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「きらぼし銀行」が誕生 社名は行員の公募で決定
東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京の3行が合併し、1日から「きらぼし銀行」がスタートしました。
5月1日に誕生したきらぼし銀行は、東京都民銀行と八千代銀行が2014年に経営統合して東京TYフィナンシャルグループを設立し、2016年に新銀行東京が合流してからは持ち株会社に3行がぶら下がる形で運営してきました。今回の合併により、総資産約5兆5000億円、店舗数は160を超え、東京都に本店を置く地方銀行としては最大規模となります。「きらぼし」という名前は行員の公募で決まり、客や地域を明るく輝かせたいという意味が込められています。今後2年ほどでシステムを統合し、将来的には重複店舗を3割ほど削減する方針です。一方、営業初日にあたる1日、一部の支店で振り込みができないなどのシステムトラブルが発生しました。きらぼし銀行では原因などを調査中です。
「きらぼし銀行」スタート 「新銀行東京」の名前消える
5月1日 11時06分
13年前、東京都の当時の石原知事の肝煎りで開業した「新銀行東京」の名前が姿を消しました。ほかの2つの地方銀行と合併し、1日から「きらぼし銀行」として営業を始めました。
合併したのは、いずれも東京に本店を置く「東京都民銀行」と「八千代銀行」、それに「新銀行東京」の3行で、新たに「きらぼし銀行」として営業を始めました。
東京・港区の本店で開かれた式典では、持ち株会社「東京きらぼしフィナンシャルグループ」の味岡桂三社長が「合併は地銀として存在感を高めていくための通過点だ。地域ナンバーワンの銀行を目指したい」とあいさつしました。
「きらぼし銀行」は総資産がおよそ5兆6000億円で、東京を中心に164の店舗を展開しています。地域の金融機関の経営環境が厳しさを増す中、重複する店舗の統廃合を進め、3100人いる従業員を4年後の2022年度までにおよそ20%減らす一方、中小企業向けの相談業務に力を入れる方針です。
今回の合併によって、平成17年に当時の石原都知事が貸し渋りに苦しむ中小企業の救済を理由に開業し、一時、経営危機に陥った「新銀行東京」の名前が姿を消しました。
式典のあと「きらぼし銀行」の渡邊壽信頭取は記者団に対し、「マイナス金利の影響は大きいが、顧客との対話で信頼関係を築き、金利競争に左右されないビジネスモデルを確立したい」と述べました。
東京の地銀3行が合併へ 「きらぼし銀行」に
8月26日 18時39分同じ金融グループの傘下で、いずれも東京に本店を置く東京都民銀行と八千代銀行、それに新銀行東京の3行は、再来年の5月に合併し、新しい銀行の名前を「きらぼし銀行」とすることを発表しました。
東京TYと新銀行東京 来年4月に経営統合
東京都民銀行などを傘下に持つ東京TYフィナンシャルグループと東京都が出資する新銀行東京が、経営統合について最終合意したと発表した。 東京TYは、東京都民銀行などを傘下に持ち、首都圏に基盤を置く民間の金融機関。一方、新銀行東京には、東京都が約8割を出資している。この2社が25日、東京TYが新銀行東京を完全子会社化することで最終合意した。来年4月に経営統合する。 今回の統合により、新銀行東京に対する東京都の出資比率は大幅に低下し、東京都は実質的に銀行の経営から退くことになる。東京TYは、東京都との連携を強化しつつ、中小企業の支援拡充などを進めたいとしている。