中国陸軍 80式戦車(WZ-122)

中国陸軍 80式戦車(WZ-122)

80式戦車の車体は79式戦車をベースに車体全体を大型化し、大型転輪5個から上部支持輪を持つ小型転輪6個へ変更した。砲塔はソ連軍戦車独特の避弾経始を重視したお椀型デザインを引き継ぐが、主砲は西側のNATO規格の105mmライフル砲を採用。このほかにも微光増幅式暗視装置やアナログ式弾道コンピュータ、レーザー測定器など当時の第2世代戦車の最新技術が取り込まれた。80式戦車自体は実戦配備されることはなかったが、以後の中国戦車は80式戦車をベースに開発されることになった。80式戦車の改良型である88式、パキスタンとの共同開発車両である85-II式戦車(風暴II型/WZ-1227F2)と85-IIM式戦車/85-IIAP式戦車(WZ-1228)、現在も生産が続く96式はいずれも80式戦車を基盤として開発された車両である。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm19395213