タグ 田中貢太郎 が登録されている動画 ： 41 件中 33 - 41 件目
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朗読 怪談「薬指の曲り」 田中貢太郎
朗読 「薬指の曲り」 田中貢太郎
私の父は、養子に来て医者になりました。父は、私が七歳の時に亡くなりました。
父が亡くなると、親戚は早く養子を貰え、と言いましたが、母は頑として聞き入れませんでした。
私が八歳の夏、母がチブスのような病気にかかってしまった時のことです。
Reading "The Curvature of the Ring Finger" by Kotaro Tanaka
My father was adopted and became a doctor.He passed away when I was seven years old.When my father passed away, my relatives urged me to get adopted as soon as possible, but my mother was adamant and would not listen.The summer I was eight years old, I was diagnosed with a tibs-like disease.
朗読 怪談「焦土に残る怪」 田中貢太郎
朗読 「焦土に残る怪」 田中貢太郎
昭和9年の函館大火は多くの犠牲者を出した。
消失家屋2.4万戸、死傷者3000人。
風速30メートルの烈風に煽られた猛火の中、市民は逃げ惑うた。
特に激しかったのは、東南にある大森浜である。
Reading "Kai Remaining in the Scorched Land" by Kotaro Tanaka
The Great Hakodate Fire of 1934 claimed many victims.Twenty-four thousand houses were destroyed and 3,000 people were killed or injured.Citizens were forced to flee from the raging fire, which was fueled by a 30-meter-high wind.The most intense fire was at Omori-hama beach in the southeast of the city.
朗読 怪談「提灯」 田中貢太郎
朗読 「提灯」 田中貢太郎8月の中頃、故郷に帰るものは帰り、金のあるものは海や山へ行き、東京に残っているのは金のないものばかりでした。そんな我々が本郷三丁目のバーで酒を飲んでいると、「これから、何処かへ旅行しようじゃないか」と東京駅へと向かいました。
Recitation "Chochin" by Kotaro TanakaIn
the middle of August, those who had money went back to their hometowns, those with money went to the sea or mountains, and all that remained in Tokyo were those without money.We were having a drink at a bar in Hongo 3-chome when a man said to me, "Let's go on a trip.We were drinking at a bar in Hongo 3-chome, and I said, "Let's take a trip somewhere now.We headed for Tokyo Station.
朗読 怪談「風呂供養の話」 田中貢太郎
播磨と但馬の国境に、僅か十数戸の部落があった。
明治15、6年比の秋のある日、一人の旅僧がやって来て、勘右衛門という猟師の家の門口に立って、一夜の宿を乞うた。
そして、翌日、どしゃぶりの雨になって、それがその翌日も続いたので、旅僧はしかたなく逗留することになったが、娘の千代は、日一日と旅僧になじんでいった。
そのうちに旅僧は、べつに先を急ぐ旅でもないから、どこか山の中に良い場所があるなら、庵を結んで、心静かに修行したいといい出した
朗読 怪談「阿芳の怨霊」 田中貢太郎
由平は、油屋の娘・阿芳と心中をしようとしたが、生き残ってしまった。
阿芳に申し訳ないと、由平は三度、海に身を投げようとしたが、結局、村に帰った。
翌日、阿芳の遺体が回収され、村人の目に堪えられなかった由平は村を出た。
朗読 怪談「お化けの面」 田中貢太郎
怪談浪曲師・浪華綱右衛門の家に、怪奇なお化けの面があった。
それは初代林家正蔵が秘蔵していた物であった。正蔵が百六歳の長寿を保って、形見として弟子の中川海老蔵に与えた。
海老蔵は昭和五年の秋、女房に逃げられ、病気になり、弟子の綱右衛門の家へ行き、形見として面を託した。
