デュカス:バレエ音楽「ラ・ペリ」

デュカス:バレエ音楽「ラ・ペリ」

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=UIQjwMGNXhQ )。1911年、ロシア・バレエ団から新作バレエ「ラ・ペリ」のための音楽の作曲依頼を受けたポール・アブラアム・デュカス(1865 - 1935)は作曲に着手し、翌1912年に完成させました。このバレエはアジア各地で語り継がれたアレクサンドロス大王を主役とする伝説(アレクサンドロス・ロマンス)を題材としており、「不老不死の花である蓮を求めさすらうイスカンデル王(アレクサンドロス)が、世界の最果てにある神殿で妖精ペリと出会い、彼女が持つ蓮の花を盗み出すものの、結局ペリが蓮を取り返し、イスカンデルは自らの死を悟る」という筋書きとなっています。なお、晩年のデュカスは強烈な自己批判により、不満に感じた自作の楽譜を次々と暖炉にくべて処分しており、本作も危うく処分されるところを、たまたま来訪した知人が必死に押しとどめて楽譜出版にこぎつけた、という逸話が残されています。そして、本作はデュカスが生前に楽譜出版した最後の作品となりました。そして、後に本作の出来を思い直したデュカスは有名な「ファンファーレ」を追加して、演奏会用楽曲としての形を整えています。シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm34125155