初音ミクによる 下瀬火薬の歌 (オリジナル日本軍歌)

初音ミクによる 下瀬火薬の歌 (オリジナル日本軍歌)

此度も月鈴那知殿に敬礼をば。この曲は2018年8月2日~9月30日の間に募った「オリジナル軍歌アイデア募集企画」の抽選から漏れた代物だったのですが・・作詞・作曲・動画作成が先週終わり、公開となりました。テーマは日本海海戦における影の立て役者「下瀬火薬」なります。下瀬火薬は「下瀬 雅允」(しもせ・まさちか)という明治時代の発明家であり工学博士でもあられた方が開発された火薬です。下瀬さんは、現在の広島県中区鉄砲町に生まれ、(歌では「てっぽうまち」としているが、正式には「てっぽうちょう」らしい)火薬の実験中に怪我をするも、ものともせずに研究開発に勤しんだそうな。もう一人の主人公としまして伊集院 五郎(いじゅういん・ごろう)という方がおられ、超即働信管「伊集院信管」を開発し、日本海海戦において下瀬火薬の威力を最大限発揮させる功績をあげておられたりします。話を下瀬火薬にもどしますが、この火薬の正体は石炭酸(フェノール)を硝化して作られたピクリン酸の事で、数種類の異性体を持つトリニトロフェノールのうちでも、 2,4,6-トリニトロフェノールのことです。日本の消防法においては第5類危険物(自己反応性物質)及び、毒物劇物取締法で医薬用外劇物。そして昔の製造方法だと石炭→コールタール→フェノール→濃硫酸と濃硝酸ぶち込む→てーれってれー「Shimose powder~!」(下瀬火薬)らしいです。フランス等でも既にピクリン酸は開発されていたのですが、如何せん自己発火する物質で危険でしたので、そうとう弱めて使用していたようです。が、日本はほぼそのまんま使用、日本海海戦においてバルチック艦隊をベリー・ウェルダンにしたのでした。(バルチック艦隊の貴族の指揮官が、可燃性物質の高級木製家具等を途中で廃棄しなかったのも延焼要因らしいです。)まぁ、石油不足の日本においては、石炭から作れるこの火薬は国情とマッチしておりましたので、大東亜戦争でも手榴弾用の火薬として長く使われたそうな。長期保管中に爆発事故とかが実はあったけど、めでたしめでたし。次弾装填:北支派遣軍の歌(ここだけの話。今、鱈戦争も考え中。)★本日のうちのMMD的家系図 ままま式 Appearance Miku Shizunami型広告に関する謝辞:月鈴那知様、トオノ様、ワド様、下瀬 雅允様(まさかの!)、シロップ様、伊集院 五郎様(ほんまですかい?) 、樺太庁様、皆様の多大なる御支援痛みいりました、こちらこそありがたい限りです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm35023932