東電旧経営陣裁判 専門家「15mの津波想定すべき」

東電旧経営陣裁判 専門家「15mの津波想定すべき」

 福島第一原発事故を巡る東京電力の旧経営陣の裁判で、事故前に巨大地震の予測に携わった地震学者が「最大15メートルの津波を想定するべきだった」と証言しました。 東電の元会長・勝俣恒久被告(78)ら3人は、第一原発が津波で浸水して爆発する可能性を予見できたのに対策を怠り、死傷者を出した罪に問われています。5月30日の裁判に出廷した地震学者の都司嘉宣氏は、事故前の2002年に巨大地震を予測した「長期評価」の策定に携わりました。それをもとに東電は、15メートルを超える津波が第一原発を襲うと試算したものの、津波対策を先送りしていました。都司氏は裁判で長期評価の信用性を強調し、「最大15メートルの津波が来ると想定すべきだった」と証言しました。関連東電裁判 地震学者「対策すれば事故起きなかった」 sm33187287 東電の裁判 巨大地震の予測に気象庁職員「妥当」 sm33184106 東電社員が証言 津波対策進まず「力抜けた」 sm33034509 【3.11特集】東電はどう裁かれるのか 〜裁判で見えてきた新事実〜 sm32875043

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