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暗殺の天使・コルデー
シャルロット・コルデー（1768‐93）。フランス革命期にJ.P.マラーを暗殺した女性。三大古典詩人の一人、コルネイユの子孫である貧乏貴族の娘として、ノルマンディーに生まれる。1793年7月パリに出て、自宅で入浴中のマラーを刺殺し、直ちに逮捕され、同月の四日後にギロチンで処刑された。美しい容姿と処刑前の毅然とした態度に多くの人が魅了されたと言われる。処刑後、暗殺に男の関与が無いか死体の検死が行われたが、処女だということが分かった。後の詩人ラマルティーヌによって“暗殺の天使”と称される。
金属製の貞操帯
貞操帯(chastity belt)とは施錠装置が付いた下着状のものです。男性用・女性用があり、強姦・逢引・自慰などを抑止する機能があります。十字軍の兵士が妻や恋人の貞操を守るために装着させたのが始まり…という逸話が有名ですが、あくまで伝説の範疇であり、当時の金属加工技術では長時間の装着は無理だったと考えられています。初出は西暦1405年、ドイツの軍事技術者コンラード・キーザーの文献資料(スケッチ付き)です。現代、金属製の貞操帯を作っているメーカーは日本にありませんが、海外には割とあります。トーリーボーイ・Neosteel社・William Jones Chastityなどは有名です。サイズは基本的にフルオーダーメイド。普通は小の部分を網状の金属シールド覆い、大の箇所は丸く刳り貫いたり、チェーンのことが多いです。
生贄の王女アンドロメダ
アンドロメダーはギリシア神話に登場する王女で、妃カシオペイアの娘。カシオペイアが自分の娘は海の精たちより美しいと豪語したため、これを怒った海の精たちの訴えにより、海神ポセイドンは怪物を遣わせて王国を荒らさせた。この時、娘を生贄にすればこの災いから免れるとの神託をうけた王は、やむなくアンドロメダーを海辺の岩に鎖で繋いで縛りつけた。その折、ゴルゴーン退治をすませた英雄ペルセウスが通りかかり、怪物を倒してアンドロメダーを救出し、後に自分の妻にもらいうけた。女性が怪物の生贄にされ、英雄が怪物を退治し、生贄にされていた女性を助けるストーリーを「アンドロメダ型神話」と言う。この類型は「ダムゼル・イン・ディストレス（危機に陥る女性、囚われの姫君）」の元祖だと言われている。
魔女狩りの幻想③
魔女は、悪魔を崇拝し邪術（黒魔術）を使い、夜宴を開いて乱交を行う存在と描写されました。魔女裁判において適用される法や刑罰は、地域や時代によって大きく異なりました。魔女の多くは告発によって起訴されたため、裁判には自白が必要とされました。罪の自白と連帯共犯者を吐かせるための尋問には、極めて暴力的な方法、拷問が取られました。一般的な拷問方法は、親指締め器やヤットコ潰しです。イタリアとイングランドでは、40時間以上眠らせないという精神的な責めが行われました。魔女の処刑方法は、火刑が最もポピュラーでした。大抵ヨーロッパ本土では火刑柱に繋がれ生きたまま火あぶりにされましたが、イングランドでは火刑の前に絞首刑が適用されたようです。 ④sm15083134 ②sm15081967 ①sm15079216