映画監督 新藤兼人さん死去

映画監督 新藤兼人さん死去

新藤さんは、広島県の出身で、故・溝口健二監督のもとで脚本を学び、松竹に移籍して、脚本家として活躍したあと、昭和25年、より自由な表現を求めて、独立プロダクションの先駆けとなる「近代映画協会」を設立しました。そして翌年、自伝的な映画の「愛妻物語」で、監督としてデビューしました。広島の原爆の被害を描いた「原爆の子」を、昭和28年にカンヌ国際映画祭に出品して、被爆の惨状を世界に訴え、その後も「第五福竜丸」や、「さくら隊散る」などの反核、反戦をテーマにした作品を相次いで発表しました。瀬戸内海の島を舞台に、低予算で制作した代表作のひとつの「裸の島」は、セリフが全くない実験的な映画で、昭和36年に、モスクワ国際映画祭のグランプリを受賞して、国際的に高い評価を受け・・・

http://www.nicovideo.jp/watch/sm17966840