樅の木は残った OP

樅の木は残った OP

あまりのインパクトに子どもが泣き出した、との逸話があるオープニングです。竹林と能面というシンプルな素材を用い、限られた技術で独自の世界観を醸し出している辺りは、さすがは吉田直哉氏、といったところでしょうか。フォントの美しさや、四代目寶山左衛門(当時は六代目福原百之助)氏を起用した笛の音なども効果的ですね。作曲家独自の語法(例えば、メロディアスな林氏、豪奢なオーケストレーションの池辺氏、など)と映像との“化学反応”が大河OPの醍醐味と感じている者にとっては、近作は映像と音楽の距離感が近すぎるようで物足りなく感じられないでもありません。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm12480014