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耳鳴りと呼吸と心音 ‖ 山出和仁
朝の静寂の中、布団から身を起こすのが辛く、身体が寒気に包まれる。ふと、耳鳴りと呼吸と心音が三重奏を奏でるように響き渡っているのを感じる。
【初音ミク】灰色のダンス【オリジナル曲】
「始発を待っている。
夏の所為で日の出が早いのか、もう空が白み始めている。
涼風が頬を通り過ぎて行く。幾分か気が晴れる。
人生、どうもそう簡単に行かないらしい。
一人で音楽を作っていても金は減るばかりだ。
金が無いと生きていけない。
だが、気づかない間に俺の中で膨らんでいた自尊心では、月並みな人生を送る事は出来なかった。どうやら生きる才能が無いらしい。
だから俺は、無けなしの金を持って、最後の旅に出ることにした。」
踏切の向こう側
海を裂く始発の汽車
無人駅の隅で一人
詩を描いている
孤独が基準の
高慢な人生で
斜に構えた価値観を
育て上げるには十分で
気づけば青春も
無いまま大人になって
金が無いと気づいたのは
食料が尽きた頃
だから家を出るのだ
大海も知らないまま
灰色、ダンスを踊るのさ!
嘲笑片手に乾杯を
今、線路の向こうに
待っているのは希望か否か
らるらりらるらら
靴も履かないで
らるらりらるらら
裸足で踊るのさ
海沿い、駅のホーム
夏を裂く朝の静寂
大海はもう直ぐ
皹の入った硝子靴
楽譜と無けなしの金
救いなんて馬鹿げている
馬車も魔法も無いまま
希望とか疾うに捨てた
灰色、ダンスを踊るのさ!
焦燥片手に安牌を
今、線路の向こうに
待っているのは地獄か否か
らるらりらるらら
心躍らせて
らるらりらるらら
絶望も知らないで
硝子靴投げて踊ろうぜ!
人生片手に乾杯を
今、線路の向こうが
希望か地獄かどうでもいい
らるらりらるらら
裸足の灰被り
らるらりらるらら
靴も履かないで
裸足で踊るのさ
動画・絵・音楽 / 春浅葱(twitter→@spring_asagi)
歌 / 初音ミク
早朝の京急久里浜1
早朝の京急久里浜でカメラを回してみました。
京急久里浜では外側の2線に車両を夜間留置するため、朝の早い時間帯は1線のみで上下の列車を捌いているようです。
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