自民からも批判 処分求める声も 厚労省データ問題

自民からも批判 処分求める声も 厚労省データ問題

裁量労働制をめぐる不適切なデータ処理の問題で、野党側から連日、追及を受けている厚生労働省。2月27日は与党の自民党に説明を行いましたが、自民党からも厳しい批判が相次ぎました。来年度予算案の審議にも影響が出ています。  27日午前、総理官邸を訪れた自民党の二階幹事長。当初予定していた来年度予算案の採決が野党側の理解を得られず、見送りとなったことを安倍総理に伝えました。  「総理からは円満な国会運営に今後ともしっかりと対応してもらいたいとお話がありました」(自民党 二階俊博 幹事長)  予算案の採決が見送りとなった最大の原因は、厚生労働省による裁量労働制をめぐる不適切なデータ処理の問題です。厚労省はデータの精査を進めていますが、加藤厚生労働大臣は27日、改めて、現時点では裁量労働制で働く人の労働時間の再調査は行わない考えを示しました。Q.調査をやり直す考えは? 「今は持ってない」(加藤勝信 厚労大臣)  こうした状況に、自民党は苛立ちを募らせています。厚生労働省の担当者を呼んだヒアリングでは、カメラが退出した後、議員から批判の声が相次ぎました。  「憤りの気持ちでいっぱいだ。責任の所在はどうなっているんだ」(自民党議員) 「今回はさすがにまずい。猛省するべきだ」(自民党議員)  出席議員からは、「働き方改革関連法案から裁量労働制を切り離すべきだ」という意見も出ましたが、自民党の幹部は今のところ、政府が法案を提出することを容認する方針です。 一方、国会では立憲民主党など野党6党が、この問題で改めて幹事長会談を行うよう与党側に要請しましたが、会談については与党側が拒否、28日にも来年度予算案の採決に踏み切る構えです。 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3303192.html

http://www.nicovideo.jp/watch/sm32805571