ヴァイグル:古きウィーン

ヴァイグル:古きウィーン

カール・イグナツ・ヴァイグル(1881年~1949年)はウィーンで銀行家の家庭に生まれました。ツェムリンスキーに作曲を学び、シェーンベルクとも友人でした。マーラーを模範として仰ぎその下で働きました。1926年にはウィーン大学教授としてコルンゴルト等を教えますが、ユダヤ系であったことから1938年にアメリカへ亡命し、その地で一生を終えます。「古きウィーン」は1939年の作品で、演奏会用ワルツの体裁をとっています。ヴァイグルはこの作品に第一次世界大戦前の帝都ウィーンへの思慕、異国の地で想う故郷への郷愁を込めたもので、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」とも一脈通じるものがあります。アラン・フランシス指揮ベルリン放送交響楽団による演奏。 今まで投稿した動画→ mylist/34165070

http://www.nicovideo.jp/watch/sm22582126