タグ ボカロ軍歌 が登録されている動画 : 521 件中 1 - 32 件目
種類:
- タグ
- キーワード
対象:
初音ミクによる The Bonnie Blue Flag (日本語吹替え版 7番まで)
今回のリクエスト曲は「ザ・ボニーブルーフラッグ(素晴らしき青き旗)」というアメリカ南北戦争の南軍が歌っていた軍歌になります。
(英語の歌ですので久々に翻訳監修をIFV殿に依頼致しました。ありがとうございます。)
この動画の歌詞はWikiの歌詞と異なる最も古いバージョンになります。(以下アメリカ議会図書館のデータベース参照)悪しからず。
https://www.loc.gov/resource/music.muscivilwar-200002488/
さて、アメリカの南北戦争は内戦なわけですが、敗北した南軍側からの視点である「Lost Cause of the Confederacy」(連合国の失われた大義)という概念があります。
ま、ぶっちゃけ南軍を美化して北軍に侵略された悲劇の英雄扱いをする概念でして、この歌にもある「南部の生活様式を保持する為の戦い」といった事等をうたってたりします。
当時のアメリカの奴隷達はイスラムの奴隷よりかなり待遇が悪い状態でして、強制的な無賃労働、奴隷主から離れる自由の否定、性的虐待、教育の否定、非合法の刑罰をうけておりました。
また、奴隷の家族もバラバラに売りに出されたりし、そうなると家族は通常、互いに二度と会ったり連絡を取ったりすることもできない状態でした。
(雇用主と何か問題があった場合、宗教施設のモスクが仲介にたって契約の確認とかをしてくれるイスラムと違って、アメリカの場合大抵野放し・・・全ては主人の声1つ。)
「連合国の失われた大義」を唱える方々はこういった事実を無視し、奴隷制度を肯定的な善として提示し、奴隷制度の条件の緩和がアメリカ南北戦争の中心的な原因であったことを否定し、州の権利と南部の農業経済の防衛の為の戦争であり、内戦ではなく独立国同士の戦争であったと声高に叫んだりしてます。
(現代の歴史家は、当然これらの特徴付けに猛反対しておま。)
んで、こんな態度をとる現在の一部の方々に対するカウンターとして、州にもよりますが「(公的な場で)南軍関連の旗は掲げてはならん」となってたりします。
まぁ、日本では何も言われないと思いますが御注意を~。
(2020年にアメリカ軍は南軍関連の旗の使用を軍内で全面禁止。最近じゃあ幾つかの州で南軍の英雄の銅像も撤去したとか・・・。分断と奴隷制の象徴とはいえ、なんか銅像撤去はやりすぎな気もしますが・・う~む、時代ですかなぁ・・。あと、儂もリー将軍は偉大だとおもふよ・・・。)
次回投稿予定:2024年5月2日
Battle Cry of Freedom
★本日のうちのMMD的家系図
Lat式 ミク G123u型
AIきりたんによる 帝国在郷軍人会々歌(6番まで)
今回のリクエスト曲は帝国在郷軍人会の会歌なのですが、まぁ今の若い方々には全く無縁の組織だと思いますので、ちと解説+αをば。
在郷軍人会の全国統一的組織として帝国在郷軍人会があり、発足は1910年(明治43年)に遡ります。
元々は陸軍の元軍人さん達の親睦を図る目的で組織されていた任意加入団体でしたが、1914年(大正3年)に海軍も対象に加わり強制加入団体へ、陸海軍共通の組織となります。
主な役割は国家的式典や軍関係の式典等への参列、軍国主義的啓蒙活動、入営者への訓練、徴兵検査の指導、公安維持ならびに非常時における救護事業等でした。
帝国在郷軍人会は度々の制度改変を経て、国民生活の隅々まで国体思想を浸透させ、国家全体を軍国化し、その治安維持を担い、100万人単位の予備役となる事が期待されました。
と、ここまでが表の話でして実態はいささか矛盾したものとなっていたようです。
というのも「兵隊あがり」(退役兵士の蔑称)は日露戦争の段階から嫌われており、既に社会不安の一因となっておりました。
兵隊さん側も死ねば軍神、生きていれば厄介者扱いという社会の矛盾を肌で感じ、挙句の果てに彼らが受け取るはずの年金は他の事に使われていました。
(在郷軍人の半数以上は満額もらっていないし、その不満からか1918年の米騒動で刑事処分を受けた在郷軍人は12.1%にものぼる)
とは言っても彼らは予備役。日中戦争の大動員では現役兵33万6000人に対して、開戦後の在郷軍人召集数は59万4000人にもなり、戦地へと赴きます。
で、国でひどい扱いを受けた彼らは特設師団として編成されるものの「素質不良」として指示に従わない軍隊となります。(正規軍より遥かに指揮官の死亡率高し。兵士が前いかねぇ・・・。)
その後、戦争帰還兵を待っていたのは、歓迎会禁止、楽隊禁止、銃後の戦意昂揚に水をさすような実態談一切禁止という、またもや冷たい対応でした。
この頃から軍部は在郷軍人会をあてにしなくなったようでして、戦意高揚効果の高かった「婦人会」を起用しはじめ、ますます在郷軍人会の扱いはひどくなっていきます。
そして大東亜戦争時、予備役たる在郷軍人に再び動員がなされますが、夜中に誰にも気づかれないように軍服ではなく普段着を着て召集場所に集まるよう、お国から秘密動員令が出されたのでした。
(1945年8月31日、会は解散)
なんだかなぁ~。
次回投稿予定:2024年4月18日
Bonnie Blue Flag
★本日のうちのMMD的家系図
ふらすこ式風きりたん 金子卵黄型
【東北イタコ】愛の聖戦【CeVIO AI】
○楽曲情報
「愛の聖戦」 作詞:西條八十 作曲:古関裕而 創唱:秋月恵美子 昭和13年
コーラス:CeVIO AI 東北ずん子 東北きりたん/NEUTRINO ずんだもん
ボカロ動画→mylist/18930419
その他の動画→mylist/1378467
結月ゆかりによる Космические войска (ロシア軍歌 日本語吹替え版 3番まで)
此度のリクエスト曲は「宇宙軍の歌」というロシア宇宙軍を讃える歌となっております。
ぶっちゃけ、ロシア宇宙軍に関しては秘密が多すぎて詳細な解説が難しい状況となっております故、
概要と歌の中に出てくる人物の紹介をしてみようかと思います。
(なお、現在は「宇宙軍」から「航空宇宙軍」へと名称&組織改編がなされております。)
当時のロシアの宇宙軍の任務は
・ロシアへの宇宙内外からの脅威の特定、撃退
・宇宙船を軌道上に打ち上げて多目的衛星システムを制御し、ロシア軍に情報の提供を行う
・軍事衛星システムの整備、打ち上げと直接的制御、その他任務
だそうで、この構想自体は1955年からあったようで、時間を経て技術の進化と共にその規模を拡大していったようです。
歌の中の人物について
〇ガガーリン(Гагарин, Юрий Алексеевич)
大佐。1961年に世界初の宇宙飛行を行った方で、もっすごい数の勲章受章者。残念ながら1968年3月27日にМиг-15戦闘機での飛行訓練中に事故で死亡。
〇テレシコーヴァ(Терешкова, Валентина Владимировна)
少将。世界初の女性宇宙飛行士で現在は政治家。2020年3月にプーチンちゃんがあと2回大統領になれーる案をロシア議会に提案した人。
〇レオーノフ(Леонов, Алексей Архипович)
少将。世界で初めて宇宙空間に行った人で現在は政治家。絵を描くのが趣味。
〇ポポービッチ(Попович, Павел Романович)
世界初の集団宇宙飛行時の船長。その後と合わせて2回も宇宙に行ったつわもの。
〇チトーフ(Титов, Герман Степанович)
1日以上の長期宇宙飛行を完了した最初の人で2人目のソ連の宇宙飛行士。また、史上最年少で宇宙軌道飛行を完了した人。
〇ツィオルコーフスキ(Циолковский, Константин Эдуардович)
独学で宇宙飛行学を研究した科学者。1920年代に多段ロケットを提唱したスゲー人。SF作家でもある。
〇カラリョーフ(Королёв, Сергей Павлович)
ソビエト時代の各種宇宙船の主任設計者。有人宇宙探査、実践的な宇宙飛行学の創始者の一人。
まぁ、どの国にも変人と英雄はいるもんですなぁ。
次回投稿予定:2024年4月4日
次弾装填:帝国在郷軍人会々歌
★本日のうちのMMD的家系図
くま式 結月ゆかり ChaChaMARU型
GUMI、初音ミクによる Мы друзья перелетные птицы (ソビエト軍歌 日本語吹替え版 3番まで)
今夜のリクエスト曲は「僕たち仲間は渡り鳥」という、1945年に制作された戦争コメディ映画「Небесный тихоход(空の忍び足)」の挿入歌になります。
この映画自体はコメディなので男性パイロットが女性パイロット達の部隊に配属されて色々とドタバタ繰り広げる内容で、戦死者も出ない作品です。
映画の詳細は割愛しますが、今回はこの映画の元となった実在の女性部隊「第46親衛夜間爆撃航空連隊」について少しばかりお話を。
時は1941年、ソビエトで17歳から22歳までの女子が募兵され、この夜間爆撃部隊が編成されます。(実戦投入は1942年、総員115名)
整備士からパイロットに至るまで全員女性で編成された部隊に与えられた任務は、ドイツ軍の防空陣地に対する精密夜間爆撃、及び、重要施設への夜間爆撃でしたが、用いた機体がまさかのУ-2という時速120km程度しか出ない複葉機でした。
しかしこの複葉機、前時代的故に金属パーツが少ない為レーダーに引っかかりにくく、低空で抜群の安定性を誇り、最悪畑があれば離着陸できるという特性があるため、当時の夜間爆撃を行うにはむしろ最新鋭機より適しており、敵陣近くでエンジンを切り、翼の下でほうきの音に似た柔らかい空気のざわめきだけを残して破壊をまき散らしてゆく事から、ドイツ軍からは「夜の魔女」と怖れられる存在となります。
面白い事にパイロットとナビゲーターに1人1本ずつ操縦桿があったため、最悪パイロットが戦死してもナビゲーターが操縦を行えたようです。
難点は無線通信機、照準器、爆弾倉がなかった為、完全に人間の「勘」による爆撃を強いられるという事でしょうか?(爆弾は100kg~300kg程度を機体に直吊りだったようです。)
彼女達は延べ23,672回出撃し(夜間のみ夏は1日6~8回、冬は10~12回出撃)
踏切17、列車9両、鉄道駅2か所、倉庫26、燃料タンク12、車両176台、対空陣地86、探照灯11を破壊し、811回の火災と1,092回の爆発を引き起こし、155袋の弾薬と食料を包囲されたソ連軍に投下するという戦果をあげたそうな。(気丈な彼女達はパラシュートの配備を断り、かわりに20kg余計に爆弾を搭載する事を望んだとか・・・。)
なお1945年10月15日に連隊は解散。(航空機損壊28機、戦死23名)
ただ当時、戦場帰りの女性は「不吉」とされ、風当たりは強かったらしいが・・・まぁ、その話は別の機会にでも。
次回投稿予定:2024年3月21日
次弾装填:Космические войска
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 GUMI Suzy125 型、Lat式ミク XXSefa型
GUMIによるما في قوة فوق الأرض علينا فيها تتعد(シリア軍歌 日本語吹替え版)
此度のリクエスト曲は「この地に我らより強き力なし」というシリアの軍歌になります。
伝統的なアラブのナシッド等の流れを多少は汲んでいる曲かと思います故、2回同じ歌詞を繰りかえしたり、バッハさんが作った音楽理論やらコード(和音)が実質使い物にならなかったりするのが、アラブっぽい曲で「ええわぁ~」って思います。
何度でも言うけんども、誰やねん!これリクエストしたんわ!(笑)
先生は怒らないから、正直に名乗り出て欲しいと思います・・・。(100%冗談です。名曲の紹介ありがとうございます。→コメント見てしもた~~!重ねてあんがとさんです。)
あまり知られていないと思いますが、シリアはアラブでトップクラスの機甲師団の編成数を誇り、
世界9位の「戦車大国」だったりします。(2023年で2600両以上を保有。質?知らんがな。)
おまけで、多連装ロケットも世界9位の保有数(669台)、牽引砲も世界6位の保有数(3200門以上)と、存外軍事大国だったりも。
まぁ、そんなことよりシリアちゅーたら、じじいとしてはكبة(クッベないしキッベ)が、うまいとおもふ。
あと、「極甘やんけ~!!!「糖」って漢字で脳が埋まるわー!どないしてくれんねん!」が特徴のインドやら、「甘っ!!油多っ!!砂糖の浸透圧じゃなくて、油脂でもって微生物からお菓子を守るつもりかいっ!!」ってなるアラブのお菓子の中じゃあ、シリアのお菓子は結構ヤポンスキーでもいけるとおもふぞなもし。
シリアの料理とか、シリアのお菓子はラマダーン(断食)後には特におすすめですので是非に。
(結構エジプト料理と被ってるけんども、そこはご愛敬。)
●既存軍歌のリクエストについて
予告の通り、今回で採用曲の発表と相成りました。
作者のプロフィール(user/52288618)の上部にあります「もっと見る」をクリックしてもらいますと採用曲が並んでおります。
採用された方→おめでとうございます??
不採用だった方→懲りずに次回(来年)もコメント頂けると作者が「にやり」と致します。
ちょっと今年と昨年で既存曲リクエストをこちらが採用し過ぎたせいで、現在50曲以上が弾薬庫に入ったままとなっております。
ふむ・・・あまりにも投稿が遅いのもどうかと思っておりますので、今年はもしかしたら夏のオリジナル軍歌採用を見送るかもしれません。
もしそうなったとしてもご容赦下さい。(かんにんな~)
次回投稿予定:2024年3月7日
次弾装填:Перелётные птицы
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 GUMI pinkwormy型
初音ミクによる Bailey's South African Sharpshootersの歌(オリジナル軍歌 一応イギリス軍歌?)
芒崎奏殿に敬礼をば!
今回は、以前オリジナル軍歌のアイデア募集にて採用させて頂いた「ベイリーズ騎士団」こと「ベイリー南アフリカ狙撃兵部隊」の歌をお届け致します。
そして先にご連絡を。
前々回と、前回で既存軍歌のリクエストをとっておりましたが終了致しました、皆様ありがとうございました。
作者のプロフィール(user/52288618)の上部にあります「もっと見る」をクリックしてもらいますと、
ごそっとリクエスト頂いた曲が並んでおりますので、心当たりのある方はご指定の曲があっているか内容をご確認頂き、もし間違っておりましたら、この動画の頭にでも「じっさんちゃうねん or ちげーよ、このアドレスにある曲やhttp~(以下略)」とでもコメント下さい。(コメント了解、プロフィール修正。これであっているかの?)
採用の可否は、次回動画投稿時にさせて頂きます。
(そろそろリクエストも尽きる頃かえ?と思ってたら、ポルトガル語・トルコ語・ギリシャ語やら、パキスタンな歌、エジプシャンな軍歌とか、モンゴリアンにルーマニアですよ・・・。というか皆さんの知識が深淵過ぎて、じじいではついていけませぬぞぉ。)
さて、この曲の題材となった「ベイリーズ騎士団」ですが、南アフリカにいた元軍人のAbraham Baileyというお金持ちの方が、私財を投げ打って編成した第一次世界大戦の狙撃兵部隊の事を指します。
「わしが最強の狙撃部隊を作ってやるけんね!んで、それをイギリスの為に使うんじゃー!」と、当時のローデシアで金に物をいわせて部隊を編成。100名の定員でしたが厳しすぎる選抜試験の為に実際には30名以下の人員しか集まらなかったようです。
が、集まった人員は流石にNeville Methven隊長以下全員精鋭揃いで、ソンムの戦い等に投入されて2年半でとんでもない戦果を挙げたりしております。(ドイツ兵3000人以上を射殺。)
また、最強の兵には最強の武器を!ということで、当時は死の商人をやっておりました日本の「三井物産」が輸出型カスタム銃「Lee-Enfield Mk.8」ライフル&機関銃用の強装弾「VIIIZ」を提供。
銃身加熱がアホなかわりに驚異の命中率を誇るという珍品でもって、その戦果の下支えをしたのでした。
次回投稿予定:2024年2月22日
次弾装填:ما في قوة فوق الأرض علينا فيها تتعد(アサド政権軍歌)
★本日のうちのMMD的家系図
Lat式ミク Vayanis型
Lat式ミク XXSefa型
AIきりたんによる 学科嫌い Fullver (日本軍歌 兼 リパブリック賛歌替え歌 14番まで)
今宵きりたんさんに歌ってもらいまするは「学科嫌い」(別名:乞食袋)という軍歌(一応)なのですが、アメリカのリパブリック賛歌の替え歌という、インスパイア120%な代物です。
作詞者の水島周平さんは、中幼10期生かつ名幼10期生、歩兵第五十二聯隊所属だそうですが、どうも百日祭(旧大日本帝国の士官学校で卒業の100日前にやる無礼講祭り。)の時に作詞したとかしないとか。
なお、当時この歌を歌った水島さんは、学校当局からめっちゃ怒られて外出禁止処分を受けたそうな。
あと、時文(じぶん)とかいう聞きなれない単語が歌の中に出てきますが、当時の言葉を借りるならば、
「上説、国欝、奏措、照会文、告示文、定緩、尺糠等より新開雑誌の論説、記事、雑報、広告、及び各種の手形、受取証書類等に至る凡べて支那現時の通俗文」
という事ですので、要は戦前に使用されていた「古文ではない中国語」となります。
(大日本帝国は中国をそれなりに制圧しておりましたので、まぁ、当時は自国内で必要な言語でしょう。)
リクエストは終了致しました!以下は過去ログとなります。
●さて、前回に続き「既存曲」のリクエストをコメントにてとらせて頂いております。
「御一人様何曲でもコメント可」とさせて頂きますので、以下を熟読の上コメント願います。
・既存の各国の「軍歌」「銃後の歌」のみリクエストを受け付けます。
・リクエストにあたっては歌の「題名」、可能なら歌の出だしを明記願います。
(例:日本海海戦「海路一万五千余里~」をリクエストします!等。理由は同名の曲が複数存在する場合がありますので・・・)
・リクエストコメントは本動画の視聴に邪魔にならないよう「曲が始まる前の出だし部分」か「動画暗転後の最後」にコメント願います。
・2週間後にもリクエストをとる予定ですが、最終的なリクエスト曲受け付け総数は20曲を考えております。
・管弦楽的編成、歌い手等は選べません。
・同じIDで、ミス以外で連投された方のコメントも、じじいの老眼には映らなくなってしまいます。
・過去にリクエストして頂いたものの、惜しくも落選してしまった曲であろうがかまへんでおま。
次回投稿時にリクエストをプロフィールにまとめさせて頂き、その次の投稿位で採用可否を発表したく思います。
次回投稿予定:2024年2月8日
次弾装填:Bailey's South African Sharpshootersの歌(予定)
★本日のうちのMMD的家系図
ふらすこ式風きりたん 金子卵黄型
AIきりたんによる 日の丸行進曲(日本軍歌 5番まで)
あけてしまいました、おめでとうございます。
本年最初の投稿動画は昭和13年のビクターのヒット曲「日の丸行進曲」となります。(1年以上前のリクエスト曲です。)
当時の東京日日新聞や大阪毎日新聞の懸賞当選歌だそうで、各種宣伝が功を奏し、時代の風潮とも結びついて15万枚のレコードを売ったとか。
(愛国行進曲が100万枚、露営の歌が60万枚とはいえ、この15万という数字はかなりのヒットです。なお、B面は「日章旗の下に」)
リクエストは終了致しました!以下は過去ログとなります。
●はてさて歳はとりたくないものですが、もはや仏歴で2567年、ファシスト歴で102年の1月となりましたので恒例の「既存曲」のリクエストをコメントにてとりたいと思います。
(ファシスト歴:Era Fascista=イタリアのベニート・ムッソリーニ首相就任が元年)
今回も以前同様「御一人様何曲でもコメント可」とさせて頂きますが、
リクエストしてみたい人は以下を熟読の上コメント願います。(作者のプロフィールにも過去のリクエストのルールが載ってます。)
・既存の各国の「軍歌」「銃後の歌」のみリクエストを受け付けます。
・リクエストにあたっては歌の「題名」、可能なら歌の出だしを明記願います。
(例:日本海海戦「海路一万五千余里~」をリクエストします!等。理由は同名の曲が複数存在する場合がありますので・・・)
・リクエストコメントは本動画の視聴に邪魔にならないよう「曲が始まる前の出だし部分」か「動画暗転後の最後」にコメント願います。
(動画中のコメントは、じじいの Old Eyes(老眼)には映らなくなってしまいます。)
・2週間後にもリクエストをとる予定ですが、最終的なリクエスト曲受け付け総数は20曲を考えております。
(今回と次回の動画で、リクエストが20コメントを越えた場合は、じじいの独断と偏見で20曲を決定させて頂きます。)
・管弦楽的編成、歌い手等は選べません。
・同じIDで、ミス以外で連投された方のコメントも、じじいの老眼には映らなくなってしまいます。
・過去にリクエストして頂いたものの、惜しくも落選してしまった曲であろうがどんとこいです。
では、新規・古参の方々共
(お手柔らかに)本年も宜しくお願い致します。
次回投稿予定:2024年1月25日
次弾装填:学科嫌い(日本軍歌?繋がりで、ちょっと順番変更)
★本日のうちのMMD的家系図
ふらすこ式風きりたん 金子卵黄型
AIきりたんによる 大航空の歌(日本軍歌 3番まで)
本年最後になります投稿曲は「大航空の歌」というリクエスト曲になります。
この歌についてはあまり言及する事がありません故、たまには日本における「軍歌」という存在の、めっさ簡単な歴史でも語ってみようかとおもいまする。
日本最初の軍歌らしい軍歌と言えば「宮さん宮さん」が有名ですが、この曲は「都節」と呼ばれる日本俗謡調の歌でして、かなりゆっくりとしたテンポで当時は歌われていたようで、あまり軍歌とは呼べない代物でした。
太皷やラッパを用いる行進曲の類は、古くはオスマントルコの軍楽隊に遡りますが、この4拍子のリズムになじみのなかった明治初期には「お雇い外国音楽家」が腕をふるい「抜刀隊」等を通じて日本国民にゆっくりと浸透していったと言われます。
その後、日清戦争が勃発。第一次軍歌黄金期がおこり、メディアが未発達だった事もあり、おこった出来事を口伝えにニュースのように伝える「演歌」(演説ではなく歌によってニュースを説く)が生まれ、様々な軍歌が適当に作詞作曲されます。
大正時代に入ってからは「ヨナ抜き短音階軍歌スタイル」が流行り、その後の「同期の桜」や「露営の歌」に多大な影響を与えます。
日露戦争時にも軍歌がもてはやされますが、小学校で「唱歌教育」が行われたのもあり作曲家人口が増加、ちょっとした軍歌粗製乱造期に突入します。
第一次世界大戦の頃には「兵隊ソング」と呼ばれたちょっとおどけた内容を兵士達が勝手に歌うのが流行しますが、アングラ軍歌が多い時期なります。(「青年日本の歌」位しか有名曲がない時代)
そして満州事変頃に「レコード」が普及し、シナ事変頃には軍歌としては亜種にあたる「戦時歌謡」が大流行「軍国子守唄」をはじめ「大陸行進曲」「靖国神社の歌」等がもてはやされます。
第二次世界大戦頃には挙国一致をスローガンに作曲家達はこぞって軍歌の作曲を行い、第二次軍歌黄金期がおこり銃後の歌を含む数々の名作が生まれます。(「ああ紅の血は燃ゆる」「加藤隼戦闘隊」他、数えきれない程)
が、日本の敗戦により軍歌の地位は凋落、現代ではカラオケでもあまり見ない存在となってしまうのでした。(せいぜい戦後は「ハバロスク小唄」や「異国の丘」が流行った程度ですねぇ・・・んで、むしろ反戦歌が流行していきます。ちゃんちゃん)
さて、来年の次回投稿時には恒例の「既存軍歌リクエスト」を取りたく思いますので、皆様お手柔らかにお願い致します&良いお年を。
次回投稿予定:2024年1月11日
次弾装填:日の丸行進曲(きりたんでもう作っておま)
★本日のうちのMMD的家系図
ふらすこ式風きりたん 金子卵黄型
復員者歓迎 雪風の歌 2023改訂版【初音ミク・巡音ルカ・他】
復員者歓迎 雪風の歌 2023改訂版【初音ミク・巡音ルカ・他】
作詞:高橋榮(主計長)
作曲:朝比奈秀夫(操舵手)
編曲:ゆめみ~あい別館
参考:復員船時代の「雪風」搭乗員にお話を聞いてきた sm29109074
2017年に投稿した雪風の歌を2023年版としてリニューアルしました。
主な変更点としては、元曲を移調して声楽パートの音程を下げています。
弦楽合奏をSoundFontのフリー音源からEASTWEST:Hollywood Orchestra Opus Editionに変更しました。
声楽パートの作り直し。新規で動画を作成。その他、細々した修正を加えてます。
2017年制作『復員者歓迎 雪風の歌【初音ミク 他】』
https://youtu.be/KAOWMVwJUQU
動画制作において以下のフリー素材を使用させて頂きました。
【フリー素材】海・水面|アニメーション https://youtu.be/hLnHDjho5nI
◇◇ 2017年 説明文 ◇◇
ニコニコ動画『復員船時代の「雪風」搭乗員にお話を聞いてきたhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm29109074 』の中で、元搭乗員の方がアカペラで歌っていた復員者歓迎の歌を採譜して、独自解釈で伴奏を加えたボーカロイド曲にしてみました。
採譜のため動画のアカペラを何度も繰り返し聴いていたら、自分の中ではもうこれしか思い浮かばなくなってしまった、モーツァルト最晩年のKv.618(アヴェ・ヴェルム・コルプス)とKv.622(クラリネット協奏曲イ長調 第2楽章)の一部フレーズを借用しつつ、弦4パートの伴奏でアレンジしています。
ただし、流石に7番まで延々同じ旋律と伴奏の繰り返しのみだと間が持たないため、3番ごとに間奏を入れ歌唱を4パート作って徐々に重ねていくようにしました。
注:採譜(耳コピ)は私の解釈のみで行っているため、必ずしも正確な旋律とは限らないことをご了承ください。
AIきりたんによる 戦闘歌(進撃追撃行進曲 日本軍歌2+2+2番まで)
今回のリクエスト曲は、童謡「むすんでひらいて」の元曲である明治時代の軍歌「戦闘歌」をきりたんさんと共にお届け致します。
なお、本来は「進撃の歌」+「進撃及び追撃」で2番までしか歌詞が無いのですが、替え歌である「陸軍ver」と「海軍ver」をサービスで加えて、動画自体は6番まであります。
ごサ終、もといご査収下さい。
この歌、複雑な経緯で現代日本においては「むすんでひらいて」として残っております。
ざっくり説明致しますと、原曲は1750年代のフランスオペラの中で用いられた曲でして、一応作曲者はフランス人のJean-Jacques Rousseauさん。
その後もイギリスのオペラで用いられた後、1788年に Melissa というラブソングに変貌し、
1800年代初頭には Rousseau's Dream という変奏曲に変化し、そのあとに Greenville という讃美歌へと変容します。(この段階で、ほぼほぼ「むすんでひらいて」のメロディーになりますし、既に世界中で歌われております。)
日本には1874年頃に賛美歌「グリーンヴィル」として来日し「キミノミチビキ」という題名で讃美歌として歌われます。(今も現役)
そして、1881年に「見渡せば」という平安時代の古今和歌集をインスパイアした雅な曲として小学唱歌集に紹介&掲載されますが、1895年には東京音楽学校の鳥居忱教授が今回の「戦闘歌」として発表、ブレイクします。(当時の小学校ではこの曲に合わせたダンスというか、振りつけもあったらしい。)
そして50年以上「戦闘歌」として歌われた後、敗戦から2年経った1947年、現在の「むすんでひらいて」として今に伝わる、という歴史だそうです。
★歌詞にある奇怪な日本語について
・「すはや」=すわやと読みますが古い感動詞で「すは」の強調形でして、意味は「そらっ!」とか「あぁ!」「やっ!」が妥当でしょうか?
なお「すはすは」で「さあさあ」「ほらほら」の意味になります。
毎回思うのですが、じじいはそれなりに色んな言語を学んでおりますが、日本語と英語が世界で上位クラスに読みにくい(読めない)言語だと思います。
特に日本語は表意文字なのでひどい・・・表音文字でええやん・・・。
(「近江」とか読めへんで外人さんが泣いとるでぇ。
他にも白馬(はくば)、白馬(しろうま)、白馬(あおうま)とか・・・もうね・・・。)
次回投稿予定:2023年12月28日
次弾装填:大航空の歌(今年の年末年始は、勝手に日本軍歌をお届け予定)
★本日のうちのMMD的家系図
ふらすこ式風きりたん 金子卵黄型
初音ミクによる День Победы (ソビエト軍歌 日本語吹替え版 3番まで)
本日はリクエストでソビエト軍歌「勝利の日(戦勝記念日)」をうちのミクさんとお届け致します。
まぁ、共産趣味者の方々にとっては知っていて当然の曲かと思いますし、釈迦に説法、レーニンにマルクス資本論かとは思いますが、一応解説をば。
この曲は1975年のソビエト連邦時代に、1945年に終結した対ナチス・ドイツ戦勝30周年記念を祝して作成されたものです。
当時の新鋭作曲家であったダヴィード・フィヨーダラビッツ・トゥフマーノフさんが、作詞家のハリトーノフさんとタッグを組んで作った曲でして、
当初はあまり注目されませんでしたが、後に流行し、現在ロシアでは「戦勝記念日っつたらこの曲」という程有名な曲となっております。
(ロシアでの戦勝記念日は毎年5月9日)
ロシアのじいちゃん、ばあちゃん達はこの曲聞いたら泣き出しちゃう人もいるとか聞いたことありますが、それもそのはず、ソビエトがこの勝利に払った対価は1450万人の人命という世界一大きな代物なのです。
(あくまで兵隊さんの戦死者数で、民間人含めたら2000万人を超えます。なお、ナチス・ドイツは285万人、大日本帝国が230万人らしいです。)
ですので、この戦勝記念日にはロシアでは墓前にそえる花である「カーネーション」を皆でもちよるのだとか。
(日本で言う「菊」のような存在のロシアのカーネーションですが、帰還した兵隊さんに赤いカーネーションを渡すのは問題無いとか。あと女性兵士の方々にはチューリップを渡す場合もあるらしいです。)
他にもロシアでは、生前にその人が好きだった花を捧げたりしますので、この戦勝記念日には町がお花で埋まるのだそうです。
ま、じじいとしましては、言いたいことは色々ありますが、
「勝者には賛辞を、敗者にはただ理解を。」
等と、嘯いてみませう。
次回投稿予定:2023年12月14日
次弾装填:戦闘歌
★本日のうちのMMD的家系図
Lat式ミク midnighthinata型
初音ミクによる Dragões do Ar (元ドイツ軍歌のブラジル軍歌 日本語吹替え版 2番まで)
今回は「空の竜達」というブラジル空挺部隊の歌を、日本語吹替え版にてミクさんと共にお届け致します。
この歌も以前に引き続き、ドイツ軍歌「コンドル軍団分列行進曲」の旋律を用いたブラジルポルトガル語版の替え歌という代物になります。(めっちゃ、ゆっくりなテンポに改造されてますが・・・。)
ブラジル空挺部隊は「Brigada de Infantaria Paraquedista:バラシュート歩兵旅団」と呼ばれ、ブラジル陸軍所属の精鋭部隊になります。
彼らは意外な事にブラジルが関係した対外戦争では一度も降下作戦を行ったことがありません。
じゃあ何のために精鋭部隊がおるん?とお思いでしょうが、彼らの主任務はブラジル国内に巣食う麻薬密売組織・人身売買組織の撲滅や、反乱、クーデターの鎮圧、国家要人の護衛なのだそうです。
狭い日本と違ってブラジルには、ふか~いアマゾン川流域のジャングルが存在し、そこには危ない思想集団や反乱を目論む組織、多数の犯罪組織が隠れる絶好の場所と化しており、
これまた日本の犯罪組織とは比べ物にならない程の武器を所持しており、大規模に対処する時にはブラジル空挺部隊が使用されるんじゃと・・・。
(叩いても叩いても国内外から犯罪者は押し寄せてくるそうな・・・こうみると、麻薬の売り上げって、本当にろくでもない事に使われますなぁ。)
警察も機能不全に陥っている地域があり、そういった場所の治安はマフィアのような「兄妹」達が非合法に維持しておるそうな・・・。
そして、増長した彼らが「おいた」をし過ぎた場合、24時間以内に展開可能なブラジル空挺部隊が武器を片手に血生臭い「お話」をするんだそうな・・・。
なのでブラジル空挺部隊は海(海岸)だろうが、ジャングルの河川のど真ん中だろうが、かなり降下難易度の高い場所でも降下できるんじゃとさ。(もちろん腕っぷしも折り紙付き)
いやはや、日本はしっかりと警察と自衛隊が犯罪組織を圧倒し、治安維持をしているおかげて平和で、いい国ですなぁ・・・・・。
次回投稿予定:2023年11月30日
次弾装填:День Победы
★本日のうちのMMD的家系図
Lat式ミク 名前の分からない外人さん型
AIきりたんによる Basco Rosso (元ドイツ軍歌のイタリア軍歌 日本語吹替え版 3番まで)
はてさて、今回送り届けます曲はイタリア空挺部隊の歌「赤きベレー帽」になります。(Canto del guerriero parà:パラシュート戦士の歌とも)
この歌も前回に引き続き、ドイツ軍歌「コンドル軍団分列行進曲」の旋律を用いたイタリア語版の替え歌という代物になります。
イタリアは空挺部隊に関しては先駆者的存在でして、1939年には正式な空挺部隊を設立したりしておりましたが規模は小さく大隊程度でした。
設立は早かったのに暫く手持ち無沙汰になった後、ドイツ降下猟兵の活躍に感化され、1942年には「ファルゴーレ師団(稲妻)」へと部隊規模拡大。
しかし第二次世界大戦の敗北時の条約によって2個空挺師団が解散、1948年頃になるまでは再編成できない状態となっておりました。
(連合軍からみると、かなり手ごわい相手であった為に強制解散させられたようです。)
現在は空挺部隊単体というよりは、様々な精鋭部隊と統合され(第3サヴォイア騎兵連隊をはじめ、サルディーニャ擲弾兵機械化旅団やら自走砲連隊等)
「フォルゴーレ空挺旅団」として、以前のようにイタリア随一の戦闘力を誇る存在となったようです。
なお、フォルゴーレの隊員達が被っている赤いベレー帽は「Basco amaranto」と言い、アマランサスがモチーフだそうです。
また、意外な事に赤いベレー帽は第二次世界大戦の時に敵であったイギリス空挺部隊(通称レッドデビル)の赤いベレー帽をインスパイアしたのだそうです。
イタリア空挺部隊も、1960年代までは灰緑色でペガサスとアマランサスをあしらった、旧ファルゴーレ師団のベレー帽を被っていたそうですが、この時代になりますとイギリスは敵ではなく味方となりました。
彼らは冷戦時代に各種海外での作戦において信頼できる同盟者となったイギリスに敬意を表し、
神話の時代のアマランサスのように女神の保護と慈悲をもたらし、羨望と不幸を退ける稲妻の化身として、毎年6月2日のパレードにおいて赤いベレー帽を被りつつ、大声で一斉にこの歌を歌うのだそうです。
(何でもこの部隊は定期的にテストがあり、戦闘能力を示せない者は強制除隊だとか・・・いやはや流石イタリア最精鋭部隊・・・。)
次回投稿予定:2023年11月16日
次弾装填:Dragões do Ar(ブラジル空挺部隊の歌)
★本日のうちのMMD的家系図
ふらすこ式風きりたん 金子卵黄型
GUMIによる Grüne Teufel (ドイツ軍歌 日本語吹替え版 3番まで)
ほいさ、本日は「緑の悪魔」というドイツ降下猟兵の歌(別名 Das Lied der Fallschirmjäger )を、いつもどおりの日本語吹替え版でお届け致します。
(こちら3年前に動画まで作って寝かせて置いた作品なので、若干最近のスタイルと異なってます。)
なお、この歌は「コンドル軍団分列行進曲」の旋律を用いた降下猟兵版替え歌という代物になります。
歌の題材になっているドイツの降下猟兵は、第二次世界大戦で活躍したパラシュート降下部隊で、その勇猛果敢さで広く知られていいるかと思われます。
1940年4月のノルウェー戦役ではソラ空軍基地を占領し、同年5月のエベン・エマール要塞攻略戦では、1200人のベルギー要塞守備隊 vs 85名の降下猟兵という状況にもかかわらず要塞を数時間で占拠するという快挙を成し遂げております。
次にオランダ侵攻作戦、ギリシャ戦役にも参加し、ギリシャ戦役では対空陣地の制圧等の戦果を挙げますが、1941年5月のクレタ島侵攻作戦では3800名戦死、負傷2600名という大損害を出し、クレタ島は「降下猟兵の墓場」と呼ばれる事にもなります。
さらに降下猟兵は対ソビエト戦線でも活躍し、レニングラード近郊の戦いではその頑強さで赤軍の増援部隊を跳ねのけた後、セヴァストポリ攻囲戦にも参加。
果てはアフリカまで進み第二次エル・アラメインの戦いに出張ったり、1943年9月12日にはグラン・サッソでイタリア首席宰相ベニート・ムッソリーニ救出作戦を成功させたり、現代の特殊部隊に繋がる活躍をしております。
そして、イタリアにてモンテカッシーノの戦いにて激戦を演じ、ノルマンディー上陸作戦、マーケットガーデン作戦にて連合軍に悪魔の如く立ちはだかり、はてはラインの守り作戦にて攻勢に転じたりしましたがその損耗は著しく、最後のベルリン戦においてはもはや新兵で構成された部隊が投入され、その勇名に似つかわしくない最後を遂げたのでした。
なお、現在のドイツ空挺部隊の名前も「Fallschirmjägerregiment 26, Zweibrücken」といった感じなので、その精神と伝統は引き継がれている様子です。
はてさて、前回の動画でイタリア空挺部隊verとブラジル空挺部隊verを聞いてみたいというコメントを頂けましたので、あと2回はこのタイプの歌が響くと思いますが、ご了承下さいませ。
次回投稿予定:2023年11月2日
次弾装填:Basco Rosso(イタリア空挺部隊の歌)
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 GUMI YamiSweet型
GUMI による Chant de la Légion (元ドイツ軍歌のフランス軍歌 日本語吹替え版 3番まで)
はてさて、今回はフランス外人部隊の歌である「軍団の歌」をうちのGUMIさんに歌ってもらっております。(La légion marche「軍団行進曲」、La Légion marche vers le front 「軍団は前線へ」とも)
フランス外人部隊は、1831年の設立から200年近くも存続している由緒正しき戦闘団で、フランスの重要な戦闘には大抵の場合派兵される精鋭部隊です。(特に植民地絡みの戦争)
今回翻訳するにあたってのじじいの勝手な言い分ですが、フランス語で「部隊」は普通「troupes」や「force」です。(unité、arméeもある。)でもフランス外人部隊は、わざと自らの事を「Légion」と言っています。
これはフランソワ 1 世軍団 (1534年)、コルシカ軍団 (1765年)等、16世紀から19世紀にかけてフランスに存在した特別な部隊にあやかっての呼称だと思われます。(無論この「Légion」の語源は古代ローマ軍団兵。)
一応「Légion」には、多数の生物の集団という意味もあり「部隊」でも大きく間違ってはいません。(弁護団=Une légion de solliciteurs)
ですが日本語でフランス外人『部隊』とするのは、ちょっと本来のニュアンスから違うんでないの?と思い、訳を「軍団・軍団兵」にしております。悪しからず。
●前回のコメントにお返事
頂いたコメント:うp乙であります!これでレギオンコンドルの有名所な替え歌はコンプですかね?
あんさー:まず過去に作成したのが、コンドル軍団ver(元歌)を始め6曲になりますが、他にドイツ降下猟兵ver、ポーランド義勇兵ver、チリ軍士官学校ver(現代)、ブラジル空挺部隊ver(現代)、イタリア空挺部隊ver(現代)、フランス空挺部隊ver(現代、歌詞は今回のとほぼ変わらない)、フランス語の別ver(歌詞の内容はドイツのSSver)、パリ消防団ver(Chant de section "Le diable marche avec nous")が存在し、それらとは別に各種ロックverがあります。
んで、赤文字の歌については投稿するもやぶさかではなし。ですので、もしも「このバージョン聞きたい!」というコメントが今回あった場合4曲までですが投稿予定です。(無ければ当面保留)
まぁ、次回はドイツ降下猟兵verでも投下して様子見をば。
次回投稿予定:2023年10月19日
次弾装填:Grüne Teufel
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 GUMI SweetxLizzy型
GUMIによる Le chant du Diable (元ドイツ軍歌のフランス軍歌 日本語吹替え版 3番まで)
はてさて、この度のリクエスト曲は「悪魔の歌」っちゅーフランス語の軍歌・・・かと思いきや、実はドイツ軍歌「コンドル軍団分列行進曲」のフランス義勇SSによる替え歌という、なんとも奇妙な歌をお届け致します。(え?過去にもエストニア義勇SSバージョンとか、ラトビア義勇SSバージョンも観たから別に驚かないとな?さよけ。)
この歌を歌っておりました第33SS(親衛隊)所属武装擲弾兵師団、通称「シャルルマーニュ師団」は、フランス人から成る「反共フランス義勇軍団」等の、複数の部隊がまとめられた部隊です。
赤(共産主義)をしばく、もしくは高給目当て等の諸々の事情によって集まった彼らは、旅団規模(6000名程度)の組織だったのですが、これまた諸々の政治的理由によって師団へと昇格。
師団と名はつくものの、実兵力は旅団規模という編成のまま、彼らは1945年のポメラニア戦線に放り込まれます。
運の無い事に、この初戦で歩兵戦力差8倍、多数の戦車支援付きソビエト軍とぶち当たり、重火器、戦車、航空支援なし、というないないずくしの状態で、個人用携帯対戦車火器(パンツァーファウスト等)を頼みに戦闘を開始。
が、48時間の戦闘で25%(1500名程度)にも及ぶ損害を出し、再編成の為に後退。
さらに運の無い事に、霧の中を撤退中にソビエト軍戦車隊と鉢合わせ、大平原の真っただ中で今度は対戦車火器が一切ない状態で迎撃・・・できるわけもなく蹂躙されて壊滅したのでした・・・。(ドイツ軍戦線に辿り着いた生存者は100名程度)
その後シャルルマーニュ師団は、残存兵力と予備兵力を合体させ1000名程度の集団になりますが(師団??)、最後は第11SS義勇装甲擲弾兵師団「ノルトラント」所属の部隊となり、ベルリン市街戦へ投入されます。
もはや帰る場所の無い彼らは、支援についてくれたティーガーII戦車と共に、パンツァーファウスト片手に鬼神の如き戦いをみせます。(彼らだけで、62輌ものソビエト戦車を撃破したそうな。)
そして、ドイツ第三帝国と共に散っていったのでした。(生存者は50名以下+後に銃殺)
●おまけ
Q.歌の中では「戦車」って歌ってるのに、動画中の写真は何で「突撃砲」なん?
A.シャルルマーニュ師団の編成に普通の旋回砲塔タイプの戦車がおらへんで、突撃砲と大砲(Pak)ばっかなんやもん・・・要はSSなんやけど「どノーマル」なドイツ軍の歩兵師団の編成なんで、歌詞と写真に齟齬が生じてしもた訳です。いぜう。
次回投稿予定:2023年10月5日
次弾装填:Chant de la Legion (フランス外人部隊の歌)
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 GUMI Suzy125 型
【東北イタコ】国境を越えて/護れ国境【CeVIO AI】
○楽曲情報
「国境を越えて」 作詞:佐藤惣之助 作曲:古賀政男 創唱:楠木繁夫 昭和9年
「護れ国境」 作詞:佐藤惣之助 作曲:古賀政男 創唱:楠木繁夫 昭和11年 (4分3秒から)
ボカロ動画→mylist/18930419
その他の動画→mylist/1378467
初音ミクによる Chanson de l'oignon (フランス軍歌 日本語吹替え版 4番まで)
今宵、うちの孫(ミクさん)とお届けしますリクエスト曲は、フランス軍歌「玉ねぎの歌」になります。
なかなかふざけた名前に思われますが、実は18世紀の曲だったりします。
曲は1797年のオペラ「アンリの城」で使用されたホルンの曲だったそうですが、19世紀に入ってから歌詞がつけられ「玉ねぎの歌」として人気を博したとか。
嘘か誠か分からない話としまして、1800年6月14日のマレンゴの戦いの最中、自軍の近衛擲弾兵がパンにゴシゴシ何か擦り付けているのを目にして、ナポレオンが
「いったい貴官は何をパンに擦り付けているのかね?」 と尋ねたところ、
「玉ねぎであります、将軍閣下!ええ、全く。栄光への道をスタスタと歩むのにこれ以上のものありませんよ。」と近衛擲弾兵が答え、その答えに満足したナポレオンが近衛擲弾兵の間で「玉ねぎの歌」を歌う事を許可したとか何とか。
(一応フランスにとって玉ねぎはガリア人の時代から高く評価されており、シャルルマーニュ(カール大帝)の時代でも栽培が推奨された由緒ある作物です。現在はフランス外人部隊が演奏会の時に歌う歌のレパートリーにもこの曲が入ってます。)
最後に、当時の「油で揚げた玉ねぎ」は、どうも「Oignon sauté:オニオンソテー(たっぷりの油を使ってフライパンで玉ねぎを炒めた代物)」か「Oignon passé en friture:フライドオニオン(油浴で玉ねぎを揚げたカリカリの玉ねぎ)」の可能性が高いのです、が、確認がとれませんでした。悪しからず。
(個人的には当時の調理器具のレベルや「パンに擦り付ける事が可能」という点からオニオンソテーじゃないかのぅ?と思ってたりします。)
〇さぁて「オリジナル軍歌」のアイデア募集ですが、作成曲を以下の3曲に決定致しました。
●スターウォーズ The Imperial March (Darth Vader's Theme)による 帝国軍オリジナル軍歌
●Tuskegee Airmen 部隊歌(タスキーギ・エアメン):月鈴那知様
●Bailey's South African Sharpshootersの歌(ベイリーズ騎士団):芒崎奏様
採用された方々、おめでとうございます(?)。
不採用だった方々。また来年もありますので、次回も懲りずにお言葉を頂ければ幸いです。
上記の曲は、多分、来年の6月位までにはできてる(といいですなぁ)と思いますので、宜しくお願い致します。
次回投稿予定:2023年9月21日
次弾装填:Le chant du Diable Anthem
★本日のうちのMMD的家系図
Lat式 ミク G123u型
【東北イタコ】三味線軍歌【CeVIO AI】
○楽曲情報
「三味線軍歌」 作詞:穂積久 作曲:清水保雄 創唱:小唄勝太郎 昭和16年
ボカロ動画→mylist/18930419
その他の動画→mylist/1378467
GUMIによる Verdun! On ne passe pas (フランス軍歌 日本語吹替え版 3番まで)
今回のリクエスト曲は「ヴェルダンよ!奴等を通すなかれ」というWW1のフランス軍歌となります。
歌の題材になっております「ヴェルダンの戦い」は、1916年の第一次世界大戦西部戦線における、フランス共和国内ヴェルダンにて繰り広げられたドイツ軍とフランス軍の戦いです。
防衛側のフランス軍戦死者16万3000人、負傷者21万6000人、攻撃側のドイツ軍戦死者15万人、負傷者18万7000人(諸説あり)という膨大な損失が出たそうな。
歩兵の闇雲な突撃、それに対する砲撃、機関銃の斉射によって象徴される西部戦線の悲惨な塹壕戦は、第一次世界大戦の一つの「顔」だと思われます。(東部戦線が割と機動戦だったのが対照的です。)
現在ヴェルダンにある納骨堂にはドイツ兵とフランス兵13万人分の識別不能の人骨が、墓ではなく「骨の家」(Beinhaus)として、所定の場所に無造作に詰め込まれているそうな・・・。
■翻訳に関して ちょっと解説
Mais tout à coup, le coq gaulois claironne(だが突然、ガリアの雄鶏がラッパを鳴らす)=これは多分ローマ時代の「鶏占い」の事かと思われます。昔のローマ軍は戦闘の前に雄鶏を使って吉凶を占っており、雄鶏が鳴けば「吉」で鳴かなければ「凶」だそうで、この歌詞の場合「良い兆し」や「希望」を表すのでは?と思います。
Plus de morgue, plus d'arrogance,(遺体安置所も傲慢もない)= morgue には古語で「高慢な態度」の意味があるので、もう一つの意味である「遺体安置所」とかけているのでは?と思い、訳を「尊大、傲慢もない」としてみました。
●さてさて、前々回から募集しておりました「オリジナル軍歌」のアイデア募集を締め切り、まとめました所、以下のアイデアを頂きました。
シックストリプルエイト黒人女性郵便大隊の歌:芒崎奏様
メキシコ志願兵からなるアステカイーグルスの歌:トオノ様
スターウォーズ The Imperial March (Darth Vader's Theme)による 帝国軍オリジナル軍歌
タスキーギ・エアメン部隊歌:月鈴那知様
アメリカ海軍弩級戦艦 ワイオミング級戦艦の歌:モントゴメリー様
ベイリーズ騎士団の歌:芒崎奏様
皆様ありがとうございました。
つきましては次回までに内容を精査し、制作する曲を発表したく思います。
暫しお待ちあれ。
次回投稿予定:2023年9月7日
次弾装填:La chanson de l'oignon
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 GUMI MeltAisu型
初音ミクによる Vorwärts! Vorwärts! (ドイツ ヒトラーユーゲント賛歌 日本語吹替え版 2番まで)
今回のリクエスト曲は「前へ、前へ」ないし、「我らの旗は我らの前にはためく」と呼ばれるナチスドイツのヒトラーユーゲント(ヒトラー青少年団)の歌になります。
歌そのものは「Hitlerjunge Quex」という1933年に公開されたプロパガンダ映画のテーマソングであったそうですが、ヒトラーユーゲント歌集に掲載されて有名となり、ヒトラーユーゲント賛歌へと変容していったようです。(今のドイツでは歌唱禁止です。)
この歌は後に第12SS装甲師団「ヒトラーユーゲント」の行進曲としても使われます。
その第12SS装甲師団ですが、文字通りヒトラーユーゲントから選抜された未成年の兵士で構成された師団で、フランス・ノルマンディー戦線等の激戦へ投入されました。
(なお指揮官は「精鋭」揃い。パンツァーマイヤーとか有名ですね。)
特にフランス・ノルマンディー戦線においては、連合軍が1週間程度で制圧予定だった町「カーン」を、2ヵ月以上死守するという超人的な活躍をみせます。
が、その被害は甚大で、各戦闘での定員約20,000名に対して、フランス・ノルマンディー戦線では約8,000名、ラインの守り作戦では9,870名、春の目覚め作戦では約10,000名という損害を出し、多くの若者達が還らぬ人となったのでした……。
「オリジナル軍歌」のアイデア募集は締め切りと相成りました。以下は過去ログとして残させて頂きます。
開催期間:2023年7/27~8/24の23:59まで
上記期間内に投稿した動画にコメントを下さった方の中から後日作成したいと思います。以下注意点。
・既存軍歌不可
・アイデアコメントは動画の「先頭部分」にのみコメント下さい。(動画中に頂いたアイデアコメントは、なき物とさせてもらいます。)
・過去に一回頂いたアイデアを再度言ってもらっても全然構いません。
・軍歌っぽいアイデアなら、取り敢えずお話を伺いたいと思います。(言うだけはタダです。)
なお、コメントに「高砂部隊の歌を!ChaChaMARU」とお名前を入れて頂けた場合、作成した動画にアイデア提供者様のお名前を入れさせて頂きます、無名をお望みの方はアイデアのみコメント下さい。ニコニコ動画有志と記載させて頂きます。
管弦楽的編成、歌詞、曲調、拍子、歌い手等は多分選べません。
作者の過去作品を参照の上、それでもコメントしてみたい奇特な方はどうぞ。
次回投稿予定:2023年8月24日
次弾装填:Verdun, on ne passe pas
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 Appearance Miku D.I.Katze型
初音ミクによる Uz Maršala Tita (ユーゴスラビア軍歌 日本語吹替え版 3番×2ループ)
今宵のリクエスト曲は、第二次世界大戦中のユーゴスラビアパルチザン軍歌「チトー元帥と」になります。(先にどうでもいい話として、この歳で画像生成AIはじめました。今回から動画に入れてます。)
このチトー元帥、色々とすごい人です。
第二次世界大戦中の活躍は言うに及ばず、戦後はソビエトからユーゴスラビアに帰る途中でスターリンからの暗殺者集団を全回避。
ユーゴスラビアで政権を奪取してからもスターリンからの追加暗殺者を秘密警察で撃退。
最終的に「同士スターリン、これ以上暗殺者を送るのをやめて頂けませんか?さもないと、こちらからも差し向けちゃいますよ?まぁ、うちのはあなたのと違って2人目は必要ないですけどね。」
というとても心温まる文章を、普段から暗殺に怯えるスターリンに送付し事なきを得、その後、多民族・他宗教国家ユーゴスラビアを見事にまとめあげるという偉業を残すのでした。
ユーゴスラビアは赤い国でありながら独特の制度を保ち、ある程度個人の財産所有を認め、独裁国家でありながらチトー元帥に対する政治批判を新聞や議会ができる余地を残し、冷戦時代には西側とも連携してスイスのような中立国として存在しておりましたが、
チトー元帥が政治の舞台から退いてからは、そのあまりの多様性に空中分解してしまい、ユーゴスラビアという国は世界地図から消滅したのでした。
「オリジナル軍歌」のアイデア募集は締め切りと相成りました。以下は過去ログとして残したく思います。
開催期間:2023年7/27~8/24の23:59まで
上記期間内に投稿した動画にコメントを下さった方の中から、作者が独断と偏見で何曲かを後日作成したいと思います。以下注意点です。
・既存軍歌不可
・アイデアコメントは動画の先頭部分か、最後にのみコメント下さい。
・過去に一回頂いたアイデアを再度言ってもらっても全然構いません。
・軍歌っぽいアイデアなら、取り敢えずお話を伺いたいと思います。(言うだけはタダです。)
なお、リクエストにあたって「高砂部隊の歌を!ChaChaMARU」のようにお名前を入れて頂けた場合、作成した動画にアイデア提供者様のお名前を入れさせて頂きます、無名をお望みの方はアイデアのみコメント下さい。ニコニコ動画有志と記載させて頂きます。
管弦楽的編成、歌詞、曲調、拍子、歌い手等は多分選べません。
作者の過去作品を参照の上、それでもコメントしてみたい奇特な方はどうぞ。
次回投稿予定:2023年8月10日
次弾装填:Vorwärts,vorwärts
★本日のうちのMMD的家系図
Lat式ミク MMDCousins on dA型
初音ミクによる Von Finnland bis zum Schwarzen Meer (ドイツ軍歌 日本語吹替え版 3番まで)
今回のリクエスト曲は「フィンランドから黒海へ」というドイツ軍歌となります。
(「Rußlandlied :ロシアの歌」「Das Lied vom Feldzug im Osten :東方戦役の歌」「Vorwärts nach Osten:東へ前進」とも)
この歌は1941年に、対ソ戦(バルバロッサ作戦)用のプロパガンダ曲として、ドイツ宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッペルスさんが制作の指揮とったのだそうですが完成が遅れ、初放送は攻撃開始から1週間後の1941年6月29日であったそうです。
完成が遅れた理由は作詞者の座を巡って3人の作詞家が争ったらしく、そのトラブルから提出が遅れます。
その後ゲッペルスさんが作曲依頼を作曲家2人に出し、そのうちの1曲を選定するも、まさかの作成期限が24時間以内という修羅場モード全開。
最後にゲッペルスさん自身で曲の和音列の変更と、リズムの単純化をするという、作曲家からしたら「暴挙」を行い、この曲が生まれたのだそうです、いやはや・・・。
さて、前作品に続きまして、暫し作者側からの「発信」とやらを、ここに記載したく思います。
じじいは、SNS関連での軍歌広報活動を一切やっておりませんが、これには理由があります。
それは「軍歌」は大変誤解されやすい楽曲であり、人によっては聞きたくもない歌であるという事です。(特に戦争で肉親を失った遺族の方々)
SNS等で制作者自ら発信者となった場合、こういった無理解・誤解の類は「怒り」を買うと考えますので、じじいは今後もあえて発信しません。
まぁ、あくまで「じじいは発信しない」というだけですので、お若い皆々様の方がSNS等にお詳しく、もっと安全・効果的な発信方法をご存じでしたら、皆々様による発信はやぶさかではないと思います。
ですが、あくまで誤解されやすい&レッテルを張られやすい楽曲ジャンルですので、もしも発信によって「怒り」を招いたとしても、一歩引いて相手を「理解するスタンス」に努めるのが「より良き共存の道」ではないかと愚考致します。
まぁ、小難しい話は脇に投げ捨てまして、ひっそりと楽しみませう。
(楽しい・面白いと思って頂ける方々と「ワイワイやる」のが一番です。)
そして、次回から2~3作品分位の期間で恒例の「オリジナル軍歌のアイデア募集」をかけたく思います。その節は、また宜しくお願い致します。
次回投稿予定:2023年7月27日
次弾装填:Uz Maršala Tita(ユーゴスラビア軍歌)
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 Appearance Miku faTWave & ChaChaMARU型
結月ゆかりによる ブレドウ旅団の襲撃 Fullver(日本軍歌 15番まで)
こちらのリクエスト曲は多分、世界初の15番まで歌っている「ブレドウ旅団の襲撃」になると思いますが・・・曲が長いです!!(9分越え)
この歌は日本軍歌なのですが、歌っている内容が1870年の普仏戦争の「プロイセン軍騎兵部隊の突撃時の心境」という大変珍しい題材の歌になります。
1870年8月16日、歌の題名にあるプロイセン軍のフリードリヒ・ヴィルヘルム・アーダルベルト・フォン・ブレドウ少将は、マルス=ラ=トゥールの戦いにおいてフランス軍と相対します。
14時頃、フランス軍はプロイセン軍第6師団に大砲の猛射を浴びせ、フランスの胸甲騎兵と歩兵の協調攻撃のもと、プロイセン軍第6師団を圧迫します。
ブレドウ少将は5個騎兵中隊程度の戦力をもって、このフランスの砲兵陣地へ攻撃するよう命ぜられ、ヴィオンヴィルの高地へと突撃します。
この、当初無謀と考えられた突撃は「死の騎行」と呼ばれますが、配下の半数近くに及ぶ400騎を失うかわりにフランス軍砲兵陣地の沈黙に成功。
任務を無事達成したブレドウ旅団ですが、その後に4倍近い戦力であるフランス騎兵2個師団の逆襲が始まります。
しかし、ここでもブレドウ旅団は冷静に対処し、戦果を挙げたままフランス騎兵部隊の追撃を回避し、まんまと逃げおおせ、戦場を離脱するのでした。
その後の1905年に、この話に感銘を受けた日本軍の山本盛重騎兵少尉によって、軍歌「ブレドウ旅団の襲撃」が作られた、という顛末だったりします。
(ブレドウ将軍は1890年に亡くなっておりますが、まさか異国でこんな風に歌われているとは思いますまいて。)
さてさて、ここから歌とは全く関係ない話で恐縮ですが、たまにはこちらからも「発信」とやらをしてみたく思います。
この度、たまにはと思い、フォロワー様数をカウントしてみましたら、全アカウント合計でまさかの1000人越えとなりました。(正確には1200名位)
皆様ありがとうございます。
ここまでやってこれましたのも、ひとえに軍歌に興味をもって下さる方や、軍歌に関する大変深い知見をお持ちの方々の協力・ご助言あっての事と思います。
じじい(作者)の考えは変わらず「軍歌が好きなので、その思いを皆様と一緒にワイワイと共有させて頂きたい。」というものです。
誤解多き「軍歌」というジャンルですが、今後も宜しくお願い致します。
次回投稿予定:2023年7月13日
次弾装填:Von Finnland bis zum Schwarzen Meer
★本日のうちのMMD的家系図
くま式 結月ゆかり Melody_Chang & ChaChaMARU型
結月ゆかりによる Hàt mãi khúc quân hành (ベトナム軍歌 日本語吹替え版 2番×2ループ)
はい、ニコニコ動画の数年前の仕様変更により、こちらのアカウントに戻ってまいりました。
本日のリクエスト曲は「永遠の行進曲」というベトナムの軍歌になります。
じじい(作者)は全く知らなかったのですが、1984年にリリースされた直後からベトナム人民軍のコンテストで1等に輝く程、この曲はベトナム人民軍の中では有名な曲らしいです。
やがて、その人気によって軍隊内ではほぼ公式歌となり、その後長く歌われて軍の伝統曲となり、今や軍の式典やパレードで演奏される不滅の革命音楽となったのだそうです。
この曲を歌っているベトナム人についてのじじいの勝手な意見としましては、ベトナム人自体は大変「したたか」な方々で、その軍隊は「敵を内に引き寄せ殲滅するスタイルが得意」なイメージで、
一人で勝てないとみるや、外交手腕を駆使し国際世論や周囲を味方につけて大国(主に中国)相手に対抗し、勝てると踏めば果敢に攻め入る(カンボジア・ベトナム戦争等)手腕はあなどれないかと思います。
戦術レベルでも、中越戦争でのジャングル戦をはじめ、こと自国領内での戦闘は「見事」の一言に尽きると思います。(中越戦争:敵を撤退させたベトナム側はともかく、多数の戦車や装備、兵士に打撃を受けた中国側も勝利宣言をしている不思議な戦争。)
とうとう2022年の段階で、日本はベトナムに「ビックマック指数」の順位を抜かれましたし・・・。
やはりあなどれない人達だと思います。はい。
次回投稿予定:2023年6月29日
次弾装填:ブレドウ旅団の襲撃
★本日のうちのMMD的家系図
くま式 結月ゆかり ChaChaMARU型
初音ミクによる ディエンビエンフー戦歌(オリジナル軍歌 3番まで)
この度は名も無きニコニコ動画有志に敬礼。
こちらの曲は昨年募集しました「オリジナル軍歌アイデア募集」におきまして、作者の独断と偏見で採用・作曲・作詞させて頂いた曲となっております。
お題は第一次インドシナ戦争における「ディエンビエンフーの戦い」になります。
時は1953年11月、フランス軍はベトナム軍主力を誘引し撃滅せんとディエンビエンフーの地に空挺降下を行い、10にも及ぶ要塞を構築します。
フランス軍は当初「将軍閣下、我々(フランス)の砲兵隊によって破壊されずに3回発射できたベトミンの大砲は一基も存在しません!」と豪語し、アメリカから供与された近代兵器の火力と兵站能力、また精鋭の空挺部隊や外人部隊をもってベトナム軍を迎え撃ちます。
対するベトナム軍は「長期抗戦はかならず勝利する」のスローガンの下、フランス軍の3倍以上の兵力と、それに糧食等を補給可能な89kmにも及ぶ幅3mの道をこの戦いの為に構築し、さらに中国に支援を仰ぎ重砲を揃えます。
フランスの諜報部はベトナム軍の攻撃時間を正確に予測できる程の能力をもっていましたが、この重砲の存在には気づけずフランス軍は要塞の対砲撃性能を過小に設計するミスを犯します。
ベトナム軍にも問題はあり、重砲の弾を本気で消費した場合、たった1日で底をつく程度の弾数しか揃えられず、1門の砲が5発以上発砲する場合は「師団長の許可」が必要な状況でした。
しかし、ベトナム軍は大変精巧な擬装陣地を設け、そこに優勢なフランス軍火砲や空爆を集中させ、弾薬節約の為にメインの砲撃部隊はわずか5~7km以内に接近・隠蔽し、フランスの要塞を粉砕します。(フランス軍の爆弾と砲弾は約80%が無駄になり、ベトナム側の砲の損害はたった1門でした。)
正確無比なベトナム軍の砲撃の下、選抜された歩兵による肉弾攻撃・人海戦術・夜襲によって、勇戦虚しくフランスの精鋭軍は瓦解し降伏。
ベトナムは、この戦いの勝利によって無事独立を果たしたのでした。
(流石は過去に15回も中国を退けた国ですなぁ。)
●お知らせ
この曲の投稿をもって、現アカウントでの50曲目の投稿となりましたので、いつの間にか投稿無制限となっていた一番古い下記アカウントにお引越します。
ご容赦を。→user/52288618
次回投稿予定:2023年6月15日
次弾装填:Hát mãi khúc quân hành
★本日のうちのMMD的家系図
Lat式ミク starvoice型
【東北イタコ】忠烈! 大和魂/青春よ永遠に【CeVIO AI】
参考にした歌詞では6番は「退(しりぞ)かじ」となっていましたが、譜割りがおかしくなるので誤植と判断して変更しています。
○楽曲情報
「忠烈! 大和魂」 作詞:島田磬也 作曲:古賀政男 創唱:藤山一郎 昭和12年
「青春よ永遠に」 作詞:丘灯至夫 作曲:古賀政男 創唱:大川栄策 昭和47年
ボカロ動画→mylist/18930419
その他の動画→mylist/1378467
AIきりたんによる 陸軍教化隊の歌(オリジナル軍歌 4番まで)
まずは芒崎奏殿及び、ワド殿に敬礼。
こちらの曲は昨年募集しました「オリジナル軍歌アイデア募集」におきまして、作者の独断と偏見で採用・作曲・作詞させて頂いた曲となっております。
今回のお題は「陸軍教化隊」になります。
陸軍教化隊は1903年(明治36年)頃に「陸軍懲治隊」と呼ばれていた軍隊内での命令違反・犯罪等、問題行動を起こす兵士達を収容・監視する部隊がはじまりとされ、
当初は陸軍兵士だけが収監されおりましたが、後に海軍兵士も仲良く収監されるようになり、1923年(大正12年)には陸軍教化隊と名を改め、大東亜戦争終結まで存続した部隊になります。
(陸軍懲治隊は日露戦争の1905年(明治38年)1月7日に一時閉鎖され、在籍中の懲治卒が懲罰部隊として最前線に送られた事もあるらしい。)
陸軍懲治隊の段階だと懲罰要素が強かったようですが、陸軍教化隊となってからは再教育施設としての色合いが濃くなり、収監された教化兵達は階級や肩章が剥奪され、朝は銃剣術や格闘術の訓練、午後からは田畑・森の開墾、夜は修養として軍指定の本の読書と日記の記述、というルーチンを繰り返す生活を送って兵士としての再教育を行っていたそうです。
なお、この陸軍教化隊の監視を行う兵士達は、皆「金鵄勲章」持ち等の立派な武勲を立てた兵士であえて固めており、割と教育的側面は強かったのでは?と思います。
(英雄の人材墓場的な側面も若干ある様子・・・まぁ、英雄様達に下手に戦死されまくると、国民の士気も下がるでしょうし・・・。)
また、各教化兵ごとに個室があたえられますが教化兵同士の会話は「厳禁」、3人の担当監視兵がつき、教化兵には7級から1級の専門の階級が与えられ、1級に昇進後さらに態度が改善されたとみなされると原隊復帰となるらしいです。
懲治卒・教化卒・教化兵として編入された兵士の総数は1944年までの期間で陸軍801人、海軍80人の計881人とされますが、この間で更生して原隊復帰できたのは7人と伝えられております。
残りはといいますと軍人としての任期満了まで陸軍教化隊で収監生活の後に除隊とし、一般社会へというルートだったらしいです。
●お知らせ
この曲にて、このアカウントでの49曲目の投稿となりましので、50曲目である次回投稿を持ちまして一番古いアカウントにお引越し(出戻り)しようと思っております。
ご容赦を。→user/52288618
次回投稿予定:2023年6月1日
次弾装填:ディエンビエンフー戦歌
★本日のうちのMMD的家系図
ふらすこ式風きりたん 金子卵黄型
GUMIによる Crni Bombarder (スルプスカ共和国軍歌 日本語吹替え版 3番まで)
今回のリクエスト曲は、もうひとつのセルビアことスルプスカ共和国の軍歌「黒き爆弾」をお届け致します。
セルビア語はラテン文字とキリル文字と両方での表記が存在しますので、キリル表記だと曲の題名は「Црни бомбардер」となります。
(国内向けはキリル文字、国外向けはラテン文字だそうな。)
大変ややこしいことに、スルプスカ共和国(Република Српска)の「スルプスカ」は「セルビア人」という意味なので本当は「セルビア人共和国」と表記するのが妥当なのですが、
別の国で通称「セルビア」こと「セルビア共和国」(Република Србија)が存在し、めっさ混同しやすいので、
他国はボスニア・ヘルツェゴビナ構成体のセルビア人の国を「スルプスカ共和国」と呼んで区別しているのが現状です。
(めっちゃロシアっぽい色合いの旗ですが、間違い探しレベルでロシアの国旗とは異なります。)
歌自体は1992年から1995年まで続いたボスニア・ヘルツェゴビナ紛争時代の代物でして、これをスルプスカ共和国側からの視点で歌ったものになります。
ユーゴスラビアという国が割れる事で発生したボスニア・ヘルツェゴビナ紛争は、まぁ昔(オスマントルコ統治時代以前)からいがみあってる
ボシュニャク人・クロアチア人・セルビア人が互いに殺しあう悲惨な内戦でした。
(わかる人にはチェトニックとか、ウスタシュの単語でピンと来ると思いますが・・・。)
この戦争、今のスーダンよろしく陣取り合戦というよりは、特定の民族の虐殺や強制収容が特徴の戦争でして、まぁ根深いとしかいいようがないです。
一応、2019年12月にはようやく新政府が発足し、すったもんだの挙句、2023年1月には新閣僚評議会が発足。
主要課題を巡る見解の相違等で足並みが揃わず、国民の休日すら満足に決定する事すら出来なかった昔の状況から比べればかなり改善はされている様子。
相変わらず各民族同士での不信感はあるものの、当座は国・各民族の共通目標であるEU加盟に向けてがんばっているそうです。
ふむ・・・このアカウントにて48曲目の投稿となりましので、50曲投稿となった段階で一番古いアカウントにお引越し(出戻り)しようと思っております。
ご容赦を。
次回投稿予定:2023年5月18日
次弾装填:陸軍教化隊の歌
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 GUMI Suzy125 型
初音ミクによる Als Die Goldne Abendsonne (ドイツ軍歌orナチス党歌 日本語吹替え版 6番まで)
今回のリクエスト曲(去年のですが・・・)は「黄金の夕陽のように」というドイツ軍歌(党歌)になります。
歌詞自体は亡くなったSA隊員(突撃隊)を偲ぶ内容となっており、思いっきりナチスな歌の為、現在のドイツで歌えば「反ナチ法」で漏れなくお縄になれることでしょう。
なお、曲そのものはドイツに古くからあった民謡のような代物らしいです。(なので作曲者不明)
どうでもいい話その1として、歌の中で鳴っている銃の音は本物のKar98のリロード音&発砲音だったりします。
どうでもいい話その2として、今回の曲からテープを変えてみました。
今までは、DTMで作った曲&歌をリアルミキサー(SATT SAM82)を通してミキシング後、アナログのNagra4Sにつっこみ、ふるーいスコッチ(Scotch)のオープンリールに録音の後、
デジタル録音機のNagraLBに入れ、そのデータをもう一回PCにもどして別ソフトでマスタリング~ってやっておりましたが、如何せんスコッチのオープンリールが年代物すぎてヨレヨレに……。
しゃーない、いよいよATRのオープンリールでも買うか???と思っていたところ、知り合いからもう使わないマクセル(Maxell)のオープンリールをごっそり頂けたので、今回使ってみた所存。
このマクセルのオープンリール、なんと製造日が2002年!!!めっさ新しい!!(わしが使ってたスコッチはしっかりとした保存場所に置いておいたとはいえ1970年代の代物…)
日本製なので相変わらずティンパニー等太皷系の音や、弦楽器の鋭さがなくなってしまうが、代わりにSN比は時代の進歩か存外良い。(+2db位?)
後、磁性体が剥がれないし、ゴースト(転写)がほぼない!
そして副産物として中域の音が膨らむので、ガチのオーケストラの録音(生演奏で楽器のみ)には向かないと思うが、ボカロだとボーカルが勝手に前に出てきて丁度いい感じ。
なので、ボカロやる人にはマクセルのテープはおすすめです。
(なお、他のボカロPさん達が使うかどうかは・・・知らん。手に入るかどうかも・・・知らん。)
次回投稿予定:2023年5月4日
次弾装填:Crni Bombarder
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 Appearance Miku faTWave & ChaChaMARU型