ビゼー:劇付随音楽「アルルの女」全曲

ビゼー:劇付随音楽「アルルの女」全曲

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=K09ojttMFjo )。1872年、パリのヴォードヴィル劇場ではドーテの戯曲「アルルの女」を上演することになり、劇場支配人カヴァロはビゼーに劇付随音楽の作曲を依頼しました。急な依頼により作曲時期が短いうえ、演奏する劇場のオーケストラが小規模(フルートが2人の他は全ての管楽器が1人、弦楽器奏者も二管編成の2/3程度)という制約が重なりましたが、当時のビゼーは34歳で創作意欲が旺盛な時期であり、相当に苦労しつつも、6つの混声合唱曲を含めた全27曲を数週間のうちに書き上げ、同年10月のヴォードヴィル劇場初演に間に合わせます。ただし、初演での評判はあまり良くありませんでした。しかし、ビゼーは本作の出来に絶対的な自信を抱いており、これらから4曲を抜粋して通常の二管編成に規模を拡大した演奏会用の組曲(第1組曲)を作成しました。これが劇場初演の翌月になる1872年11月10日に初演され、成功を収めたことから「アルルの女」の再評価が進み、6年後の1878年に再演されたときには大成功を収めます。しかし、ビゼーはその3年前に敗血症でこの世を去っており、後の歌劇「カルメン」と同様に、劇の成功を生きて見届けることはできませんでした。ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団トゥールーズ・キャピトル国立合唱団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm34366538