GREENDAY_Minority_歌詞&和訳付き

GREENDAY_Minority_歌詞&和訳付き

 皆と同じであることを良しとせず、自分の価値観やペースを最も大事にして生きたい、というよりそんな生き方しかできなくて、それが自分だということを、力いっぱいに主張した歌ですね。ですが、これを単に開き直りだけの曲として捉えるのもちょっと無粋かなと思います。(まあ、そもそもパンクの歌詞の内容を、頭を捻って考えること自体も無粋なのですが)  1番で、Underworld(底辺社会)やUnderdog(負け犬)、Unsungなど、明らかにマイナスイメージの言葉が並べられおり、しかしそして自分はそこに身を置く人間であるとしています。ここで大多数=正義・優位という構造を改めてイメージさせているように思えます。  そして2番ですが、ちょっと難解です。光、心、輝きなどが出てきますが、どれもか弱いイメージで描かれているように思えます。そして、壊れた心達に隠された物という表現が後に続きます。ここでは、大事な物や価値のあるものが、いろいろな何かによって見えづらくなってしまっている、或いは見てみぬふりをされてしまっていることへの警告かなと思いました。その為か、2番の最後は、自分の見たものを素直に受け止めろといったニュアンスのことが書かれているようですね。  そうしてみると、自分がマイノリティ(少数派)で在りたいという言葉は、単に周りに合わせるのが苦手だとか、一匹狼が好きとか、そういった類のものでは無いようです。色々なものに目を瞑ったり、迎合したり、自分の価値観や考えを押し殺すことで、本来の価値あるものを見失った結果の集合体がマジョリティ(多数派)であり、自分はそんなのはゴメンだね・・・と、先にマジョリティへの痛烈な批判があり、その結果として自分が必然的にマイノリティに位置する存在になるはずで、だからマイノリティで在りたいという、そういうメッセージが込められているように思えます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33286289