アルベニス(アルボス、スリナッチ編):「イベリア、12の新しい印象」(管弦楽版)

アルベニス(アルボス、スリナッチ編):「イベリア、12の新しい印象」(管弦楽版)

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=d9PfHK_xj_0&t=107s )。グラナドスの最高傑作として高く評価されている「イベリア、12の新しい印象」( sm34495684 )は、ピアノ曲でありながら管弦楽曲に匹敵する響きに満ちた作品であり、ドビュッシーは第7曲を「匹敵しうる楽曲は世の中に数えうるほどしかない」、終曲を「あまりに豊かなイメージに、くらんだ目を思わず閉じてしまうほどだ」と絶賛しています。このため、この作品の芳醇な響きを生かすべく管弦楽用に編曲しようとする試みが、しばしば他の作曲家によってなされています。そのうち最も知名度が高いのが、アルベニスの友人でヴァイオリニスト・作曲家のエンリケ・フェルナンデス・アルボス(1863 - 1939)による管弦楽組曲版です。ただし、これは全12曲のうち5曲のみを編曲しています。その後、同じくスペインの作曲家・指揮者であるカルロス・スリナッチ(1915 - 1997)が残りの7曲を編曲し、全12曲の管弦楽版が完成しました。なお、1928年にモーリス・ラヴェルはバレリーナのイダ・ルビンシュタインから「イベリア」の管弦楽編曲を依頼され、一旦は承諾しましたが、アルボスの編曲版の存在を知って断念し、独自にスペインを舞台としたバレエ音楽を作曲しました。それが、ラヴェルの代表作となった「ボレロ」です。ヘスス・ロペス=コボス指揮シンシナティ交響楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm34532536