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St.Moniuszko=H.Mecler [ Prząśniczka ] Parafraza na fortepian solo
ポーランドの作曲家としては生前ショパンより著名だったモニューシュコ…の代表歌曲「紡唄」をピアニストのメルツェルがパラフレーズ化したものをやってみました
スルメ曲なオリジナルを是非とも聴いてからどうぞ
https://youtu.be/2czc8wpBqag
ポーランド人は国歌のごとく愛唱する曲で、大戦の際の独立回復の折に村々で大斉唱されたといいます
このアレンジは在ポの演奏会でピアニスト達のアンコールピースとして有名です(長さが丁度よい)
モニューシュコはズウォティ紙幣に選ばれていますし、ポーランド大使は、外国を訪れてはモニューシュコの歌曲やアリアを歌い、母国の文化を伝えることに誇りをもっています
このようにモニューシュコは現在もポーランド国内で著名な「ポーランドの作曲家」ですが、実のところは生まれが現在のベラルーシ(当時はロシア領)で、ポーランド分割下の現リトアニアでも教鞭を執ったため、ロシア5人組で知られるキュイの師匠でもあります
ショパンもモニューシュコもポーランドが亡国時代の作曲家なのですよね
画像はレルミットの「糸紡ぎの女」(PD)、拙訳はツェツォットの原詩から私が興したものです
ちなみに、詩では田舎で織り物を織る女性が描かれているように見えますが、ツェツォットの時代にはミュール紡績機が普及し始めており、それを操作するのは男性の仕事だったそうです
最後の写真はタイタニック号の中にあったジムで、屋内サイクル機を漕ぐビーズリーという女性(1912年撮影、ビーズリーは沈没事故から生還する女性)ですが、この屋内サイクル機のことを、19世紀中頃には既に「スピニング=糸紡ぎ」と呼称していたそうで、「スピニングガール」はこの100年でこう変わった!というのが、この屋内サイクル機売出しの宣伝文句だったようです
つまり、ツェツォットの時代においてのこの詩に描かれる女性は、レルミットの絵画同様、既に観念的な存在であったことがわかるかと思います
…動画説明文長すぎ
mylist/49937921
■追記:広告ありがとうございます!