【ゆっくり政治学講座】第2回:大統領制と『ザ・フェデラリスト』

【ゆっくり政治学講座】第2回:大統領制と『ザ・フェデラリスト』

ゆっくり政治学シリーズ毎週投稿できるように頑張ります。間違った情報が含まれている可能性もあるので、 よければ指摘していただけると幸いです。(ミス)政府からの拠出金→州からの拠出金【補足】ハミルトンとマディソンは『ザ・フェデラリスト』執筆において協力しましたが、ハミルトンが第1代ジョージ・ワシントン政権の初代財務長官になった時、合衆国銀行を設立し、農業よりも都市部の商人や製造業者を優先した政策をとったことで、農業政策優先のマディソンと袂を分かちました。ハミルトンは連邦党(フェデラリスト)を作り、マディソンはそれに対抗するためにトマス・ジェファーソンと共に民主共和党を作りました。第1代、第2代と連邦党からの大統領が続いた後、1800年に民主共和党のジェファーソンが政権を獲得し、その後マディソンも大統領の地位に登り詰めます。民主共和党は1828年にアンドリュー・ジャクソンが政権をとった時に「民主党」に改名され、現在まで続いています。一方ハミルトンは大統領になることが出来ず、最後は決闘によって亡くなります。連邦党も後に消滅しました・・・政治の世界というのはなんというか残酷ですね。もうひとつ、当時フェデラリスト達には基本的な認識として、人民に対する不信の念がありました。実際、当時は下院議員は現在と同じ直接選挙で選ばれていましたが、上院議員は代表を州議会が選ぶことに、大統領は大統領選挙人が自由意志で選ぶことになっており、連邦政府と人民との間にある程度距離を設ける構造になっていました。つまり当時は、州においては「自治」としてのデモクラシーが営まれていましたが、連邦政府は人民にとって少し遠い存在であり、実感として連邦よりも州に重きがあったと思います。その後徐々に連邦政府のデモクラシー化が進み、現在のような、上院も大統領も(実質的に)直接的に選ばれる形になりました。twitter:@magg_maguゆっくり政治学講座  mylist/62788208 sm33568502  ←前 次→  sm33595279 YouTubeチャンネルもよろしくお願いします! https://www.youtube.com/channel/UC9saXvQgTqwFPoL9GBwB2hg

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