モーリス・エマニュエルのコルネットソナタ第2楽章です エマニュエルは、古代ギリシャに扱われた旋法の研究者で、それらを自作に取り入れた際、ドリーブから烙印を押されてしまいます しかし、先日のカウエル→ケージにおけるピアノの特殊奏法の如く、エマニュエルの「モードにおける支配」は、メシアンへと堅実に受け継がれました そう、エマニュエルはメシアンの師匠として高名な音楽学者なのです 本作は、パリコンセルヴァトワール(音大のようなもの)の試験の為に書かれた作品ですが、コンセルヴァトワールという言葉には、そもそも技術伝承・保管機構という意味があります 温故知新の本作に相応しいとは思いませんか mylist/24963463 mylist/29113406