タグ 短編小説 が登録されている動画 : 80 件中 1 - 32 件目
種類:
- タグ
- キーワード
対象:
【オリジナル短編小説】 『点と線と』 【朗読してみた】
圧倒的な孤独、絶対的な闇…。
これが自分にとっての創作の原動力なんだと思います。
オケ・朗読・動画作成は、全て自身によるもので、内容は、フィクションです。
過去に他人の曲(インスト)を聴き、感じたことを詩にして朗読したりはしてきました。
しかし、今回のように短編小説(自作小説)のようなものを創り、その世界観に合う音(曲)を自分で紡ぎ、朗読するというのは初の試みです。
今回のような作品を今後も創りたいと思っていて、その足がかりとして今作をつくってみたのですが、いかがだったでしょうか?
アドバイスなどいただけるとありがたいです。
■hiro’ が創ってきたもの⇒ mylist/20404658
たった一人の朗読会~手から零れ落ちる1024の破片~
今回は試験的に声に加工を入れています。誰か女性と子供声当ててくんないかな?書き終わってから気づいたんだけど、今のところ赤ん坊登場率100%ってどういうことだよ!!
三作目「手から零れ落ちる1024の破片」
感想など何かありましたら気軽にコメントよろしくお願いします。
前⇒sm21063310 次⇒sm23741101
朗読⇒mylist/37301489
【ゆっくり実況】セーブデータの記録更新に挑戦【悪魔城年代記】Part18
今回は本編が本編です(?)
sm25172882<前 次>sm25497518 mylist/45618374
ベーシックインカム・パーティ【 朗読 】
短編の朗読
「 ベーシックインカム・パーティ 」
【 パブー 】 https://puboo.jp/book/97326
【 カクヨム 】 https://kakuyomu.jp/works/1177354054893796929
【ズバリ!文化批評】川端康成再発見「非常 寒風 雪国抄」[桜H27/3/13]
富岡幸一郎が編纂した、川端康成傑作短篇集「非常 寒風 雪国抄」について御紹介させて頂きます。
※チャンネル桜では、自由且つ独立不羈の放送を守るため、『日本文化チャンネル桜二千人委員会』の会員を募集しております。以下のページでご案内申し上げておりますので、全国草莽の皆様のご理解、ご協力を、何卒宜しくお願い申し上げます。
http://www.ch-sakura.jp/579.html
◆チャンネル桜公式HP
http://www.ch-sakura.jp/
Princeにまみれたくなった時のための作業用BGM~おはなし語ルシス編
1.Illusion, Coma,Pimp & Circumstance (from "Musicology" 2004) / 2.The Ballad Of Dorothy Parker (from "Sign O’ the Times" 1987) / 3.Dinner with Delores (from "Chaos and Disorder" 1996) / 4.Let's Pretend We're Married (from "1999" 1982) / 5.Somebody's Somebody (from "Emancipation" 1996) / 6.Shoo-Bed-Ooh (from "Newpower Soul" 1998) / 7.Papa (from "Come" 1994) /8.FixUrLifeUp (from "Plectrumelectrum" 2014) / 9.I Feel for You (from "Prince" 1979) / 10.Love 2 the 9's (from "Love Symbol Album" 1992) / 11.Crystal Ball (from "Crystal Ball" 1998) / 12.Paisley Park (from "Around the World in a Day" 1985) / 13.Way Back Home (from "Art Official Age" 2014) / 14.affirmation III (from "Art Official Age" 2014)
Princeは私の脳内に寄生した存在でもあるので、寂しくありません。
■マイリスト mylist/11753699
[ぬくもりの電子ピアノ] クリスマス企画 [第五弾]
末永く爆発しろおおおぉぉぉおおぉぉ
※他の方に迷惑をかけないようにご視聴よろしくお願いします。
Part001:sm30245567 前:sm30262199 次:sm30276254 [mylist]:mylist/57786105
コメントできないかた:sm30267791
[開発者様サイト]:http://tototoworld.web.fc2.com/npiano.html
[voiceドラマ] :http://euforia2011.wixsite.com/wkwk/blank-oum2l
[youtube]:https://www.youtube.com/channel/UC1HL0wTct10-W0chiF2hr5g
[Twitter]:@miria_jikkyo
《十七代目》おふしかい
◆おふしかい
本日もやって参りました(デュフフw)
『オフセ視覚文化研究会』……略して「おふしかい」(オフゥ)★
おふしかい、おふしかい、でござる(デュクシデュクシ)
◆出演
かいちょう:ハラサユリ会長 (CV.原紗友里)
新人会員:ミヤケマリエさん (CV.三宅麻理恵)
◆スタッフ
構成作家:三宅麻理恵
◆公式Twitter
https://twitter.com/OFFLINE_SESSION
ハッシュタグ:#まりえさゆり
◆投稿フォーム
https://media.amiami.jp/offse_form.html
◆パーソナリティ Twitter/Blog
https://twitter.com/38kMarie (三宅麻理恵)
https://ameblo.jp/harasayuri/ (原紗友里)
◆制作
大網株式会社
© Oh-ami.inc All rights reserved.
短編小説「上には上がいる」
動画投稿は毎日行っています。
【このチャンネルの動画】
いらすとやなどのフリー素材を使って様々な動画を投稿しています。
【ツイッター】
https://twitter.com/kaosunoheya
お笑い、映画、小説を中心とした自分が好きなことについて話をしています。
【チャンネル登録】
https://www.youtube.com/channel/UChTh...
【アルファポリス】
https://www.alphapolis.co.jp/author/d...
小説書いてます。
【 東北きりたん 】東北きりたんにオリジナル小説を読んでもらったよ【Zealous Zany(アイドルに恋して)】
東北きりたんに僕が書いたオリジナル小説を読んでいただきました.
タイトル「Zealous Zany(アイドルに恋して)」
男子高校生が引退して人妻になったアイドルに恋してしまうお話です.
約21,000字ですがきりたんに読ませたら1時間超になりました.
文字で読みたい方
小説家になろう
https://ncode.syosetu.com/n2185gl/
カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054919116401/episodes/1177354054919116502
madoromi / SUZURO
アーティスト「SUZURO」のSNSはこちらから
Twitter
→https://twitter.com/SUZURO6
Instagram
→https://www.instagram.com/suzuro_music
Facebook
→https://www.facebook.com/suzuromusic
soundcloud
→https://soundcloud.com/user-137549302
デザイン×アートを実現するプロジェクト「Project_17」もよろしくお願いします。
→https://www.instagram.com/suzuro_art/
【CoeFont朗読】小さな手が握るもの【アリアルとミリアルの朗読会#1】
自作の短編小説をCoeFontのアリアルが朗読する。
今回の話は、広がる想像と創作は誰が為に。
【CoeFont朗読】育む花に名は無く【アリアルとミリアルの朗読会#2】
自作の短編小説をCoeFontのミリアルが朗読します。
今回の話は、SFで残されたモノが生きる。
【短編小説】人魚を拾ったサラリーマン【Okano's ボイスドラマ】
顔が魚で足が人間なバージョンはない。
いつもご視聴いただきありがとうございます!岡野です( ´ ▽ ` )
応援コメントなどにいつも励まされています。
不具合があったので再投稿しました。
今回は短編小説の朗読です。
短編といってもそれなりに長い動画となっております。
台本:僕のアクアリウム
作者:森ノ木ツヅリ 様
⭐️関連/おすすめ動画
⭐️Twitter
https://twitter.com/Suiryu_Okano
⭐️Instagram
https://www.instagram.com/suiryu_okano/
⭐️Mail
[email protected]
【CoeFont朗読】今日の出会いに意味を知る【アリアルとミリアルの朗読会#3】
自作の短編小説をCoeFontのアリアルが朗読します。
今回の話は、芸術家とインタビューに際して。
【短編小説】自分なんていなくてもどうせ世界は何も変わらない【Okano's ボイスドラマ】
細黒ネクタイに憧れた時期があります。
いつもご視聴いただきありがとうございます!岡野です( ´ ▽ ` )
応援コメントなどにいつも励まされています。
今回は短編小説を読ませていただきました。
生きることなんて無意味だと考える系主人公のお話です。
台本:ベランダとネクタイ
作者:四宮ずかん 様
⭐️関連/おすすめ動画
⭐️Twitter
https://twitter.com/Suiryu_Okano
⭐️Instagram
https://www.instagram.com/suiryu_okano/
⭐️Mail
[email protected]
【CoeFont朗読】私は貴方に助言しない。【アリアルとミリアルの朗読会#4】
自作の短編小説をCoeFontのミリアルが朗読します。
今回の話は、女と男の喫茶店での会話劇。
(ミリアルのサイドテールが逆なのはお姉ちゃんとお揃いにしたかったが故の愛なので仕様です。(間違えた))
【短編小説】小人たちの日常生活は波乱万象【Okano's ボイスドラマ】
僕が部屋でぐうたらしているのも、実は見られているのかも
いつもご視聴いただきありがとうございます!岡野です( ´ ▽ ` )
応援コメントなどにいつも励まされています。
今回は短編小説を読ませていただきました。
小人たちも人間社会に溶け込んで生活しているというお話です。
台本:「小さいおじさん」ブームの裏側
作者:佐伯僚佑 様
⭐️関連/おすすめ動画
⭐️Twitter
https://twitter.com/Suiryu_Okano
⭐️Instagram
https://www.instagram.com/suiryu_okano/
⭐️Mail
[email protected]
【短編小説】森の中、家主と客人との間で起こった悲劇【Okano's ボイスドラマ】
何考えているか分からない人が一番怖い
いつもご視聴いただきありがとうございます!岡野です( ´ ▽ ` )
応援コメントなどにいつも励まされています。
今回は短編小説を読ませていただきました。
とある小説家とそのファンとの間の出来事です。
台本:家主と客人
作者:みょん太 様
⭐️関連/おすすめ動画
⭐️Twitter
https://twitter.com/Suiryu_Okano
⭐️Instagram
https://www.instagram.com/suiryu_okano/
⭐️Mail
[email protected]
【短編小説】ユフの果樹園/人を食べるようになった世界でのお話【Okano's ボイスドラマ】
こんな世界もあるのだろうか。
いつもご視聴いただきありがとうございます!岡野です( ´ ▽ ` )
応援コメントなどにいつも励まされています。
今回は短編小説を読ませていただきました。
主人公の切なさと儚さが感じられます。
台本:ユフの方舟
作者:Tempp 様
⭐️関連/おすすめ動画
⭐️Twitter
https://twitter.com/Suiryu_Okano
⭐️Instagram
https://www.instagram.com/suiryu_okano/
⭐️Mail
[email protected]
短編小説「上を向く少年」【朗読者 猫月あゆむさん】
https://coefont.cloud
声フォントで公開されている猫月あゆむさんを使ってものくいの書いた短編小説を朗読してもらいました!ちょっとソフトの癖が強かったので少しイントネーションがおかしいのはご了承ください。
BGM:ノスタルジア
【5分で読める短編小説】第1話:勇者マネヒコの冒険【朗読】
エドゴンです。
今回のお勉強のテーマ:【5分で読める短編小説】第1話:勇者マネヒコの冒険【朗読】
●内容(目次)
(1)序章
(2)魔王エドゴンのしもべとの死闘
(3)カジノの街に到着
(4)魔王エドゴンの城に到着?
(5)我に返ったマネヒコ
【5分で読める短編小説】第2話:タイムマシンで過去に行って万馬券を当てられるか?【朗読】
エドゴンです。
今回のお勉強のテーマ:【5分で読める短編小説】第2話:タイムマシンで過去に行って万馬券を当てられるか?【朗読】
●内容(目次)
(1)序章
(2)エドゴン研究所で博士に相談
(3)果たして過去に戻れるかを考察してみる
(4)いざ、パラレルワールドへ
(5)元の世界でエドゴン博士に確認
トンネルのある深い谷で奇妙なことを頼まれる【信号手 - チャールズ・ディケンズ 1866年】 オーディオブック 名作を高音質で https://bit.ly/2YZtwyx
高画質・字幕版はこちら⇩
https://bit.ly/2YZtwyx
信号手は、チャールズ・ディケンズによる一人称視点のホラー/ミステリー小説で、1866年のクリスマス版『All the Year Round』にMugby Junctionコレクションの一部として初出された。
タイトルにもなっている鉄道信号員が、自分につきまとっている亡霊について語り手に語る。
幽霊が現れるたびに、信号手が働く鉄道での悲劇的な出来事が起こる。
信号手の仕事は、寂しい線路のトンネル入り口近くの深い切り通しの中にある信号ボックスで、通過する列車の動きをコントロールしている。
危険が迫ってくると、仲間の信号員が電信や警報で知らせてくれる。
また、自分にしか聞こえない音でベルが鳴り、幻の警告を受けることが3回ある。
それぞれの警告の後には、妖怪が現れ、そして恐ろしい事故が起こる。
最初の事故は、トンネルの中で2つの列車が衝突するというものである。
ディケンズは、この物語を書く5年前の1861年に起きたクレイトン・トンネルの事故を元にしたのかもしれない。
1866年の読者は、この大災害をよく知っていただろう。
2つ目の警告は、通過する列車の中で若い女性が謎の死を遂げるというもの。
最後の警告は、信号員自身の死を予感させるものである。
物語は、「おぅい、下にいる人!」と呼んだところから始まる。
下の線路に立っている信号手は、語り手が期待するように顔を上げず、むしろ振り向いて、自分の責任で監視している鉄道トンネルの中を見つめています。
語り手は再び下に向かって声をかけ、下降の許可を求める。
信号手は渋っているようだ。
鉄道の穴は、寒くて、暗くて、寂しい場所です。
信号士は、語り手を怖がっているようだが、語り手は信号士を安心させようとする。
信号手は語り手を見たことがあるような気がするが、語り手はそれはありえないと断言する。
安心した信号手は、新入りを小さな小屋に迎え入れ、二人は信号手の仕事について話す。
彼の仕事は退屈で単調なものだが、信号手は若い頃に学問の機会を無駄にしたので、自分にはこれ以上のものはないと感じている。
#オーディオブック
#チャールズディケンズ
#信号手
その本を読んだら消される 【古書の呪い - G・K・チェスタートン 1935年】 オーディオブック 名作を高音質で BLAST OF THE BOOK https://bit.ly/3cFOtSt
【4K】字幕版はこちら⇩
https://bit.ly/3cFOtSt
オープンショウ教授は、もし誰かに心霊主義者だとか心霊主義の信者だとか言われると、ガタンと卓を叩いて、いつも癇癪を起こすのであった。
しかし、これだけで持前の爆発がおさまるわけではなかった。
というのはもし誰かに心霊主義の否認者だと言われても、やはり癇癪を起こしたからである。自分の一生をささげて心霊現象を研究してきたのは彼の誇りであった。
■一部抜粋
そういう心霊現象は本当に心霊の現われなのかそれとも単に自然現象の現われなのかそれを自分がどう思っているかについて絶対にヒントをあたえた事がないのも彼の誇りであった。
彼にとって何よりも楽しかったのは、熱心な心霊主義者の輪の中に坐って、自分がどういう風にして霊媒の正体を次々とあばき立て、インチキを次々と見つけ出したかという話を徹底的に詳しく話してきかせる事であった。
というのは実際彼は、一度目的物に目をつけたら最後、非常な探偵能力と洞察力を発揮したし、いつも霊媒には、大いに怪しい目的物として、目をつけたからである。
同じ心霊主義のペテン師が三つの違った変装をしているのを見つけたときの話がある。
女になったり真白な顎ひげの老人になったり、濃いチョコレート色のバラモン教徒になったりしていたのであった。
こういう話を詳しく聞かされると、本当の信者たちはかなり落ち着かなくなったが、実はそれが教授の狙いであった。
しかし心霊主義者だってインチキな霊媒の存在を否定するわけではないから、別に文句は言えなかった。
ただ、なる程教授の滑らかな話しぶりが、霊媒はみんなインチキだといわんばかりに聞こえるのかもしれなかった。
しかし頭の単純な無邪気な唯物論者には災あれ(しかも唯物論者は全体的にかなり無邪気で頭が単純である)。
連中は、こういう話の傾向から勝手に想像して、幽霊は自然の法則にそむくとか、そんな物は古い迷信にすぎないとか、全てがたわ言か、さもなかったらでたらめだとかいうふうに議論を進めるのである。
こういう相手には教授は、ふいに全ての科学の砲火をあべこべに向けかえて、惨めな合理主義者が一度も聞いた事がないような、疑う余地のない事件や説明のつかない現象を一斉にならべ立てて、相手をなぎはらうのであった。
#オーディオブック
#古書の呪い
#Chesterton
美しく、艶かしい看板娘の話 【野村 胡堂 - 黄金を浴びる女 1933年】 オーディオブック 名作を高音質で https://bit.ly/3HKvYKX
【4K】字幕版はこちら⇩
https://bit.ly/3HKvYKX
奉行に代って
「お駒さん、相変らず綺麗だぜ。」
「あら、権次さん、お前さんは相変らず口が悪いよ。」
「口の悪いのは通り者だが、お駒さんの綺麗なのと違って罪は作らねえ。」
「何を言うのさ、いきなり悪口を言ったり、好い児になったり。」
二人は顔を合せさえすれば、斯んな調子で物を言う間柄だったのです。
■一部抜粋
神田明神前にささやかな水茶屋を営んで居る仁兵衛の娘お駒、国貞の一枚絵に描かれたほどの美しさで、享保明和の昔の、お仙お藤にも優るだろうと言われた評判娘が、何んな廻り合せで懇意になったものか、金座の後藤三右衛門に仕われて、草履を直したり、庭の草までむしって居る、潮吹の権次という三下野郎と、不思議に馬が合うのでした。
尤も、恋でも情でもあるわけはありません。
お駒はピカピカするほど美しいのに、権次は綽名の通り潮吹で、それに年だっても、四十の方へ近かったかも知れず、家も金も、貫祿も見識も無い身軽な折助風情ですから、引手数多のお駒を何うしようと言う野心があるわけは無かったのです。
見てくれの美しさに似ず、気象者で鉄火で、たった十九と言うのに、狼連を手玉に取って、甘塩でしゃぶるようなお駒と、気軽で、剽軽者で、捉えどころの無い権次が、互に友情らしいものを持って居たにしても不思議はありません。
「ところで、お駒さん、内々の話があるんだが。」
ひとわたり軽口を叩くと権次は案外真剣を顔になって、見事に尖った唇をペロリと嘗めます。
「厭だねえ、内々の話なんか、其処で白状して了いなよ。」
「口説くんじゃ無いぜ、お駒さん。」
「当り前さ、お前さんに口説かれたって驚きやしないが、又お小遣を借せってんじゃないの。」
「人聞きの悪いことを言いっこなし、ありゃお前たった一度だぜ、割前勘定が不足して、飛んだ恥を掻きそうになったからお駒さんに頼んで埋め合せをして貰ったが、翌る日は、お土産附で返した筈だぜ。」
「お土産まで吹聴されちゃ世話あ無い、。」
「まア宜いやな、今日のは天下の大事だ、お茶らかさずに附き合ってくんな。」
「天下の大事と来たね、それじゃ聴いてやらなきゃア駿河台の殿様に済まないだろう、此方へお入りよ、ホホホ。」
「大久保彦左衛門の講釈と間違えてやがる、ハイ御免。」
#オーディオブック
#野村胡堂
#黄金を浴びる女
シャーロック・ホームズシリーズ1【株式仲買店々員 - コナンドイル 1893年】 オーディオブック The Stockbroker’s Clerk https://bit.ly/3oGNLK7
【4K】字幕版はこちら⇩
https://bit.ly/3oGNLK7
結婚してからほどなく、私はパッディングトン区にお得意づきの医院を買った。
私はその医院を老ハルクハー氏から買ったのであるが、老ハルクハー氏は一時はかなり手広く患者をとっていたのであった。
しかし寄る年波とセント・ビタス・ダンスをする習慣があったためすっかりからだを悪くしたので、だんだんお客をなくして淋れてしまった。
■一部抜粋
世間の人と云うものは、病人を治療する人間は、その人自身が健康でなくてはならない。
そしてもしその人が病気になっても自分の医薬ではなおることが出来ないのを見ると、その人の治療上の力を疑いはじめる、と云うそうした傾向を持っているものであるが、これはむしろ当然な話である。
つまりそれと同じような理由で、ハルクハー氏は次第に医院をさびれさせていって、私がその医院を買うまでに一年に千二百人からあった患者が三百人ほどもないくらいにまで減ってしまった。
けれども私は、私の若さと体力とに自信があったので、二三年の間には昔と同様に繁盛するだろうと確信していた。
私は仕事を始め出してから三ヶ月の間、最も熱心に注意深く働いた。
そのため、私はベーカー街に行くには余りにいそがしすぎて、ほとんどシャーロック・ホームズと会わなかった。
そして彼自身も、自分の職業上の仕事以外には、どこへも出かけなかった。
それ故、六月のある朝、朝飯をすましてブリティッシ・メディカル・雑誌を読んでいると、玄関のベルが鳴り、つづいて私の親友の大きな甲高い調子の声がきこえて来たので、私はびっくりした。
「やあ、ワトソン君。」
彼は部屋の中に這入って来ると云った。
「君に会えて嬉しいよ。
君は例の『四つの暗号』事件以来、からだはすっかりいいんだろう?。」
「有難う。
お蔭さまで二人とも丈夫だよ。」
私は彼と友情のこもった握手をしながら云った。
「そう。
そりア結構。
けれどその上に。」
と、彼は廻転椅子の上に腰をおろしながらつづけた。
#オーディオブック
#コナンドイル
#シャーロックホームズ
球体の内面を全部鏡にし、その中に人が入ったらどのように写るか? 【鏡地獄 - 江戸川乱歩 1926年】 https://bit.ly/3qQ8ez0
【4K】字幕版はこちら⇩
https://bit.ly/3qQ8ez0
■一部抜粋
ほんとうにあったことか、Kの作り話なのか、その後、尋ねてみたこともないので、私にはわからぬけれど、いろいろ不思議な物語を聞かされたあとだったのと、ちょうどその日の天候が春の終りに近い頃の、いやにドンヨリと曇った日で、空気が、まるで深い水の底のように重おもしく淀んで、話すものも、聞くものも、なんとなく気ちがいめいた気分になっていたからでもあったのか、その話は、異様に私の心をうったのである。
話というのは、
私に一人の不幸な友だちがあるのです。
名前は仮りに彼と申して置きましょうか。
その彼にはいつの頃からか世にも不思議な病気が取りついたのです。
ひょっとしたら、先祖に何かそんな病気の人があって、それが遺伝したのかもしれませんね。
というのは、まんざら根のない話でもないので、いったい彼のうちには、おじいさんか、曾じいさんかが、切支丹の邪宗に帰依していたことがあって、古めかしい横文字の書物や、マリヤさまの像や、基督さまのはりつけの絵などが、葛籠の底に一杯しまってあるのですが、そんなものと一緒に、伊賀越道中双六に出てくるような、一世紀も前の望遠鏡だとか、妙なかっこうの磁石だとか、当時ギヤマンとかビイドロとかいったのでしょうが、美しいガラスの器物だとかが、同じ葛籠にしまいこんであって、彼はまだ小さい時分から、よくそれを出してもらっては遊んでいたものです。
考えてみますと、彼はそんな時分から、物の姿の映る物、たとえばガラスとか、レンズとか、鏡とかいうものに、不思議な嗜好を持っていたようです。
それが証拠には、彼のおもちゃといえば、幻灯器械だとか、遠目がねだとか、虫目がねだとか、そのほかそれに類した、将門目がね、万華鏡、眼に当てると人物や道具などが、細長くなったり、平たくなったりする、プリズムのおもちゃだとか、そんなものばかりでした。
それから、やっぱり彼の少年時代なのですが、こんなことがあったのも覚えております。
ある日彼の勉強部屋をおとずれますと、机の上に古い桐の箱が出ていて、多分その中にはいっていたのでしょう、彼は手に昔物の金属の鏡を持って、それを日光に当てて、暗い壁に影を映しているのでした。
#オーディオブック
#江戸川乱歩
#鏡地獄
なぜその幽霊は訪れたか【ヴィール夫人の亡霊 - ダニエル・デフォー 1705年】 オーディオブック 名作を高音質で APPARITION OF ONE MRS.VEAL - Daniel Defoe
【4K】字幕版はこちら⇩
https://bit.ly/30CSMuS
1706年に匿名で出版されたダニエル・デフォーの作品とされている。
タイトルは「A True Relation of the Apparition of one Mrs.Veal, the Next Day after her Death: to one Mrs.Bargrave at Canterbury.」
「最初の近代的な幽霊物語」と言われている。
この作品には、カンタベリーに住むバーグレイブ夫人が、旅に出る前に話をしたいという旧友のヴィール夫人の訪問を受けるというストーリーが書かれています。
挨拶のキスをするバーグレイブ夫人だが、ヴィール夫人は体調が悪いと言って断る。
二人は死や友情に関する本について語り合うが、ヴィール夫人は友人に、兄に贈ってほしいものがあるので手紙を書いてほしいと頼む。
彼女はまた、鍵のかかったキャビネットに金の詰まった財布があることを明かす。
Mrs.BargraveはMrs.Vealが着ている特徴的なドレスに感心する。
バーグレイブ夫人が娘を呼ぶために外に出ると、ヴィール夫人はすでに家を出て通りに立っていて、出かける準備をしていた。
夫人は「もう行かなくちゃ」と言って歩き出し、姿が見えなくなるまでBargrave夫人に見守られる。
その後、バーグレイブ夫人はヴィール夫人を探すが、友人の親戚の一人から、ヴィール夫人は訪問の前日に亡くなったと聞かされる。
バーグレイブ夫人はその後、様々な人に自分の話をする。
序文によると、この話は「ケント州メイドストーンの正義の味方であり、非常に知的な人物である紳士が、ロンドンにいる友人に、この言葉通りに伝えた。
この話は、非常に冷静で理解力のある紳士の親戚の女性で、カンタベリーに住んでいて、この中のバーグレイブ夫人が住んでいる家の数軒先に住んでいる人が証明している」とある。
この作品は長年にわたってダニエル・デフォーの作とされてきたが、2003年にジョージ・スターが発表した論文では、これに異議を唱えてる。
デフォーは、現在では超自然現象と呼ばれているものに長年興味を持っており、作品の中で何度もこのテーマを取り上げている。
#オーディオブック
#ダニエルデフォー
#ヴィール夫人の亡霊
怪談なのか、コメディなのか?【幽霊の移転 - フランシス・リチャード ストックトン 1895年】 THE TRANSFERRED GHOST https://bit.ly/3oIAiBr
【4K】字幕版はこちら⇩
https://bit.ly/3oIAiBr
ジョン・ヒンクマン氏の田園住宅は、いろいろの理由から僕にとっては甚だ愉快な場所で、やや無遠慮ではあるが、まことに居心地のよい接待ぶりの寓居であった。
庭には綺麗に刈り込んだ芝原と、塔のように突っ立った槲や楡の木があって、ほかにも所どころに木立ちが茂っていた。
家から遠くないところに小さい流れがあって、そこには皮付きの粗末な橋が架けてあった。
■一部抜粋
ここらには花もあれば果物もあり、愉快な人たちも住んでいて、将棋、玉突き、騎馬、散歩、魚釣りなどの遊戯機関もそなわっていた。
それらはもちろん、大いに人を惹くの力はあったが、単にそれだけのことでは、そこに長居をする気にはなれない。
僕は鱒の捕れる時節に招待されたのであるが、まず初夏の時節をよしとして訪問したのである。
草は乾いて、日光はさのみ暑からず、そよそよと風が吹く。
その時、わがマデライン嬢とともに、枝の茂った楡の下蔭をそぞろに歩み、木立のあいだをしずかに縫ってゆくのであった。
僕はわがマデライン嬢といったが、実のところ、彼女はまだ僕のものではないのである。
彼女はその身を僕に捧げたというわけでもなく、僕のほうからもまだなんとも言い出したのではなかったが、自分が今後この世に生きながらえてゆくには、どうしても彼女をわがものにしなければならないと考えているので、自分の腹のうちだけでは、彼女をわがマデラインと呼んでいるのであった。
自分の考えていることを早く彼女の前に告白してしまえば、こんな独りぎめなどをしている必要はないのであるが、さてそれが非常にむずかしい事件であった。
それはすべての恋する人が恐れるように、およそ恋愛の成るか成らぬかの間にまた楽しい時代があるのであるから、にわかにそれを突破して終末に近づき、わが愛情の目的物との交通または結合を手早く片付けてしまうのを恐れるばかりでなく、僕は主人のジョン・ヒンクマン氏を大いに恐れているがためであった。
かの紳士は僕のよい友達ではあるが、彼にたいしておまえの姪をくれと言い出すのは、僕以上の大胆な男でなければ出来ないことであった。
#オーディオブック
#怪談
#幽霊
ぐっすり眠れて朝リラックスできる高音質な字幕付きオーディオブックでストレスを解消① 【物理学と感覚 - 寺田寅彦 1917年】 https://bit.ly/3kSAi0C
【4K】字幕版はこちら⇩
https://bit.ly/3kSAi0C
人間がその周囲の自然界の事物に対する知識経験の基になる材料は、いずれも直接間接に吾人の五感を通じて供給されるものである。
生まれつき盲目で視神経の能力を欠いた人間には色という言葉はなんらの意味を持たない、物体の性質から色という観念をぬき出して考える事がどうしてもできない。
■一部抜粋
トルストイのおとぎ話に牛乳の白色という観念を盲者に理解させようとしてむだ骨折りをする話がある。
雪のようだと言えばそんなに冷たいかとこたえ白うさぎのようだと言えばそんなに毛深い柔らかいのかと聞きかえした。
それでもし生まれつき盲目でその上に聾な人間があったら、その人の世界はただ触覚、嗅覚、味覚ならびに自分の筋肉の運動に連関して生ずる感覚のみの世界であって、われわれ普通な人間の時間や空間や物質に対する観念とはよほど違った観念を持っているに相違ない。
もし世界じゅうの人間が残らず盲目で聾唖であったらどうであろうか。
このような触覚ばかりの世界でもこのような人間には一種の知識経験が成立しそれがだんだんに発達し系統が立ってそして一種の物理的科学が成立しうる事は疑いない事であろう。
しかしその物理学の内容はちょっと吾人の想像し難いようなものに相違ない。
たとえば吾人の時間に対する観念の源でも実は吾人の視覚に負うところがはなはだ多い。
日月星辰の運行昼夜の区別とかいうものが視覚の欠けた人間には到底時間の経過を感じさせる材料にはなるまい。
それでも寒暑の往来によって昼夜季節の変化を知る事はある程度までできる。
振り子のごとき週期的の運動に対する触感と自分の脈搏とを比較して振動の等時性というような事を考え時計を組み立てる事は可能であるかもしれぬ。
しかし自分の手足の届くだけの狭い空間以外の世界に起こっている現象を自分の時計にたよって観測する事はよほど困難である。
このような人には時や空間はただ自分の周囲、たとえば方六尺の内に限られた、そして自分といっしょに付随して歩いて行くもののようにしか考えられぬのかもしれぬ。
この人にとっては自分の触覚と肉感があらゆる実在で、自分の存在に無関係な外界の実在を仮定する事はわれわれほど容易でないかもしれない。
象と盲者のたとえ話は実によくこの点に触れている。
#オーディオブック
#寺田寅彦
#物理学