チャイコフスキー 弦楽四重奏曲第3番 変ホ短調 Op. 30

チャイコフスキー 弦楽四重奏曲第3番 変ホ短調 Op. 30

1875年3月、チャイコフスキーの2曲の弦楽四重奏曲の初演を担当していたヴァイオリニストのフェルディナント・ラウプが死去した。訃報を聞いたチャイコフスキーは深い哀悼の思いを込めてこの弦楽四重奏曲を作曲し、ラウプの霊に捧げた。心からラウプを悼むチャイコフスキーの内に秘めた悲痛な思いの深さと大きさを表現したためか、ときに室内楽的な範囲をこえた管弦楽風の効果を生み出していることがあり、作品を嫌う人もいることは否定できない。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm21425357