ラヴェル クープランの墓 ラトル/ベルリン・フィル
- 2012/06/25 22:35:49 投稿
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『クープランの墓(Le Tombeau de Couperin)』は、古典的で明確な旋律を重視し、曲の構造や様式において簡潔さを求めるようになり、特に18世紀フランスの古典的音楽に傾倒するようになったラヴェルのピアノ曲の集大成である。作曲の動機として、フランスへの愛国心と亡き母から伝えられたバスク民謡、大戦で散った友人達への追悼が挙げられる。一つ一つの曲が『○○の追憶に』となっているのは、大戦で散った自らの友人達にそれぞれが捧げられていることを示し、またそうする事で一曲ずつ作曲するという18世紀の音楽作法にも従う形になっている。管弦楽版は1919年に編曲された。木管楽器に対して高度な技術を要求し、特にオーボエにとっては最難関の楽曲とされる。