国立極地研究所 南極の土壌から2種の新種の菌類発見

国立極地研究所 南極の土壌から2種の新種の菌類発見

1月7日 国立極地研究所の辻雅晴特任研究員を中心とする研究グループは、南極の昭和基地周辺で9年前に採取された土壌から菌類を分離して、DNAを解析しました。その結果、この中から2種の新種の菌類を発見したということです。いずれも、多くの菌が生息するうえで必要とするビタミンやエネルギー源のアミノ酸を必要とせず、氷点下3度の低温でも成長できるということです。新種の菌類の発見は60年にわたる日本の南極観測史上、初めてだということです。研究グループの辻特任研究員は「発見した2種の菌類は脂質を分解できる酵素を出すこともわかっている。低温でも活動できることから、南極での排水の分解処理に役立てることを期待したい」と話しています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm30384316