ヨアヒム・ラフ:交響曲第1番ニ長調「祖国に寄す」作品96

ヨアヒム・ラフ:交響曲第1番ニ長調「祖国に寄す」作品96

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=292A0Ixj0OU )。ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822 - 1882)は、スイス出身の作曲家で、若いころはリストに弟子入りし、交響詩などの彼の管弦楽作品の作曲を手伝って管弦楽技法を習得して、1856年に独立してからは精力的な作曲活動を約20年にわたって行いました。ラフの最も有名な作品は「ヴァイオリンとピアノのための6つの小品」作品85の第3曲「カヴァティーナ」ですが、彼が最も力を入れたジャンルは交響曲で、その生涯に13曲(未完作品を含む)を遺し、ブラームスが登場する前までは「現在ドイツ最大の交響曲作曲家」と高く評価されました。 これらの交響曲は、リストの交響詩等の標題音楽を古典的な交響曲様式に落とし込むというコンセプトで一貫しており、後のチャイコフスキー等の国民楽派の交響曲に大きな影響を与えました。ラフの交響曲第1番ニ長調「祖国に寄す」作品96は全5楽章からなり、ウィーン楽友協会の作曲コンクールで第1位を獲得したことで、彼の出世作となります。なお、副題の「祖国」とは彼の出身地スイスではなく、大ドイツ主義に基づくドイツ圏全体を指しています。ハンス・シュタットルマイアー指揮バンベルク交響楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33743758