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小林よしのり×宮台真司×東浩紀「『戦争する国の道徳』刊行記念トークイベント」【2015/11/4収録】 @miyadai @hazuma
小林よしのり×宮台真司×東浩紀「『戦争する国の道徳』刊行記念トークイベント」を開催いたしました。
『戦争する国の道徳』(幻冬舎新書)の販売を記念したトークショーである、ということ以外、事前に何の情報もなかったにも関わらず、会場は120人満員御礼。『戦争する国の道徳』の収録からも時がたち、政治状況が変わった今、3名の考えにも変化はあったのかーーそんな会場の期待と不安をよそに、いきなり慰安婦問題にから議論はスタート!序盤から壇上があつい!!
慰安婦問題のほか、沖縄問題、そしてもちろん、安保法制、SEALsについても議論は次々に展開されます。SEALsの活動に希望を見出す宮台さんと、疑問を抱く小林さんと東の構図があきらかになったとろで、ますます議論は盛り上がり、もう誰も止められないイベントに…。
途中、小林さんが語った、自身の学生デモ参加と決別の経験には、会場・ニコ生視聴のみなさまも考えさせられることが多かったのではないでしょうか。「今日戦えないやつがなぜ明日戦える」という言葉への葛藤は、今も抱いている人が多いはず。このあとも、政党問題について、憲法学について、天皇について、そして『卑怯者の島』について…あつい議論は23:55まで続きました。
それぞれの考え方が違えば、対話は成り立たないことがほとんどです。ゲンロンカフェでも、そんな展開になってしまうことはあります。しかし、このイベントは、登壇者3名がはっきりとそれぞれの考えを述べながらも、対話は尽きることがなく、積み重ねられて、みる側の思考も深めていく…。これが真の神回です。
【イベントのページ】
http://genron-cafe.jp/event/20150131/
<1/4>大澤真幸×宮台真司×東浩紀「人文系の衰退は必然である(?)——『知』のこれからを考える」【2015/11/18収録】 @miyadai @hazuma
「知」とは元来、古代ギリシャの弁論術にはじまり、イデオロギーの対立、学生運動など、常に社会実践と結びついてきた。しかし、冷戦の終焉以降、そうした実践への共感が失われ、人文知は個人の内面に留まるものとなり、あるいは単なる「情報」のイメージに成り下がってしまった。そして、直近の文科省の再編要請で、ますます人文系の危機は深まっている。ただ、経済的な視点からは役に立たない、儲からない人文知が衰退するのはある意味当然かもしれない。しかし、人文知が一掃された社会は立ち行かなくなるのも明らかだ。それでは、これからの「知」はどうあるべきか?どのように人文的な教養を次世代に伝えていくか?日本の「知」を牽引してきた3人に今後の「知」のあり方、それぞれの構想を聞く。 1. 「実践」から乖離した「知」は情報に成り下がった役に立たないのが前提の学問だから切り捨てられるのは当然学んでもお金にならない、学ばなくても生きていける学びたければネットでもどこでもできるカリスマ不在、グランドセオリーはもはや不要?学問を輸入してきた日本の文系は何をやっているか分からない?海外も苦境は同じ。自己啓発化、メンタルコーチング化? 2. 知は人文系の専売特許ではない~教養とはそもそも何なのか?「実学」、サイエンス、IT系…何でも教養になり得る?教養の意味、あり方は時代とともに変化、栄枯盛衰はある世代間コミュニケーションのツール 3. 知をどう伝えるか〜僕たちのプラン自主ゼミ、私塾、ゲンロンカフェ、SNS…独自の宮台社会学、大澤社会学、東思想のプランは?教養に実践を取り戻す 4. 真のリーダーを目指すなら教養を磨け!幹部候補が「古典」を積極的に学ぼうとしている普遍で不変の知識はある状況判断、決断に生きる知恵人望、説得力は「知性」から生まれる 5. それでも人文系を志すキミへ時代の変化に応じてサバイバルする方法を模索せよこれは絶対に読むべき、見るべき自分で考える力、批評力、メディアリテラシーの習得日本の大学で学ぶ意味、独自性の追求が重要?
宮台真司 × 東浩紀「ニッポンの展望#5 2016・秋の陣」(2016/9/21収録)@miyadai
【収録時のイベント概要】
宮台真司×東浩紀による時事対談シリーズ第5弾、半年の沈黙を経てついに開催!!!!
過去の放送回はVimeoアーカイブで公開中です。こちらも予習にどうぞ。
宮台真司+東浩紀「ニッポンの展望」パック Vol.1
https://vimeo.com/ondemand/genronmiyadai1
宮台真司+東浩紀「ニッポンの展望」パック Vol.2
https://vimeo.com/ondemand/genronmiyadai2
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20160921/
茂木健一郎×東浩紀「東大は本当に要らないのか ――哲学と脳から考える新・学歴社会論」【2014/1/25収録】 @kenichiromogi @hazuma
楽しみ下さい!詳細当日券は3000円 (1ドリンク付き)です。ゲンロン友の会または学生証のご提示で2500円(1ドリンク付き)になります。【イベント概要】学歴はこの国においてどれほどの意味を持つのか?この巨大な問いに対し、共に最高学府である東京大学を卒業し、博士号までをとっている茂木健一郎と東浩紀が激論を交わす!偏差値、学歴があたかもひとりの人間の能力値をそのまま示してくれるかのような空気が、日本には確かに存在する。しかし、大学入試における偏差値などというものは、人生におけるある地点での「スナップショット」のようなものに過ぎない。仮に偏差値の低い大学に入ったところで、その後の経験、努力によって能力を示すことはいくらでもできるはずだ。しかし、学歴社会への強い信仰はしばしばその可能性を捨象してしまう。下位とされる大学に入った人間は、周りから下位と認識され続けることに疲れ、努力に価値を見出せなくなっていく。他方、上位の大学に入っても、そこでエネルギーを使い果たし虚脱状態になってしまったり、自身の卓越性が証明されたという思い込みによってモラルハザードを起こすことも少なくない。このような状況の中で、私たちは何を根拠に人の能力を図ればよいのか?コミュニケーションを取る中で個人の可能性を拾い上げるという戦略は、現実的にどれくらいの有効性を持つのか?思想家と科学者による、日本の未来のイメージにまで関わる新・学歴社会論がこの夜展開される!
青木理×久田将義×東浩紀 ニッポンの闇#2 『噂の眞相』とは何だったのか ──「現代日本の批評」番外編
久田将義×東浩紀の対談シリーズ「ニッポンの闇」。第2回は久田氏と10年来の親交を持つジャーナリスト・青木理氏をゲストに迎えて、『噂の眞相』の功罪を振り返る。『噂の眞相』は、岡留安則編集長のもと、皇室、大手芸能事務所、文化人などあらゆるタブーに斬り込み続け、2004年に黒字のまま休刊するまで、25年間にわたり独自の存在感を保ち続けた伝説の雑誌。その遺伝子は、ウェブサイト「LITERA」に流れ込んでいる。青木と久田両氏の出会いの場となったのは、じつはまさにその『噂の眞相』編集部。ふたりは後期『噂の眞相』にライターとして参加し、数々の名記事を世に送り出してきた。「反権力スキャンダリズム」を標榜し、攻撃的スクープを連発した『噂の眞相』。下世話な記事が多く、訴訟とスキャンダルまみれだった一方、『噂の眞相』=うわしんこそが本当のジャーナリズムだったと評価する声も高い。奇しくもゲンロンでは、『ゲンロン1』から『ゲンロン4』(11月末刊行)まで、「現代日本の批評」再検討シリーズを展開中。そのなかで東浩紀は、『噂の眞相』こそが、論壇人のキャラ化を進め、のちのブログ論壇につながったと評価する。功罪あれど、批評史を振り返るうえで大きな存在だったことはまちがいないだろう。『噂の眞相』とは何だったのか? いま『噂の眞相』は必要なのか?休刊から12年を経たいま、社会史、メディア史、論壇史を横断し、その功罪を再検討する、ゲンロンだからこそできる名企画!【イベントのページ】http://genron-cafe.jp/event/20160927/
久田将義×東浩紀「ニッポンの闇#1 山口組分裂、野球賭博、続出するスキャンダル…ニッポンの闇を掘り下げる」【2016/5/11収録】 @hazuma
異色の対談シリーズ、開幕!昨年夏の「分裂」以降、山口組と神戸山口組の衝突が続いている。約半年でおよそ50件の事件が起こり、銃器が使用されるケースも後を絶たない。先日、警察庁はこの衝突を「抗争」と認定し、集中取締本部を設置したが、一般市民が巻き込まれるリスクも高まっている。ほかにも、野球賭博の発覚、著名人の相次ぐスキャンダル発覚など、ニュースを騒がせるのはダークなニュースばかり。いわゆる「裏社会」への理解ぬきに、日本社会の実態を掴むことはできない。しかし一般人に、たしかな情報を得ることは難しい。なにを読み、どういう情報を信じるべきなのだろうか。そこでゲンロンカフェでは、長年『実話ナックルズ』の編集長を務め、現在は「東京ブレイキングニュース」を手がける久田将義氏を招き、裏社会の最新情報をテーマとするシリーズ「ニッポンの闇」をスタートする。聞き手は、まとめサイトでの情報収集を日課とする東浩紀。そもそもまとめサイトは信じていいのか。実際なにがどうなってるのか。東浩紀が徹底的に訊く!【イベントページへのリンク】http://genron-cafe.jp/event/20160511/
勝川俊雄×東浩紀「日本が漁業後進国になった理由」【2016/11/10収録】 @katukawa @hazuma
ゲンロンカフェでしか実現しえない、異色の漁業イベントが実現!日本は世界の漁業の常識から取り残された漁業後進国であり、いま起こっているのは「日本人の魚離れ」ではなく、「魚の日本離れ」である……。このような衝撃的な事実を統計情報を元に明らかにしつつ、具体的な対応策を記した話題の本が、勝川俊雄『魚が食べられなくなる日』(小学館新書)だ。たとえば日本では、漁獲量の減少を「中国が魚を大量に漁獲するようになったから」だと報道する。しかし実際には、中国は養殖の産業化に成功し、いまや世界一の輸出超過国になっている。日本で漁獲量が減少しているのは、有効な漁獲量規制の枠組みを設定できないまま、無策が続いている漁業行政が原因にほかならない。日本の漁業に関しては、誤った常識が多々流布している。たとえば稚魚の放流について。日本では大量の稚魚を放流して海洋資源の回復に努めようとしているが、これは統計的に見てごく効果が薄く、経費すら回収できていない。海洋資源の保全に必要な施策についてはすでに各国で研究が進んでいるが、そのような科学的な成果には目をつぶったまま、日本の漁業は先進化できずにいるのだ。これからもおいしい魚を食べ続けるために、いますべきことはなんなのか。個別漁獲枠制の導入、漁獲量の正確な記録、水産庁と科学機関の分離独立など、いますぐ取れる方策はたくさんある。しかしそこまで問題点が明確にもかかわらず、なぜ水産行政は動かず、業界は変わることができないのか。そこには日本社会に通底する、「変われない構造」があるのではないか?東浩紀のツイートから始まった、ゲンロンカフェでは異色のテーマを扱う必見のイベント。日本漁業の問題点と、その奥に潜む日本社会の病理が明らかになる!
大澤真幸×宮台真司×東浩紀「人文系の衰退は必然である(?)——『知』のこれからを考える」【2015/11/18収録】 @miyadai @hazuma
「知」とは元来、古代ギリシャの弁論術にはじまり、イデオロギーの対立、学生運動など、常に社会実践と結びついてきた。しかし、冷戦の終焉以降、そうした実践への共感が失われ、人文知は個人の内面に留まるものとなり、あるいは単なる「情報」のイメージに成り下がってしまった。そして、直近の文科省の再編要請で、ますます人文系の危機は深まっている。ただ、経済的な視点からは役に立たない、儲からない人文知が衰退するのはある意味当然かもしれない。しかし、人文知が一掃された社会は立ち行かなくなるのも明らかだ。それでは、これからの「知」はどうあるべきか?どのように人文的な教養を次世代に伝えていくか?日本の「知」を牽引してきた3人に今後の「知」のあり方、それぞれの構想を聞く。 1. 「実践」から乖離した「知」は情報に成り下がった役に立たないのが前提の学問だから切り捨てられるのは当然学んでもお金にならない、学ばなくても生きていける学びたければネットでもどこでもできるカリスマ不在、グランドセオリーはもはや不要?学問を輸入してきた日本の文系は何をやっているか分からない?海外も苦境は同じ。自己啓発化、メンタルコーチング化? 2. 知は人文系の専売特許ではない~教養とはそもそも何なのか?「実学」、サイエンス、IT系…何でも教養になり得る?教養の意味、あり方は時代とともに変化、栄枯盛衰はある世代間コミュニケーションのツール 3. 知をどう伝えるか〜僕たちのプラン自主ゼミ、私塾、ゲンロンカフェ、SNS…独自の宮台社会学、大澤社会学、東思想のプランは?教養に実践を取り戻す 4. 真のリーダーを目指すなら教養を磨け!幹部候補が「古典」を積極的に学ぼうとしている普遍で不変の知識はある状況判断、決断に生きる知恵人望、説得力は「知性」から生まれる 5. それでも人文系を志すキミへ時代の変化に応じてサバイバルする方法を模索せよこれは絶対に読むべき、見るべき自分で考える力、批評力、メディアリテラシーの習得日本の大学で学ぶ意味、独自性の追求が重要?
(1/4)楠正憲×山口浩×東浩紀「ビットコインは貨幣たりうるか —— 匿名と安全と流通のバランスをめぐって」【2014/6/5収録】 @masanork @HYamaguchi @hazuma
採掘? ハッシュレート?
専門用語だらけのビットコイン。
一から十まですべてがわかる!
昨年からニュースを席巻したバズワード「ビットコイン」。
日本に本社を置く世界最大の取引所Mt.Goxの破綻を経たいまも、
仮想通貨としての流通は続き、
その可能性と危険性について議論が続いている。
わたしたちは、ビットコインをどう評価するべきなのか。
ビットコインは儲かるのか?
ビットコインは貨幣なのか、商品なのか?
そもそも貨幣とはなにか?
日経ビジネスオンラインでビットコインの連載を続ける
Yahoo!/国際大学GLOCOMの楠正憲、
SYNODOSでビットコインの問題を鋭く抉り出した
駒澤大学/国際大学GLOCOMの山口浩の両名を招き、
ised以来の交流がある東浩紀が聞き手となって、
ビットコイン問題の本質、そして貨幣の未来について語り明かす。
経済紙の解説に飽き足らないすべてのひとに送る、
本当の「仮想貨幣の未来」をめぐる哲学的シンポジウム!
常岡浩介×東浩紀「イスラム国から考える——なぜそれは見世物になるのか」【2015/4/10収録】 @shamilsh @hazuma
登壇者プロフィール】常岡浩介(つねおか・こうすけ)1969年生まれ、45歳。早大卒。NBC長崎放送・報道記者を経て98年からフリー。アフガニスタン、チェチェン、イラク、シリアなど、戦争取材を続けるほか、長崎県警の内部犯罪なども追及。ロシア、アフガニスタン、パキスタンなどで現地諜報機関や政府系組織に拉致、誘拐された経験も。「ロシア 語られない戦争—チェチェンゲリラ従軍記」(アスキー新書 2008年)で平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞。自身の誘拐事件を扱った漫画作品「常岡さん、人質になる。」(エンターブレイン 2011年)も。東浩紀(あずま・ひろき)1971年生まれ。東京都出身。哲学者・作家。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。株式会社ゲンロン代表、同社発行『思想地図β』編集長。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(講談社)、『弱いつながり』(幻冬舎)など多数。
〈1/4〉安藤礼二×速水健朗「満洲国というユートピア——分離独立から考える日本のいま」【2015/11/25収録】 @gotanda6
この夏、中国東北部、旧満洲地方の三つの主要な都市、瀋陽(奉天)、長春(満洲帝国の首都であった新京)、ハルビンを旅してきたという安藤礼二。11月新創刊の『ゲンロン1』(https://shop.genron.co.jp/products/detail.php?product_id=261)に、満洲をテーマとする論考を寄稿している。いま、満洲を論じる理由は、それが近代日本を映し出す鏡として存在していたからだと安藤は言う。宗教とそれを表現する美的な建築様式、ヨーロッパ的な近代を乗り越えようとした都市計画、国家機能を先鋭化した政治と経済の体制の整備。近代日本が目指した新しい国家の純粋なかたちが、そこにはあったのだ。
他方、速水健朗が満洲に注目するのは、「独立国家」という観点からである。速水は満洲国を失敗した独立国家として捉えている。ポール・ヴィリリオは「事故のないところに進歩はない」と述べたが、満洲の失敗をヴィリリオの「事故の博物館」構想の視点から捉えると見えてくるものがあるのではないか、というのが速水の視点である。
五族協和を掲げた、多民族・多宗教の帝国、満洲。近代日本のユートピアは、日本の精神文化や社会構造のなにを写し、いかにデフォルメさせていたのか。現在の満洲を旅することで、われわれはどのような視点を獲得できるのか。
大著『折口信夫』(http://amzn.to/1ppU7gI)が角川財団学芸賞を受賞したばかりの安藤礼二と、速水健朗が、ユートピア国家満洲から日本のいまを激論。
1/4 http://www.nicovideo.jp/watch/1462024465
2/4 http://www.nicovideo.jp/watch/1462026158
3/4 http://www.nicovideo.jp/watch/1462026200
4/4 http://www.nicovideo.jp/watch/1462026219
満洲国というユートピア | ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20151125/
宮台真司×東浩紀「2017・秋の陣」【ニッポンの展望 #6】(2017/11/20収録)@miyadai @hazuma
【収録時のイベント概要】
宮台真司×東浩紀による時事対談シリーズ第6弾。なんと1年以上におよぶ沈黙を経て、最強タッグがついに帰って来ました!!!
注目の総選挙結果から緊迫の北朝鮮情勢、トランプ政権の行く末まであらゆる論点を総括し、ニッポンの行く末を占います。
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20171120/
西田亮介×辻田真佐憲「なぜ自民党だけがうまくいくのか?ーー古今のメディア戦略から政治を読む:西田亮介『情報武装する政治』刊行記念イベント」
【収録時のイベント概要】
3月22日に出版された西田亮介の新著、『情報武装する政治』(KADOKAWA)。
本書はインターネットの登場以降、政治の情報発信はどのように変化してきたかを、自民党を中心に読み解く意欲作だ。
なぜ「自民党一強」が続くのか。
ポスト・トゥルースが叫ばれる世界情勢を踏まえたうえで、各政党のメディア戦略を解き明かしている。
ゲンロンカフェでは本書の刊行を記念し、同じく3月発売の新刊『空気の検閲』(光文社新書)で、戦前・戦中の日本における表現規制を問い直し、ベストセラー『大本営発表』(幻冬舎新書)では、戦時下におけるメディア戦略を論じた辻田真佐憲を招く。
過去と現在の政権・政治家の情報戦略を踏まえた先に、未来へのヒントが浮かび上がる。
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20180411/
藤井光×藤田直哉×東浩紀「地域アートは自由の夢を見るか?」【2016/06/09収録】
越後妻有の「大地の芸術祭」や、横浜トリエンナーレなど、日本各地で展開され注目を集める「地域アート」。しかしその実態とはどのようなもので、日本の美術史においていかなる意義があり、どんな課題に直面しているのかは、いまだ十分に語られていない。今年3月に刊行された『地域アート』(堀之内出版)は、会田誠や田中功起といった美術家から星野太や加治屋健司等の研究者まで多様な寄稿者を迎え、「地域アート」の実際に迫っている。本イベントでは、ゲンロンで「新芸術校」を運営する東浩紀が、編著者で批評家の藤田直哉、「エステティック・コンディション」(『地域アート』所収)で、藤田とともにアートと政治/制度について語った美術作家の藤井光を迎える。この国の「地域アート」を取り巻く現状と、来たるべき未来の姿とは。【イベントページへのリンク】http://genron-cafe.jp/event/20160609/
<3/4>大澤真幸×宮台真司×東浩紀「人文系の衰退は必然である(?)——『知』のこれからを考える」【2015/11/18収録】 @miyadai @hazuma
「知」とは元来、古代ギリシャの弁論術にはじまり、イデオロギーの対立、学生運動など、常に社会実践と結びついてきた。しかし、冷戦の終焉以降、そうした実践への共感が失われ、人文知は個人の内面に留まるものとなり、あるいは単なる「情報」のイメージに成り下がってしまった。そして、直近の文科省の再編要請で、ますます人文系の危機は深まっている。ただ、経済的な視点からは役に立たない、儲からない人文知が衰退するのはある意味当然かもしれない。しかし、人文知が一掃された社会は立ち行かなくなるのも明らかだ。それでは、これからの「知」はどうあるべきか?どのように人文的な教養を次世代に伝えていくか?日本の「知」を牽引してきた3人に今後の「知」のあり方、それぞれの構想を聞く。 1. 「実践」から乖離した「知」は情報に成り下がった役に立たないのが前提の学問だから切り捨てられるのは当然学んでもお金にならない、学ばなくても生きていける学びたければネットでもどこでもできるカリスマ不在、グランドセオリーはもはや不要?学問を輸入してきた日本の文系は何をやっているか分からない?海外も苦境は同じ。自己啓発化、メンタルコーチング化? 2. 知は人文系の専売特許ではない~教養とはそもそも何なのか?「実学」、サイエンス、IT系…何でも教養になり得る?教養の意味、あり方は時代とともに変化、栄枯盛衰はある世代間コミュニケーションのツール 3. 知をどう伝えるか〜僕たちのプラン自主ゼミ、私塾、ゲンロンカフェ、SNS…独自の宮台社会学、大澤社会学、東思想のプランは?教養に実践を取り戻す 4. 真のリーダーを目指すなら教養を磨け!幹部候補が「古典」を積極的に学ぼうとしている普遍で不変の知識はある状況判断、決断に生きる知恵人望、説得力は「知性」から生まれる 5. それでも人文系を志すキミへ時代の変化に応じてサバイバルする方法を模索せよこれは絶対に読むべき、見るべき自分で考える力、批評力、メディアリテラシーの習得日本の大学で学ぶ意味、独自性の追求が重要?
〈1/5〉鈴木謙介×東浩紀「1995/2015——いま人文知は必要か」【2015/9/19収録】 @hazuma
★イベントに向け、鈴木謙介さんがブログで長文エントリを書かれています。必見の内容!!
→ http://blog.szk.cc/2015/07/17/events-1509/
6月28日、東浩紀が6年ぶりに『文化系トークラジオ Life』に出演した(電話出演)。
大学における文学部の価値が問われ、人文知そのもののプレゼンスが低下するなかで、現代における人文知の役割はいったいなんなのか。そして、それは本当に維持可能なのか。
2006年から『Life』のパーソナリティを務め、独自の場を築いてきた鈴木謙介と、2013年にゲンロン/ゲンロンカフェを立ち上げ、新たな言論の拠点を作ろうとする東浩紀。かつてGLOCOMでともに研究員を務めた2人が、この20年の社会変化を踏まえたうえで、いま人文知が果たすべき使命を問い直す。
1/5 http://www.nicovideo.jp/watch/1462023929
2/5 http://www.nicovideo.jp/watch/1462025571
3/5 http://www.nicovideo.jp/watch/1462025569
4/5 http://www.nicovideo.jp/watch/1462025665
5/5 http://www.nicovideo.jp/watch/1462025779
1995/2015 | ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20150919/
(1/2)牧村朝子×東浩紀「≪名前のない性≫をイメージする――セクシャルマイノリティの現状からの思考」 【2014/1/31配信】 @makimuuuuuu @hazuma
タレントとして活動する一方、レズビアンであることを公言し、フランス人女性と国際同性結婚を行った牧村朝子。
昨年11月に刊行されたばかりの著書『百合のリアル』には、自身が同性に惹かれる気持ちを認められず、自分をカテゴライズするため迷走した日々が赤裸々に綴られている。
性に対するあり方は個々人によって異なり、言葉をもって完全に区別しきることができない。
よって、同性愛者/異性愛者などといった区別のための用語に、無理に自分を当てはめなくともよい、名前のないままでいてもよいのだ、と牧村はいう。
しかし、日本は同性結婚が認められる見通しも立たず、相続や住宅事情など、同性愛者という区別をされた上での数々の障害があるのも事実。
日本人はこれから、自分たちの性に、そして他者の性にどう向き合っていくべきなのか。
性の問題は、いわゆる「セクシャルマイノリティ」だけのものではない。
東浩紀は、一見保守的な欲望を持つオタクもまた、性の複雑な屈折を抱えていると述べている。
彼らは自分たちの欲望とどう対峙し、社会と折り合うべきなのだろうか。
自分ではコントロールできない複雑な「性」。
誰しもが持つ人間が人間であるがゆえの根源的な悩みに、タブーなしで切り込む。
初顔合わせの2人による、予測不能、白熱の120分!!!
外山恒一×白井聡「永続敗戦と全共闘以後ーー外山恒一・十番勝負『全共闘以後』刊行記念対談」 @toyamakoichi
【収録時のイベント概要】
激震! 〝革命家〟外山恒一氏、ゲンロンカフェ初登壇!
極左運動家からファシストに転向、2007年の東京都知事選では「政府転覆」を呼びかける過激な政見放送で名を知らしめた〝革命家〟外山恒一氏。
今年9月に刊行した600頁を超える大著『全共闘以後』では、 1968年の全共闘から50年間の若者たちの社会運動を〝通史〟として描きだし、その質量ともに類を見ない渾身の労作は、政治思想やイデオロギーを超えて大きな話題を呼んでいる。
『革命的な、あまりに革命的な――「1968年の革命」史論』の著者である文芸評論家の絓秀実氏は、本書に対し「外山恒一の思想と行動の集大成とも言える本書は、3・11を経て、ヘイトとポリコレで奇妙な行き詰まりの様相を呈している今日の運動状況において、 〈人民の敵〉による、人民のための、革命の書である」と推薦を寄せている。
本書の冒頭で、外山氏は「連合赤軍事件を境に学生運動は急速に退潮し、その後はシラケでバブルでオタクでサブカルだという歴史認識は間違って」いると断ずる。
自身もラジカルな運動家として全国を行脚し、幾度の入獄も経る一方で、さまざまな運動家たちに対して膨大量の取材調査を行ってきた外山氏が、新しく塗りかえようとする全共闘以後50年の歴史とはなんであろうか?
今回、外山氏の対談相手には、政治学者の白井聡氏をお招きする。ロシア革命の指導者レーニンの政治思想の研究者であり、『永続敗戦論――戦後日本の核心』(太田出版 / 石橋湛山賞、角川財団学芸賞受賞) や『国体論――菊と星条旗』(集英社新書)では、敗戦後の日本とアメリカの相関について大胆な切り口で考察を行っている。白井氏はゲンロンカフェへは2度目の登壇となる。
タブーなし! 時間制限なし! のゲンロンカフェで、一体どんな対話がくり広げられるのか?
理想と情熱に生きた若者たちの、知られざる闘争の群像劇に迫る!
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20181126/
高橋哲哉×初沢亜利×東浩紀「本土に基地を引き取る覚悟はあるか——沖縄に照らして考える思想と運動」【2016/8/9収録】 @arihatsuzawa @hazuma
著書『沖縄の米軍基地——「県外移設」を考える』で、在沖米軍基地を県外に移設すべきという「基地引き取り論」を展開した高橋哲哉、1年3ヶ月沖縄に移住し、写真集『沖縄のことを教えてください』を発表した初沢亜利を招き、本土と沖縄の関係を再考します。
【イベントのページ】
http://genron-cafe.jp/event/20160809/
石川初×大山顕×三井祐介×東浩紀 ショッピングモールから考える#6 幻冬舎新書版刊行記念トークショー【2016/3/16収録】
大好評のトークシリーズの第6回目は、1月に刊行された幻冬舎新書版『ショッピングモールから考える』の刊行記念イベントです。本シリーズの1〜4回がついに紙の書籍になりました!今回は日建設計の三井祐介さんをゲストにお迎えし、大山顕さん、4回目から参戦の石川初さん、そして東浩紀がショッピングモールの思想を縦横無尽に語り尽くします。#1〜#3までの内容をまとめたゲンロンの電子書籍『ショッピングモールから考える: ユートピア・バックヤード・未来都市』 (ゲンロン叢書)もKindleで好評発売中です! 【イベントのページ】http://genron-cafe.jp/event/20160316/
<2/4>大澤真幸×宮台真司×東浩紀「人文系の衰退は必然である(?)——『知』のこれからを考える」【2015/11/18収録】 @miyadai @hazuma
「知」とは元来、古代ギリシャの弁論術にはじまり、イデオロギーの対立、学生運動など、常に社会実践と結びついてきた。しかし、冷戦の終焉以降、そうした実践への共感が失われ、人文知は個人の内面に留まるものとなり、あるいは単なる「情報」のイメージに成り下がってしまった。そして、直近の文科省の再編要請で、ますます人文系の危機は深まっている。ただ、経済的な視点からは役に立たない、儲からない人文知が衰退するのはある意味当然かもしれない。しかし、人文知が一掃された社会は立ち行かなくなるのも明らかだ。それでは、これからの「知」はどうあるべきか?どのように人文的な教養を次世代に伝えていくか?日本の「知」を牽引してきた3人に今後の「知」のあり方、それぞれの構想を聞く。 1. 「実践」から乖離した「知」は情報に成り下がった役に立たないのが前提の学問だから切り捨てられるのは当然学んでもお金にならない、学ばなくても生きていける学びたければネットでもどこでもできるカリスマ不在、グランドセオリーはもはや不要?学問を輸入してきた日本の文系は何をやっているか分からない?海外も苦境は同じ。自己啓発化、メンタルコーチング化? 2. 知は人文系の専売特許ではない~教養とはそもそも何なのか?「実学」、サイエンス、IT系…何でも教養になり得る?教養の意味、あり方は時代とともに変化、栄枯盛衰はある世代間コミュニケーションのツール 3. 知をどう伝えるか〜僕たちのプラン自主ゼミ、私塾、ゲンロンカフェ、SNS…独自の宮台社会学、大澤社会学、東思想のプランは?教養に実践を取り戻す 4. 真のリーダーを目指すなら教養を磨け!幹部候補が「古典」を積極的に学ぼうとしている普遍で不変の知識はある状況判断、決断に生きる知恵人望、説得力は「知性」から生まれる 5. それでも人文系を志すキミへ時代の変化に応じてサバイバルする方法を模索せよこれは絶対に読むべき、見るべき自分で考える力、批評力、メディアリテラシーの習得日本の大学で学ぶ意味、独自性の追求が重要?
(3/4)楠正憲×山口浩×東浩紀「ビットコインは貨幣たりうるか —— 匿名と安全と流通のバランスをめぐって」【2014/6/5収録】 @masanork @HYamaguchi @hazuma
採掘? ハッシュレート?
専門用語だらけのビットコイン。
一から十まですべてがわかる!
昨年からニュースを席巻したバズワード「ビットコイン」。
日本に本社を置く世界最大の取引所Mt.Goxの破綻を経たいまも、
仮想通貨としての流通は続き、
その可能性と危険性について議論が続いている。
わたしたちは、ビットコインをどう評価するべきなのか。
ビットコインは儲かるのか?
ビットコインは貨幣なのか、商品なのか?
そもそも貨幣とはなにか?
日経ビジネスオンラインでビットコインの連載を続ける
Yahoo!/国際大学GLOCOMの楠正憲、
SYNODOSでビットコインの問題を鋭く抉り出した
駒澤大学/国際大学GLOCOMの山口浩の両名を招き、
ised以来の交流がある東浩紀が聞き手となって、
ビットコイン問題の本質、そして貨幣の未来について語り明かす。
経済紙の解説に飽き足らないすべてのひとに送る、
本当の「仮想貨幣の未来」をめぐる哲学的シンポジウム!
大澤真幸×吉川浩満「社会学という物語について――『社会学史』刊行記念特別講義」(2019/7/5収録) @clnmn
【収録時のイベント概要】
社会学者・大澤真幸さんが使命感を持って挑まれた『社会学史』!
その刊行を記念して、ゲンロンカフェでは特別講義を開催いたします。
『社会学史』は、社会学の歴史を全体性をもって網羅的に収めた600ページを超える大著です。
マルクス、フロイト、フーコー、そしてアリストテレスからカンタン・メイヤスーまで、
重要人物や各時代の重要事項を丁寧に解説しながらも、
「知の楽しさ」をも取り戻すという偉業を果たした大澤さんに、本書と同じく、講義形式でたっぷりとお話いただきます。
この壮大な知の歴史の講義録を読み解く特別ゲストは、
当代屈指の読書家でもある文筆家・吉川浩満さん。
大澤さんとの対談も収録された、
吉川さんの著書『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』で、
「人間とは何であるのか」を突き詰めた吉川さんが、
「人間にとって社会学とは何であるのか」を稀代の社会学者に問いかけます。
「近代社会の自己意識の一つの表現」である社会学について、
おふたりにたっぷりと語っていただきましょう!
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「社会学はもちろん、その周辺の学問を理解するためには、
どうしても、社会学史全体を知っておく必要があります。
それなのに、なぜか、社会学史の本がほとんどないのが現状です。
だから、この仕事に私は、強い社会的な使命感を持っています」
ーー大澤真幸
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20190705/
高橋源一郎×藤田貴大(マームとジプシー)「演劇・戦争・民主主義——歴史と未来を結ぶ言葉と身体」【2016/1/12収録】 @takagengen @fujita_takahiro
作家の高橋源一郎と劇作家で演出家の藤田貴大が、ゲンロンカフェで対談する。
藤田が主催するのは、人々に芝居を届ける旅芸人の伝統を引き受けるかのような劇団名を冠した劇団「マームとジプシー」。ひめゆり学徒隊を題材とした代表作『cocoon』では、戦争と子ども時代の記憶が重ね合わされる。高橋はこの作品を、戦争を過去のできごとにするのではなく、それを経験しなかったものの煩悶を提示するものとして評価していた。現代のわれわれは戦争をいかに伝えることができるのか、そもそも伝えるべきなのか。戦争というテーマに対置される、女学生のみずみずしくも生々しい若さとナイーブさは、身体性の強いリリカルな演技と相まって、ひとの心を強く揺さぶる。
他方、高橋も今年、戦後70年を機に、「伯父さんは戦場へ行った」(朝日新聞)、「死者と生きる未来」(ポリタス)などの戦争をテーマとしたエッセイを発表している。個人的な体験を発端とするそれらは、高橋自身は経験していない戦争が残した痛みを鋭く描き、やはりひとの心を突いてくる。
高橋は、あるインタビューで、小説家は「普通の人よりも少し感受性がこまやか」で、「世界の変化を敏感に感じ取るセンサーの役割」を果たすのがその仕事だと言っている。
パリのテロ事件の殺伐としたニュースが世界を震撼させた。一般市民が無差別に暴力の標的になっている。このような時代に、文学や演劇には何ができるのか。また、われわれが探るべき民主主義はいったいどこにあるのか。
イベントページはこちらから!
http://genron-cafe.jp/event/20160112/
辻田真佐憲×広中一成「反日プロパガンダ、歴史戦、あるいは ─日中戦争開戦80周年 いまこそ通州事件と南京事件を問い直す」【2017/02/10収録】@reichsneet
今年2017年は、日中戦争の開戦から80年の節目にあたる。1937年には、盧溝橋事件、第二次上海事変、そして南京攻略戦が発生した。南京攻略戦にあたっては、多数の市民が巻き添えになり命を落としたとされる。いわゆる南京事件だ。中国政府は、その犠牲者数を30万人と主張している。2014年には、南京事件に関する文書がユネスコの世界記録遺産に登録されて話題になった。これに対し、日本の保守派の間では、「通州事件」に注目が集まっている。1937年7月、盧溝橋事件の約20日後、北京郊外の通州で日本の民間人が中国人の保安隊に殺害されたという事件だ。中国人だって日本の民間人を殺したではないか。いわば、通州事件は、中国の「反日プロパガンダ」に対するカウンター・プロパガンダ——いわゆる「歴史戦」——のように使われているのである。しかし、実際のところ、80年前の通州や南京では何が行われたのだろうか。政治的な論争とは別に、事実を踏まえた冷静な議論も必要だ。そこで今回、日本における通州事件研究の第一人者で、中国近現代史研究者の広中一成氏をお招きし、その詳細をうかがうことにした。氏は、昨年末『通州事件 日中戦争泥沼化への道』(星海社新書)を刊行したばかりであり、軍事史にもたいへん造詣が深い。日中戦争80周年を振り返るうえで、ほかにはない精密かつ有意義な議論ができるはずだ。今年は日中戦争80周年と銘打って様々な企画がでてくることが予想される。通州事件や南京事件も当然話題になるにちがいない。その前に、事件の真相が何であったのかを知っておくのは決して無駄ではないだろう。【イベントページへのリンク】http://genron-cafe.jp/event/20170210/
<4/4>大澤真幸×宮台真司×東浩紀「人文系の衰退は必然である(?)——『知』のこれからを考える」【2015/11/18収録】 @miyadai @hazuma
「知」とは元来、古代ギリシャの弁論術にはじまり、イデオロギーの対立、学生運動など、常に社会実践と結びついてきた。しかし、冷戦の終焉以降、そうした実践への共感が失われ、人文知は個人の内面に留まるものとなり、あるいは単なる「情報」のイメージに成り下がってしまった。そして、直近の文科省の再編要請で、ますます人文系の危機は深まっている。ただ、経済的な視点からは役に立たない、儲からない人文知が衰退するのはある意味当然かもしれない。しかし、人文知が一掃された社会は立ち行かなくなるのも明らかだ。それでは、これからの「知」はどうあるべきか?どのように人文的な教養を次世代に伝えていくか?日本の「知」を牽引してきた3人に今後の「知」のあり方、それぞれの構想を聞く。 1. 「実践」から乖離した「知」は情報に成り下がった役に立たないのが前提の学問だから切り捨てられるのは当然学んでもお金にならない、学ばなくても生きていける学びたければネットでもどこでもできるカリスマ不在、グランドセオリーはもはや不要?学問を輸入してきた日本の文系は何をやっているか分からない?海外も苦境は同じ。自己啓発化、メンタルコーチング化? 2. 知は人文系の専売特許ではない~教養とはそもそも何なのか?「実学」、サイエンス、IT系…何でも教養になり得る?教養の意味、あり方は時代とともに変化、栄枯盛衰はある世代間コミュニケーションのツール 3. 知をどう伝えるか〜僕たちのプラン自主ゼミ、私塾、ゲンロンカフェ、SNS…独自の宮台社会学、大澤社会学、東思想のプランは?教養に実践を取り戻す 4. 真のリーダーを目指すなら教養を磨け!幹部候補が「古典」を積極的に学ぼうとしている普遍で不変の知識はある状況判断、決断に生きる知恵人望、説得力は「知性」から生まれる 5. それでも人文系を志すキミへ時代の変化に応じてサバイバルする方法を模索せよこれは絶対に読むべき、見るべき自分で考える力、批評力、メディアリテラシーの習得日本の大学で学ぶ意味、独自性の追求が重要?
青木理×辻田真佐憲「大本営発表にはこう対抗せよ——『大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争』刊行記念イベント」【愛国コンテンツの未来学 #6】【2016/9/13収録】 @reichsneet
今日、「マスコミ」ほど憎まれている言葉は少ない。わずかでも肯定的なことを書けば、たちまち「マスゴミ」批判が押し寄せてくる。その批判の内容も様々だ。もちろん、正当な批判も存在する。ただ酷いものになると、マスコミが発信する内容はすべてウソであり、真実はインターネット(しかも「まとめサイト」のたぐい)にあるといわれたり、マスコミは中国や韓国とともに「反日包囲網」を形成し、日本を意図的に攻撃しているとさえいわれる。ついには、政府が「放送法」などを使って、積極的にマスコミをコントロールするべきだという暴論まで出てくる始末だ。かくもメディア問題が炎上したことは今日をおいてほかにない。そこで今回は、戦時中に行われた「大本営発表」の歴史を踏まえて、現在日本の政治とメディアの関係について考えてみたい。大本営発表は、日本メディア史の最暗部である。「ネトウヨ」でさえ、この歴史を肯定的には語ることはない。と同時に、大本営発表は70年以上前のできごとであるがゆえに、かえって利害当事者がおらず、また現在の政治的な環境に左右されず、メディア問題を語りうる格好のテーマでもある。なぜ戦時中のメディアは、軍の報道に飲み込まれ、その拡声器になってしまったのか。その具体的な歴史は、今日のメディア問題を考えるヒントになるだろう。今回は、ジャーナリストの青木理氏をゲストにお招きする。警察取材が長く、メディア問題についても積極的に発信されている青木氏に、大本営発表の歴史や、エリート官僚である大本営の軍人の行動と思考についてどのように考えるのかをうかがうつもりである。政治とメディアの関係について、過去と現在をつなぐ、またとない機会になるだろう。なお、以下にネットで無料で読める拙稿やインタビューを参考して掲示しておく。軽薄な「マスゴミ批判」は戦時下の「大本営発表」を復活させかねない<大本営発表>辻田真佐憲 – 幻冬舎plus「政治とメディアの距離がおかしい」 大本営発表のウソ、今への教訓(辻田真佐憲)http://genron-cafe.jp/event/20160913/
〈3/6〉井庭崇×斎藤環「認知症と新たなアプローチ──パターン・ランゲージを応用する」【2015/10/01収録】 @takashiiba @pentaxxx
今年5月、認知症の本人やその家族に向けたブックレット『旅のことば』(丸善出版)が刊行された。副題を「認知症とともによりよく生きるためのヒント」というこの小さな本には、認知症本人やその家族、あるいは認知症に関心を持つ人に向けた、40個の「工夫」が記されている。よくある問題や悩みに直面したとき、どのように対処すればよいのか、そしてその結果どんな改善が期待できるのかがコンパクトにまとめられ、明確な行動の指針になるように設計されているのが特徴だ。『旅のことば』は、「パターン・ランゲージ」と呼ばれる考え方に基いて制作された。パターン・ランゲージは、もともとは建築や都市設計の用語で、建築家のクリストファー・アレグザンダーが1977年に提唱した。街や建物のかたちによくあらわれる形態を取り出す方法論のことを指し、専門家以外への情報共有を簡単にする効果がある。のちにプログラミングの方法論として注目されるなど、広い分野に影響を与えている。そのパターン・ランゲージを、世界で初めて福祉分野に応用したのが、この『旅のことば』なのだ。パターン・ランゲージを応用した本書は「やさしさに満ちた道標」「希望に満ちた暖かい一冊」(いずれもAmazonレビュー)と評され、認知症の当事者からも高い評価を受けている。従来のアプローチとは異なる角度から、認知症に関する新しい取り組みが生まれつつある。このイベントでは、パターン・ランゲージを専門とし、『旅のことば』の編著者を務めた井庭崇氏と、臨床家として長い実務経験を持ち、また近年はフィンランド発の精神療法「オープンダイアローグ」の啓蒙に注力する斎藤環氏の両名をお招きする。認知症や精神疾患をめぐる現状と、近年生まれつつある新しい方法論について、それぞれの立場からお話しいただく。
(1/2)猪瀬直樹×東浩紀「『救出――3.11気仙沼 公民館に取り残された446人』刊行記念イベント」【2015/2/18収録】 @inosenaoki @hazuma
2015年1月26日に発売された『救出――3・11気仙沼 公民館に取り残された446人』(河出書房新社)の刊行を記念し、猪瀬直樹氏と東浩紀のトークイベントを開催します。
1/2 http://ch.nicovideo.jp/genron-cafe/video/so28120693
2/2 http://ch.nicovideo.jp/genron-cafe/video/so28120693
『救出——3.11気仙沼 公民館に取り残された446人』刊行記念イベント | ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20150218/
(1/4)池内恵×常岡浩介「イスラーム国とはなにか?――カリフ制再興運動、イスラーム法、そしてアサド政権19万人の虐殺」 【2014/12/3配信】 @shamilsh
「イスラム国」が世界の中心になってしまいました。
本来、中東で起きている、この一連の問題においてイスラム国は中心ではないし、中心にすべきではないので、今の事態は正常だとも、よいことだとも思いません。本来、何を問題とし、何にどう向き合うべきなのか?そういったことをお話できるのはどなただろうと考えていました。
ぼくは現場記者です。現場から伝えるというのは、状況を俯瞰してみる立場になりにくいことを理解しています。かといって、公平な、広い視野から、この問題を説明できている専門家はどこにいるのかと問うときに、困ってしまうのです。
ある大学の先生は、学生にアラビア語を教えるときに、「バッシャール・アサドに我が血を捧げます」という例文を使ってみせるそうです。
一方、ぼくがいつもお世話になっている元同志社大のハサン中田考先生は、学生時代からカリフ制再興を訴えて来た、「カワユイ(^O^)カリフ道」の師範を名乗る人物で、イスラム国のバグダーディが「おれがカリフだ」と宣言したとき、ハートがびんびん来てしまった方。超然とした存在感と実績がありながら、今はやはり客観的とは言い難い。
そんな、中東、イスラム世界を巡る研究者の世界に、超新星のごとき研究者が現れたのです。
池内恵先生との対談イベントは、ぼくがゲンロンカフェにたってお願いして実現しました。ぼくが登壇者でなければ、必ずお金を払って観にゆくであろうイベントです。先生のブログや論文でいつもやっているように、古今東西の大権威の公明な学者先生方を、この夜もばっさばっさ切りまくってもらいたいと期待に胸をときめかせています。(常岡浩介)
ばっさばっさとは不穏当ですが、グローバル・ジハードの思想と運動の発生源とメカニズム、中東政治の変動によって生まれた活動の場、それを誰がどのように収集していくのか、など、イスラーム思想史と中東研究の視点から解説していきます。あと、常岡さんという謎の人物の正体にも、力の限り迫ります。(池内恵)
茂木健一郎×東浩紀「ニッポンの脳 #7ーー2019年・晩秋の巻」(2019/11/24収録) @kenichiromogi @hazuma
【収録時のイベント概要】
3年ぶりの開催決定ーー!!
脳科学者の茂木健一郎氏と東浩紀による時事対談の第7回。
2016年11月に開催された「2016・晩秋の巻」から3年が経ち、世界はどのように変わったのか。
あるいは変わることができなかったのか。
ついに「東京2020オリンピック」も開催間近となる2010年代最後の秋、
つねに事件を呼ぶ最強コンビが、混迷する世相を再び一刀両断する!
いったい日本は、そして世界はどうなってしまうのか。
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20191124b/
西田亮介×辻田真佐憲「令和における政治広報の行方ーーメディア戦略から政治を読む #2」(2019/7/3収録) @Ryosuke_Nishida @reichsneet
【収録時のイベント概要】
2018年4月にゲンロンカフェにて開催し好評を得たイベント、西田亮介×辻田真佐憲「なぜ自民党だけがうまくいくのか?──古今のメディア戦略から政治を読む」。
令和元年を迎え、来る参院選を前に、熱いリクエストにお答えして、この第二弾を緊急開催いたします!!
西田さんは、2018年に刊行した『情報武装する政治 』で、インターネットの登場以降、政治の情報発信はどのように変化してきたかを読み解き、なぜ「自民党一強」が続くのか、ポスト・トゥルースが叫ばれる世界情勢を踏まえたうえで、各政党のメディア戦略を解き明かしています。
辻田さんも、同年に刊行した『空気の検閲 』で戦前・戦中の日本における表現規制を問い直し、ベストセラー『大本営発表』(幻冬舎新書)では、戦時下におけるメディア戦略を論じています。
情報戦ともいえる昨今の政治に、どのように関わっていくことができるのか。
今後、どのように政治参加していくのか考えるきっかけにもなる、必聴イベントです!
ぜひ会場にてご参加ください。
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20190703/