サン=サーンス:6つの練習曲 作品52

サン=サーンス:6つの練習曲 作品52

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=goY8Q_nfZWU&t=299s )。現在ではサン=サーンスは作曲家としての評価が定着していますが、生前はオルガン奏者やピアニストとしての評価が高く、彼が作曲したピアノ作品も、その多くが自身の高い技量を前提としたものとなっています。そんなサン=サーンスは生涯に3つの練習曲集を作曲しましたが、どれも高度な両手の技巧を磨くための曲が目白押しで、しかも前奏曲やフーガ、ワルツなどの様々な作曲様式の曲が混在しており、それらの曲は単独で当時の名ピアニストたちに献呈されるといった念の入れようです。 個人的には、これらはショパンやリストの練習曲集と肩を並べるといっても過言ではないように思われます。この「6つの練習曲」作品52はサン=サーンス最初の練習曲で、「前奏曲とフーガ」という題名の曲が2つ含まれるなど、バロック音楽の様式が色濃いものですが、最終曲「ワルツの形式で」は作曲当時のサロンの雰囲気がただよい、曲集の中では最も人気が高い作品です。フランソワ=ルネ・デュシャーブル(ピアノ)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33335461