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バーバー:交響曲第2番 作品19(1947年改訂版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=EHXnnBykrCU)。
第二次世界大戦の最中であった1943年、アメリカ陸軍航空軍は「弦楽のためのアダージョ」などの作品で頭角を現した作曲家サミュエル・バーバーに対して「飛行機乗りを扱った交響的作品(symphonic work about flyers)」の作曲を依頼しました。バーバーは1942年にアメリカ陸軍に徴兵されていましたが、この新作の作曲に際して軍の全面的な協力を受け、航空軍基地の中で暮らしてパイロット達に飛行の経験について聞いたり、自ら飛行訓練に加わったりするなどしました。また軍からの要請により、夜間飛行の誘導のためのビーコンを表現する電子楽器(electronic tone-generator)を編成に追加しました。こうした事情から、バーバーは複調やオスティナート、不協和音といった様々な技法を可能な限り駆使した野心的な交響曲を作曲し、全3楽章の交響曲第2番 作品19として完成させました。
本作は1944年に初演され、一部評論家から批判はあったものの、意欲的な現代音楽作品として成功を収めました。バーバーは本作の出来をかなり高く評価しており、1947年には電子楽器のパートをEs管クラリネットに変更した改訂版を作り、1950年には自らの指揮により録音も残しました。しかし作曲から20年を過ぎた1964年、バーバーは「軍のプロパガンダ作品でしかない」との理由で本作の楽譜を破棄し、長らく演奏機会が失われました。その後、バーバーの死後の1984年にイギリスで破棄を免れた楽譜が発見され、現在では再評価が進んでいます。
個人的には、この交響曲は同時期に作曲されたショスタコーヴィチの交響曲(第7番など)と同程度のプロパガンダ性があるものの、バーバーが気に病むほどではなく、むしろ現代音楽における交響曲としてかなり優れた作品であることに注目するべきだと思います。
ネーメ・ヤルヴィ指揮
デトロイト交響楽団
バーバー:弦楽のためのアダージョ(チェロ奏者によるリモートセッション)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=0ly61HpQ3mU)。
新型コロナウィルス肺炎の世界的な流行により、世界各国からリモートセッションを行う演奏動画が多数投稿されるようになりました。そのうち、全世界のチェロ奏者によるリモートセッションを配信している「COVID CELLO PROJECT」では、その名の通り、全世界のチェロ奏者をオンラインでつないだ演奏を数多く投稿しています。その1つであるこの動画では、サミュエル・バーバーの「弦楽のためのアダージョ」を世界29ヵ国、278人のチェロ奏者が合奏しています。
【バーバー】夜想曲(ジョン・フィールドを讃えて)Op.33
YouTubeより転載。
□ 夜想曲(ジョン・フィールドを讃えて)Op.33
□ Barber - Nocturne (Homage to John Field) Op.33
□ 演奏者:不明
□ 楽譜動画 mylist/32349902
心に突き刺さる神曲 バーバー作曲「弦楽のためのアダージョ」ストコフスキー指揮&彼の交響楽団
「弦楽のためのアダージョ」は深い悲しみがあったとき耳が欲してしまう名曲である。
作曲家サミュエル・バーバーの意図を超えて「葬送」をイメージが定着している事も、この曲の持っているパワーを示している。
ストコフスキーの指揮するこの演奏は、一般的な演奏時間(9分程度)よりかなり速く6分35秒しかない。私的分析であるがストコフスキーがこのテンポにした理由は2つある思われる。
ひとつは、作曲家が表現したかった音楽が聴き手に伝わらなければ意味がない。だから聴き手が理解できるテンポで演奏すべきと言う考え。
もうひとつは「逆算」である。曲のクライマックスのテンポを決めてから、逆算して全体のテンポを決めるやりかた。ストコフスキーの演奏では4分20秒(#04:20)~4分48秒に曲のクライマックスがあるが、ここの演奏が間延びしないようになっている。これはYouTubeにアップされている他の演奏と比較するとわかる。
弦楽のためのアダージョ / Adagio for Strings Op.11 / Samuel Barber
https://youtu.be/BV37qZki31U?t=336
BARBER Adagio for Strings
https://youtu.be/N3MHeNt6Yjs?t=324
Vienna Philharmonic – Barber: Adagio for Strings, Op.11 (Summer Night Concert 2019)
https://youtu.be/WAoLJ8GbA4Y?t=336
ストコフスキーのリハーサル風景がYouTubeにアップされているが、注目すべきは他の指揮者とはまったく違う指揮をしている事である。拍を振るのではなく、旋律の出だしを指示していると言った方が良いかもしれない。ストコフスキーの指揮を見るとアダージョの穏やかな雰囲気ではなく、この曲の内面にある激しい感情の変化を表現している様に思える。
Stokowski Rehearsal - Barber 'Adagio for Strings'
https://youtu.be/gDrm809p2u4
バーバー:交響曲 第1番 ホ短調 作品9
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=29s3HRFMpRg)。
サミュエル・バーバーが1935年8月に着手し、翌1936年2月24日に完成させた交響曲 第1番 ホ短調 作品9は、作曲家自身によって「Symphony in One Movement」との注釈が添えられたとおりの、単一楽章から成る交響曲です。ただし、本作は単一楽章でありながら明確に4つの部分によって構成されており、これについてバーバー自身は「4楽章の古典的な交響曲を綜合的に処理したもの」と説明しています。このことから、シベリウスの交響曲第7番に影響されたとする意見もあります。
本作は完成した年の12月13日に初演され、翌1937年にニューヨークなどのアメリカ各地で演奏されます。特に、ニューヨーク初演を担当した指揮者アルトゥール・ロジンスキはバーバーの支援者であり、1937年のザルツブルク音楽祭ではウィーン・フィルを指揮して本作の演奏を行いました。これにより、本作は「初めてザルツブルク音楽祭で演奏されたアメリカの作曲家による交響曲」という栄誉を受けました。
アレン・ティンカム指揮
シカゴ・ユース・シンフォニー・オーケストラ
バーバー:コマンド・マーチ(管弦楽版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=pSGOV5mL40A)。
1943年、アメリカ陸軍内に初めて創設されたコマンド部隊にちなんでサミュエル・バーバーは吹奏楽のための行進曲「コマンド・マーチ」(sm35676585)を作曲し、5月23日にバーバー自身の指揮で初演されました。
この作品はそれまでの伝統的な行進曲とはかなり異なる様式の作品であり、その斬新な響きにボストン交響楽団の常任指揮者であったセルゲイ・クーセヴィツキーは注目し、バーバーに管弦楽用の編曲を委嘱します。バーバーはこれに応じて管弦楽編曲版を書き上げ、同年10月29日にクーセヴィツキーの指揮により初演されました。
マリン・オルソップ指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
バーバー:コマンド・マーチ(吹奏楽版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=SimNUVQRjGU)。
第二次世界大戦中の1942年、アメリカ陸軍とカナダ陸軍は共同で「第1特殊任務部隊」を結成しました。この部隊はアメリカ軍が初めて組織した特殊部隊(コマンド部隊)で、この部隊にふさわしい行進曲が必要と考えたアメリカ軍は、有名な「弦楽のためのアダージョ」を作曲し、当時アメリカ陸軍航空軍に徴兵されていた作曲家サミュエル・バーバーに作曲を依頼します。バーバーは1943年2月に作品を書き上げ、5月23日に初演されました。これが、バーバー唯一の吹奏楽曲である「コマンド・マーチ」です。
コマンド部隊はそれまでのアメリカ軍に存在しなかった新たな兵科の部隊であるため、それにちなんだ本作はスーザ以来の伝統的な行進曲ではなく、かなり耳新しい響きを意図して作曲されています。そのためか、本作を聴いたボストン交響楽団の常任指揮者セルゲイ・クーセヴィツキーはバーバーに管弦楽用の編曲を委嘱し、それに応じてバーバーは管弦楽編曲版(sm35676707)を作成しました。
ジョン・R・ブルジョワ大佐指揮
アメリカ海兵隊バンド
【バーバー】Agnus Dei に最終回後半の映像をあててみた【灰羽連盟】
# 冒頭10秒間は無音です。
基本的にあわせてみただけ,メインは音楽ですw。
セリフを脳内補完してみると泣けるかも。
# 追記: 試しに投コメで台詞等を補ってみています。
ある特定の部分をあわせるために他のところを犠牲にしてしまったため,
結構合ってない箇所が多いですスマヌ。
原曲である弦楽版(「~アダージョ」)も好きです。
今までうpしたもの:mylist/11232270
クリーブランド管弦楽団1974年来日公演 バーバー序曲「悪口学校」
クラリネットはデヴィッド・シフリン、指揮はマゼール。音声のみ
今様をプラトーン
今様に似ているバーバーの「弦楽のためのアダージョ」二胡ver.を、ビットクラッシュとEQで荒らして載せてみた。
動画はsm3307939の方から拝借いたしました。怖いというより悲しいかな?
【バーバー】ピアノソナタ Op.26
YouTubeより転載。
□ ピアノソナタ Op.26
□ Barber - Piano Sonata Op.26
□ 演奏者:テレンス・ジャッド
□ 楽譜動画 mylist/32349902
【SynthVクラシック】 隠者の歌 (Hermit Songs) / サミュエル・バーバー【Eleanor Forte AI】
(ピアノ伴奏の歌曲は)初投稿です。
現在「弦楽のためのアダージョ」だけが突出して知られているサミュエル・バーバー。しかし優れたバリトン歌手でもあった彼が最も力を注いだジャンルは歌曲でした。
この「隠者の歌」は中世アイルランドの神学者、修道士が残した詩に曲をつけており、全10曲からなります。今回は冒頭の「聖パトリックの煉獄」、単独で歌われることも多い「はりつけ」「修道士と猫」の3曲を選びエレノアさんに歌ってもらいました。
1曲目の聖パトリックの煉獄とは、アイルランドのダーグ湖(Loch Derg)に浮かぶステーション島にまつわる伝説のこと。ここには煉獄に通じる洞窟があり、責め苦を受けることで罪を浄められる、と言われていました。洞窟は15世紀に破壊されましたが、今でも巡礼地兼観光スポットとして人気なんだとか。
Hermit Songs Op. 29 (1952-1953)
曲: Samuel Barber (1910 - 1981)
歌詞:8世紀から13世紀にかけてのアイルランド詩(O'Faolain, Jones, Auden英訳, JASRACデータベースによるとPublic Domain)
日本語訳:やしろ
声: Eleanor Forte AI (Synthesizer V)
是非全曲盤も聴いてみてください。初演時の録音(レオンティン・プライス独唱、バーバー伴奏)も古いモノラル録音ですがなかなか良いです。
【ボカロクラシカ】カンツォーネ【バーバー】
バーバーのカンツォーネ 0C3-6546-8 です
ピアノ協奏曲の第2楽章の本人による転用で、アメリカの都会の喧騒における哀しみのような情緒がバーバーらしい小品です
mylist/29113406
■追記:広告ありがとうございます!
【血沸き肉踊るマイナー交響曲】S.バーバー Prayers of Kierkegaard
合唱曲?うーん、これはすごい。久しぶりに興奮、というか衝撃を受けました。印象的な前半もさることながら中盤のシロホンが先鞭をつけた後展開するティンパニ、スネアの破壊的迫力!バーバーにこんな曲があるとは。key word:クラシック、管弦楽曲、合唱曲、吹奏楽 Samuel Barber バーバーmylist/21571786
宮城県 民謡 (東北地方太平洋沖地震、追悼)
悲しみが止まらない。 11.4.4 心配していただきありがとうございました。実家は無事でした。 音信不通だった仙台にいる友達ともやっと連絡とれました。津波の被害がなかったところは比較的日常を取り戻しつつあるようです。 とはいえ、復興の道筋はけわしいですね。
サミュエル・バーバー - ヴァイオリン協奏曲第3楽章
相変わらずニコ動にバーバー分が足りないと思ったのでNMMのテストも兼ねてこっそりうp。爽やかな第1楽章、叙情的な第2楽章に対し、スリリングで技巧的な音楽展開を見せる第3楽章です。ヴァイオリン演奏は、作曲者と同じくカーティス音楽院出身であるヒラリー・ハーンによるものです。
スローで見るインディカー・シリーズ 2015年新エアロパッケージ
3月16、17日にバーバー・モータースポーツパークで開催された
ベライゾン・インディカーシリーズの公式テスト
このテストで登場した2015年新エアロをスローモーションで見てみよう
(動画提供:インディカー・シリーズ)(Music : 攻城戦 / Syo Yamaguchi)
銀河英雄伝説4EX オープニング MIDI音源(SC-55)
【懐かし】PC-98版です。 MIDI音源は既出と思いますが・・・・。2017年に再アニメ化するそうですね。どうなることやら。 SB16→sm18592047
【クラシック】作業用BGMその13【祈りの合唱】
今から8日前に発生した東日本大震災。
遠くから祈ることしか出来ない自分が…。
1. ヘンリク・グレツキ「Totus Tuus」op 60
2. サミュエル・バーバー「Agnus Dei」
今までうpしたもの:mylist/11232270
【IA】弦楽のためのアダージョ(Agnus Dei)【ボカロクラシカ】
今作は【IAさんが大聖堂で歌ってみた】というコンセプトで作成しています
・・・が、何かやり過ぎちゃった感が^^;
今回は素打ち(ノンビブラート)の他に「声質」「ダイナミクス値」を変更してみました
リバーブ&残響関係は「Audacity」を使用しています
やっぱ独学では色々ときついですね・・・(小並感)
投稿動画一覧 mylist/39931738
サミュエル・バーバー - 神の威厳 (Barber,Samuel - God's grandeur)
ニコ動にバーバー分と合唱曲分が足りないと思ったのでカッとなってうpった。今では(ry「神の威厳」はバーバーの合唱曲全集に入ってなかったり、演奏面でも合唱が二群に分かれたりと色々な面でハードな曲です。日本での演奏はあまり聴かないですが、群合唱部分の掛け合いが綺麗な曲だと思うので、個人的にも人数がそろえばいつかは是非やってみたい曲だと思っております。
【合唱曲】 バーバー Agnus Dei (鶴岡南高校音楽部)
◎曲目:Agnus Dei ◎作曲:Samuel Barber(サミュエル・バーバー) ◎合唱:山形県立鶴岡南高校音楽部(混声92名) ◎第51回全日本合唱コンクール全国大会 高校B(金賞・静岡県教育長賞) ※撮影地:西伊豆 ※プライバシーを侵害するコメント、特定個人を誹謗中傷するコメント、合唱好きにとって不快なコメント、非常識なコメントは投稿者の勝手な判断で非表示化いたします。悪しからず。
Daisuke Takahashi【祈り】高橋大輔
Daisuke prays for JAPAN. うP主は胸が張り裂けそうです、、、2日間眠れなかった。被災された方々、くじけず頑張って下さい!出来る限りの支援をしていきます。大ちゃんからの「祈り」も届きますように、、、 ◆music:サミュエル・バーバー[♪アダージョ] 1938年11月5日 トスカニーニ指揮・NBC交響楽団によって行われたラジオ放送による世界初演の録音です。80年以上前の演奏!心に沁み入る音楽。
眠れないときに - バーバー ピアノソナタ 変ホ短調 (1948)
何も語らず、何も望まず…… ひたすら自分の好きな曲をupします。バーバー 「ピアノソナタ」。この曲がどんな曲か知りたいならとりあえず3:13あたりから聴いてください。ペッテション、フェルドマン、ソラブジ、その他の投稿動画mylist/17048204とmylist/19418217です。
バーバー 「弦楽のためのアダージョ」 聴き比べ
何も語らず、何も望まず…… ひたすら自分の好きな曲をupします。バーバー 「弦楽のためのアダージョ」 聴き比べ。最初は初演者のトスカニーニ、次はオリジナルでボロディン弦楽四重奏団です。ペッテション、フェルドマン、ソラブジ、その他の投稿動画mylist/11727128とmylist/17048204です。
バーバー: 弦楽の為のアダージョ Op.11
パブロ・ゴンザレス指揮、バルセロナ交響楽団とカタルーニャ州管弦楽団(という名の一つのオーケストラ - Barcelona Symphony and Catalonia National Orchestra、以前大植英次さんが常任指揮者をしていました) 、2011年11月19日、Sala Pau Casals, L’Auditori (Barcelona, Spain)
:アップリストその1 mylist/9596735 その2 mylist/17898166
バーバー: ヴァイオリン協奏曲
■ 2011.12.15 サル・プレイエル
■ ジェームズ・コンロン(指揮)パリ管
ギル・シャハム(ヴァイオリン)
【バーバー】弦楽のためのアダージョ Op.11【Agnus Dei】
Agnus Deiと名のつく名曲は数多くありますが、うp主はこれがNo1だと思います。その他のうpしたもの:動物の謝肉祭 nm5144482
【巡音ルカ】 Agnus Dei 【バーバー】
サミュエル・バーバーの名曲「弦楽のためのアダージョ 作品11」の合唱編曲版を、
ルカさんの合唱でお送りします。
今まで上げたもの→mylist/13346941
【トスカニーニ】 バーバー:弦楽のためのアダージョ 【初演】
1938年11月5日、アルトゥーロ・トスカニーニ指揮/NBC交響楽団によって行われたラジオ放送による世界初演の録音。 クラシック系投稿動画→mylist/22338853