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『牙狼<GARO> -紅蓮ノ月-』第十一話 斬牙
袴垂は、南都の盗賊を束ねる大義賊・天戒丸に呼び出され、重大な話があると告げられる。同じ頃、袴垂の兄・藤原保昌は、光宮の護りをより強固なものにするため、藤原南家に伝わるという鎧の行方を探していた。そんな中、袴垂の盗賊団が火羅に襲われ──
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第24話「FUTURE」
ソードたちの活躍によりキングは討滅され、エルドネットシステムは崩壊した。だが、崩れゆく世界では鎖を解かれた獣が咆哮していた。強さを求めたが故、暗黒に堕ちた騎士ナイト。キングを倒した黄金騎士との決着を求め、脱出を阻む。ぶつかり合う二人、その結末は。それから時は流れ、取り戻された平穏な日々。そして…。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第23話「MY SISTER」
真のエルドラドと一体化し、世界そのものとなったキング。それに対峙するソードは、圧倒的な力の前に苦戦を強いられる。一方、リジーはソフィと共に、人々の魂を解放する為、システムの破壊へと向かう。そこに現れるビショップ。ルーク、ジーナの眼前にもナイト、クイーンが立ちはだかる。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第22話「YU LIGHT」
ホラーへと変貌した兄マーティン。兄がホラー化したのは全て自分のせいだと自身を責めるソフィ。生まれたホラーキングはエルドネットと繋がり、その力を用いて、ネットワークに繋がっている世界中から魂を集め始めている。最早一刻の猶予もならない状況の下、それを打開する方法をリジーが提案する。唯一の方法とは果たして。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第21話「CAUSE AND EFFECT」
ソフィが自分を殺そうとしている。にわかに信じ難い状況に恐れ戸惑い逃げるマーティン。自分はただソフィの笑顔が見たかっただけ、その為に研究者としてガルエデン社の誘いを承服したのに。自分の中での唯一の心の支えだったソフィ。そのソフィに突きつけられる数々の真実、そして遂に陰我の芽が息吹く。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第20話「UTOPIA」
再会を果たしたソフィと兄マーティン。時を同じくしてソードもまた、妹のリジ―と再会する。流れた時間を埋めようと想いを語るマーティン。自身が何のためにエルドネットシステムを作ったのか、それは全てソフィの為だと。あまりに純粋すぎる言葉を聞けば聞く程、その構築の為に犠牲になった人々の影がよぎるソフィ。そして、ソフィはある決断をする。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第19話「FAREWELL」
研究都市エルドラドは隠れ蓑に過ぎなかった。真の理想郷完成が目前に迫り、邪魔立てするソード達を何としても食い止めたいビショップ達はなりふり構わぬ策を講じて来た。策にハマり、ソフィを捕らわれてしまうソード。だがそんなソフィを待っていたのは思わぬ人物だった。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第18話「ILLUSION」
遂に辿り着いたエルドラド。そこは最果ての地にあるとは思えない程、ハイテクノロジーの恩恵を受けた都市だった。それもその筈、ここは今や世界規模のネットワーク会社ガルエデンが誇る研究都市。技術者たちが溢れ、日夜研究に従事する科学者たちの理想郷。だがしかし、そこには隠された裏の顔があった。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第17話「THE SLANT LINED」
地平の彼方から突如現れたビショップ率いるホラーの大群。万策の最後の仕上げとして、この地でソード達を葬るべく四方から襲い掛かる。最早どこにも逃げ道は無く、火ぶたを切られる大バトル。二重三重に張り巡らされた罠を前にソード達は絶体絶命のピンチに陥る。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第16話「CHANCE MEETING」
エルドラドの所在を突き止めたソード達。山越え前の最終拠点と定めた地、ファルナシオスでペドロという少年と出会う。彼は失った恋人の為、ギャングへの復讐に燃えていた。ソードは若かりし頃、妹を失い暴走した自身を重ね、復讐は何も生むことは無いと諭す。だが、そんな言葉に耳を傾けることなくペドロは…。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第15話「EL DORADO」
何処かにあるエルドラドと呼ばれる理想郷。そこを訪れるベゼルという謎の男。物語は一気に核心を別視点で描き出す。エルドラド・キングを倒し、この理想郷を手に入れようと図る男ベゼル。自身の思惑通り、難なく中枢へと足を踏み入れていく。が、しかし、それは全てエルドラドを守る三剣の策略であった。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第14話「RELIC」
時は少し遡り、修練の地フェレ・サレ・デシモへと先行するルーク。それはエルドラドへの手掛かりを求めるためであった。長老からエルドラドへ向かう前に封印の地へ赴けとの言葉を受ける。そこで出会った少女ステラ。彼女の話によるとルークは伝承の封魔人に違いないと言う。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第13話「GOD'S WILL」
ジーナの提案で魔戒法師達の修練の地、フェレ・サレ・デシモに立ち寄ることを決める。そこで迎えたのはジーナをよく知る高位法師。少し前にも銃を使う魔戒法師がここを訪ね、エルドラドへ向かうための試練を受けたという。ジーナもまた、この地でエルドラドに向かうための試練を受けることを決意する。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第12話「FAMILY」
荒れた地を西に向かう一行。ジーナは道すがら人の心が荒むことはどんなに沢山の危険を生むかをソフィに伝える。人の心がホラーを産むと。次の町までの距離を考え、今夜も野宿かと諦めかけた一行。その時、ソフィの指差す先に一軒のモーテルが…。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第11話「KIDNAP」
エルドラドを探す旅を続けるソードとソフィ。途中立ち寄った町サン・デル・ディオスでソードは少女誘拐犯と間違われてしまう。一致団結し、ソードからソフィを救おうとする町の人々。しかしそれは巧妙に練られた策略だった。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第10話「REBIRTH」
ナイトに受けた傷を癒すため、一人シティに取り残されるルーク。ソードとナイトの死闘による大規模破壊はルークの法術により、突発的なハリケーンの仕業と報道されていた。シティには瓦礫の山が溢れ、必死の救助活動を行う救急隊の姿もある。そこでルークは勇敢な隊長と出会い、そして…。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第9話「SETTING OFF」
ナイトとの激しい死闘によりシティには大きな傷跡が残る。同様に、ソード、ソフィ、ルークの心にも大きな傷が…。「エルドラド・キングがお前を求めている」ナイトが残した言葉の真相を知る為、決意するソフィ。一方でソードもまた大きな決断をすることになる。互いの運命を重ね、今旅立ちの時。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第8話「KNIGHT」
ソフィのもとに現れたエルドラド・キングの使いナイト。聞けばソフィを迎えに来たという。そこに滑り込むルーク。ナイトと浅からぬ因縁を持つルークは、一度も見せたことの無い表情で、感情を剥き出しに襲い掛かる。余裕で攻撃を捌き続けるナイト。力の差は歴然でルークは一撃のもとに倒されてしまう。とどめを刺そうと踏み出すその前に黄金騎士が立ちはだかる。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第7話「SCOUT」
相次ぐ謎の失踪事件。メールに残されたキーワード「エルドラド」。ソードとソフィが執拗に探すその言葉。それが事件に絡んでいると知った時、ソードがいままで見せたことの無い表情を見せる。エルドラドとは何か? その事件の真相は? 思いが交錯する最中、巨大な敵がついに動き出す。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第6話「INTRICACY」
シティに似つかわしくない古びた映画館。その映画館で毎晩人が消えると言う。ダイナーで指令を受けるソードとルーク。だが、ルークは自分一人でやらせて欲しいと現場に向かい消えてしまう。ホラーの仕業と断定したソードは映画館へと乗り込んでいく。そこで観たものはスクリーンに映し出される幼きルークであった。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第5話「RING」
エルドラドとは何か? その答えを求めソフィは今日もダイナーに通う。そこに現れるジーナとソード。自分たちの生きている世界に踏み込むことがどれほど危険なことか、ソフィに分からせる為、とある潜入捜査に協力させる。巻き込むことに異議あるソード。だが事件は意外な方向へと動いていく。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第4話「BROTHER」
兄の残した謎の言葉エルドラド。唯一の手掛かりと思われるソードを探すソフィは、彼の行きつけのダイナーを訪れる。いくら尋ねても居場所を答えてくれないウェイトレス、あの日以来ソードと会えずにいた。ホラーが絡んでいる事件ならきっと彼に会えるに違いない。そう思ったソフィはある秘策に出る。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第3話「GINA」
ギャングのアジトに忍び込む謎の美女ジーナ。ただそのセキュリティは想像より堅く、侵入は阻止されてしまう。どうしても最上階に辿り着かないとならない彼女は、ソードに協力を要請する。聞けばホラー絡みだと言う。そう彼女もまたソード達と同じ魔戒の者であった。
『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』第2話「LUKE」
高速道路での派手な戦闘から一夜が明け、現場となった一帯には陽光降り注ぐ中、不思議な雨が降る。その雨に流されるように惨事の記憶は人々から消え、傘を差し佇む男が一人。彼の名はルーク。魔戒法師である。
『牙狼<GARO> -紅蓮ノ月-』第二十四話 討月
復活したルドラ。その強大な力に怯むことなく挑む二人の魔戒騎士。だが、体内に魔界との迎門を持つルドラは斬られても斬られても新たな火羅を呼び出し復活してしまう。奴を倒すにはその迎門の源となっている道満を切り離さなければならないと読む星明。しかし、その為にはルドラの中にある道満の陰我を断つ必要があった──
『牙狼<GARO> -紅蓮ノ月-』第二十三話 嶐鑼
晴明の策は成功し、無事に星明は救出される。だが、一方でその術の真実は晴明が代わりにルドラの依代となるものだった。それに気づいた蘆屋道満は、晴明を奪いルドラ復活の儀式を始める。道満を探し出しそれを阻止しようと動く雷吼たち。しかし、時すでに遅く、月の封印を破り遂にルドラが復活してしまう──
『牙狼<GARO> -紅蓮ノ月-』第二十二話 共鳴
依代である星明を助ける術が見つかったと晴明から告げられた雷吼たち。その決死の作戦とは、雷吼が星明の精神世界に入り、その心の内にいるはずの星明を目覚めさせ、内にいるルドラを滅すること。だがその為には、雷吼同様晴明も命をかけなくてはならない。果たして──
『牙狼<GARO> -紅蓮ノ月-』第二十一話 対決
ルドラを討滅するには、依代の中にいるうちに依代ごと斬るのが最善と解りながらも、依代=星明を斬ることができず苦悩する雷吼。そんな最中、袴垂の兄保昌が星明に殺されてしまう。復讐心も相まって星明を斬ることを決意する袴垂。そんな袴垂を止めようと立ち塞がる雷吼。計らずも二人の魔戒騎士が今激突する──
『牙狼<GARO> -紅蓮ノ月-』第二十話 依代
師である道魔法師を殺した蘆屋道満と共に現れた、黒い魔法衣を纏った星明。その星明の結界を破り、自らを月の火羅を封印せし者と告げる赫夜。赫夜の秘密を知る安武晴明は、ルドラ討滅の為、雷吼にその全てを打ち明けるのであった。騎士としての使命を果たさなければならない雷吼に大きな試練の時が──
『牙狼<GARO> -紅蓮ノ月-』第十九話 繚乱
空に浮かぶ紅蓮ノ月は真の月ではなく、強大な火羅・ルドラを封印する地であった。そして、その月が紅く染まったのは、道魔法師によって封印が解かれ、依代が地上に現れたからだという。雷吼は番犬所の稲荷からルドラ復活阻止の命を受け動き出すが──
『牙狼<GARO> -紅蓮ノ月-』第十八話 星滅
討滅した火羅が紅い光となって月へと昇っていく。不可思議な現象を訝しむ雷吼は、番犬所の稲荷から夜空に紅く浮かぶ月の秘密を告げられる。そのころ雷吼の元を去った星明は、自分の体の異変に気づき、ひとり熊野の山中にいた。そこに現れたのは祖父・安武晴明だった──