アッテルベリ:交響曲第1番 ロ短調 作品3

アッテルベリ:交響曲第1番 ロ短調 作品3

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=6TB0Xwe9_6g )。クット・アッテルベリ(1887 - 1974)は20世紀前半のスウェーデンを代表する作曲家の1人で、チェロ奏者・音楽評論家として活躍し、同国の作曲家協会・著作権協会会長にも就任するなど、音楽界の重鎮として精力的に活動しました。一方で、彼はストックホルムの特許局に定年まで勤務し、作曲によって生活する職業的作曲家とならないという稀有な生涯を送りました(似たような例として、13歳年上のチャールズ・アイヴズが「不協和音のために飢えるのはまっぴらご免だ」と言って保険会社を設立し、引退まで副社長を務めています)。交響曲第1番 ロ短調 作品3は、アッテルベリが王立音楽院に応募するために1910年に作曲した作品で、1912年にエーテボリで初演されて好評を博しました。23歳の若さで作曲され、作品の端々にブラームスやリヒャルト・シュトラウスの影響がみられるものの、内容はアッテルベリの個性が明確に現れており、その後ストコフスキーやニールセンが演奏会で取り上げるなど、国際的にも高く評価されました。この成功によって、アッテルベリはスウェーデン音楽界の俊英としての名声を確立します。アリ・ラシライネン指揮フランクフルト放送交響楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm34598697