ベートーヴェン 第5番 ハ短調 op.67 アーノンクール/ベルリン・フィル

ベートーヴェン 第5番 ハ短調 op.67 アーノンクール/ベルリン・フィル

ベートーヴェンの交響曲第5番はロマン・ロランの評する「傑作の森」の一角をなす作品である。この作曲家の作品中でも形式美・構成力において非常に高い評価を得ており、ベートーヴェンの創作活動の頂点のひとつと考えられている。1807年から1808年にかけて、交響曲第6番と並行して作曲された。ロマン派的な標題音楽の先駆けとも言われる第6番とは対照的に、交響曲第5番では極限まで絶対音楽の可能性が追求された。ベートーヴェンの交響曲の中でも最も緻密に設計された作品であり、その主題展開の技法や「暗から明へ」というドラマチックな楽曲構成は後世の作曲家に模範とされた。なお作品はピアノソナタ第23番「熱情」などが主題や構成の面から関連作品と考えられている。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm17650233