウイグル自治区のウルムチ市で、25日0時から24時までに新型コロナウイルスの感染者は22人増となり、そのうち5人が無症状感染者だった。新たに確認された無症状感染者は38人となった。
25日に確認された無症状感染者のほとんどは、ウルムチ市全市に及ぶ無料核酸検査で検出された。現在、ウルムチ市全域での無料核酸検査は、ほぼ完了している。しかし偽陰性などを回避するために、高リスクの天山区やサイバグ区など重点地域では2回目の無料核酸検査が行われる予定だ。
【中国ニュース】7月22日(水)
主な内容
・ドローンなどが洪水対策に活用
・上海国際映画祭が間もなく開幕
・習主席が企業家座談会を主宰
・米制裁は新疆の安定破壞への企て
新疆を支援 湖北省など全国から核酸検査チーム200人
中国の国家衛生健康委員会によると、新疆ウイグル自治区で新型コロナウイルス感染症の感染者が急増したことを受け、全国10の省・市から核酸検査医療チーム約200人が、集団感染が発生した中心都市ウルムチ市に支援に入っている。
湖北省の核酸検査医療チームは18日昼、先陣を切ってウルムチ市に到着した。続いて江蘇省、四川省、山東省、遼寧省、重慶市、吉林省などからの医療チームもウルムチ入りした。
湖北省が今回派遣した核酸検査医療チームは、華中科技大学付属武漢市金銀潭病院、武漢市肺科病院、武漢市第一病院の検査技師からなる計21人。チームは新疆医科大学第五付属病院で核酸検査を展開している。
【ウィークエンド+】7月19日(日)ブラジル、新型コロナウイルス初感染例より3カ月前の昨年11月の下水サンプルから新型コロナを検出
ピックアップ✩ ブラジル、新型コロナウイルス初感染例より3カ月前の昨年11月の下水サンプルから新型コロナを検出 ✩ 北京・新発地市場の集団感染以来、人口の半数が核酸検査完了✩ 中国南西部が記録的豪雨、被害住民が緊急避難✩ 江西省高校入試 洪水のなかで受験生を移送ニュースフラッシュ✩ 中国経済、第2四半期でプラス3.2%の伸びに転じた✩ 習総書記、水害対策と救援で中央政治局常務委員会会議を主宰✩ 新疆で大規模PCR検査展開 ウルムチの物資供給を確保✩ 豪雨による洪水被害で 中国中部地域で2万9000人が避難