[いにしえの発動機たち] 1953年頃 いさみ発動機 MB-30型

[いにしえの発動機たち] 1953年頃 いさみ発動機 MB-30型

小刻みに素早く刻む排気のリズムが、小さな筐体に秘めたパワーを物語っているような、昭和20年代に製造された農業用石油発動機です。奥行を詰めた撫肩の水冷ホッパや、定格回転数を1,000rpm以上に設定、かつ吸排気バルブをそれぞれロッカーアームで駆動するスタイルは、昭和20年代後半の典型的なトレンドです。生き生きとしたその表情が、疲弊した中から甦る日本の息吹きを想わせるような発動機でした。いさみ発動機 MB-30型出力 : 3~4馬力/1,300~1,600rpm製造年代 : 1953年頃 (昭和28年頃)製造会社 : 日平産業伊讃美工場(現:コマツNTC)所在地 : 茨城県筑西市小川2016年高知宮の前発動機運転会で見学させていただきました。 mylist/39931443 mylist/57602834 ・スペック・製造年代には推定を含みます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm31319452