津波対策先送りは「合理性ある」 東電裁判で弁護側証人が証言

津波対策先送りは「合理性ある」 東電裁判で弁護側証人が証言

 福島第一原発事故を巡る東京電力旧経営陣の裁判で、東電が津波対策を先送りしたことについて、津波対策の専門家が「合理性がある」と証言しました。 東電の元会長・勝俣恒久被告(78)ら3人は、第一原発が津波で浸水して爆発する可能性を予見できたのに対策を怠り、死傷者を出した罪に問われています。東電は、国の専門機関が巨大地震を予測した「長期評価」に基づき、想定される津波の高さが最大で15.7メートルになると試算していましたが、外部に研究を依頼するため、対策を先送りしていました。6月13日の裁判に弁護側証人として出廷した津波対策の専門家の首藤伸夫東北大学名誉教授は、研究を依頼することに「合理性がある」と証言し、対策を先送りした東電の判断を支持しました。一方で、原発事故については「やりようによっては事故を防げたと思う」と話しました。関連専門家が原発事故前に東電に巨大地震の予測は「無視できない重要な知見」と助言 sm33362690 東電裁判 地震学者「対策すれば事故起きなかった」 sm33187287 東電の裁判 巨大地震の予測に気象庁職員「妥当」 sm33184106 東電社員が証言 津波対策進まず「力抜けた」 sm33034509 【3.11特集】東電はどう裁かれるのか 〜裁判で見えてきた新事実〜 sm32875043

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