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初音ミクによる Als Die Goldne Abendsonne (ドイツ軍歌orナチス党歌 日本語吹替え版 6番まで)
今回のリクエスト曲(去年のですが・・・)は「黄金の夕陽のように」というドイツ軍歌(党歌)になります。
歌詞自体は亡くなったSA隊員(突撃隊)を偲ぶ内容となっており、思いっきりナチスな歌の為、現在のドイツで歌えば「反ナチ法」で漏れなくお縄になれることでしょう。
なお、曲そのものはドイツに古くからあった民謡のような代物らしいです。(なので作曲者不明)
どうでもいい話その1として、歌の中で鳴っている銃の音は本物のKar98のリロード音&発砲音だったりします。
どうでもいい話その2として、今回の曲からテープを変えてみました。
今までは、DTMで作った曲&歌をリアルミキサー(SATT SAM82)を通してミキシング後、アナログのNagra4Sにつっこみ、ふるーいスコッチ(Scotch)のオープンリールに録音の後、
デジタル録音機のNagraLBに入れ、そのデータをもう一回PCにもどして別ソフトでマスタリング~ってやっておりましたが、如何せんスコッチのオープンリールが年代物すぎてヨレヨレに……。
しゃーない、いよいよATRのオープンリールでも買うか???と思っていたところ、知り合いからもう使わないマクセル(Maxell)のオープンリールをごっそり頂けたので、今回使ってみた所存。
このマクセルのオープンリール、なんと製造日が2002年!!!めっさ新しい!!(わしが使ってたスコッチはしっかりとした保存場所に置いておいたとはいえ1970年代の代物…)
日本製なので相変わらずティンパニー等太皷系の音や、弦楽器の鋭さがなくなってしまうが、代わりにSN比は時代の進歩か存外良い。(+2db位?)
後、磁性体が剥がれないし、ゴースト(転写)がほぼない!
そして副産物として中域の音が膨らむので、ガチのオーケストラの録音(生演奏で楽器のみ)には向かないと思うが、ボカロだとボーカルが勝手に前に出てきて丁度いい感じ。
なので、ボカロやる人にはマクセルのテープはおすすめです。
(なお、他のボカロPさん達が使うかどうかは・・・知らん。手に入るかどうかも・・・知らん。)
次回投稿予定:2023年5月4日
次弾装填:Crni Bombarder
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 Appearance Miku faTWave & ChaChaMARU型
【東北イタコ】露営の歌【CeVIO AI】
CeVIO AIの東北イタコをお迎えしたので、以前NEUTRINOで歌ってもらったやつをリメイクしました。
オケも使用音源を変更しています。
○楽曲情報 「露営の歌」 作詞:籔内喜一郎 作曲:古関裕而 創唱:中野忠晴、松平晃、伊藤久男、霧島昇、佐々木章
NEUTRINO版→sm37905632
ボカロ動画→mylist/18930419
その他の動画→mylist/1378467
結月ゆかりによる Марш українських націоналістів Full.ver (ウクライナ軍歌 日本語吹替え版 6番まで)
今年のリクエスト曲ではありますが、今流行りの(?)「ウクライナ民族行進曲」をゆかりさんに日本語吹替えにて歌ってもらいました。
今回は1~6番まで歌詞がある、一番古い1932年バージョンにて作成しましたが、
この曲は別名 Зродились ми великої години「素晴らしき時に生まれ」や、Марш української армії「ウクライナ軍行進曲」とも呼ばれており、近代ではこの2つの名が主流なようです。
しかしながら、この近代バージョンですと1932年verの1、2、5、6番しか歌っておらず、間の3、4番が削られている様子。
もったいないですし、折角ですので全番にてお届け致した所存です、はい。
歌自体、元々はWW2で活躍した「ウクライナ蜂起軍」の公式国歌(?)のようで、歌詞にある「失いしウクライナ」とは、1917年から1921年までという短命に終わった独立国「ウクライナ人民共和国」(Українська Народна Республіка)の事を指しております。(この国はソビエト連邦と第二ポーランド共和国に分割されてしもた・・・)
また、最後の歌詞にある「ティサからカフカス」というのは、ウクライナ民族主義者達のモットーである「統一ウクライナ国家の領土はティサ川からカフカス(コーカサス)までだ!」といった事を声高に歌っているようです。(なお、ティサ川はウクライナ西部のカルパチア山脈に端を発する川です。)
おまけのどうでもいい話として、間奏部分に入っている「トレンチキャンドル」っていうのは、現在燃料不足が深刻なウクライナにて流行っている、空の缶詰にダンボールつっこんで燃料垂らした即席キャンドルの事です。
これを一般市民が大量生産して自分たちも使いつつ、さらに余剰分を前線の兵隊さん達に送っているんじゃとさ・・・。
(ともかく節電、節制なんじゃそうな・・・。なんか大日本帝国がやっていたような努力が頭をよぎるのは気のせいじゃろか?)
ま、ウクライナ人は騎馬民族たるコサックの末裔。
過去にポーランドや白ロシア、ソビエト連邦等に支配されていた時代と同じく、最終的には服従を良しとせず、現在もまたロシアと戦う道を選んだ訳ですが・・・。
はてさて・・この長期戦、どうなるやら・・・。
次回投稿予定:2023年4月20日
次弾装填:Als Die Goldne Abendsonne
★本日のうちのMMD的家系図
くま式 結月ゆかり ChaChaMARU型
GUMIによる क़दम क़दम बढ़ाये जा (Qadam Qadam Badhaye Ja インド軍歌 日本語吹替え版 3番まで)
此度のリクエスト曲はスバス・チャンドラ・ボース氏率いるインド国民軍の歌で「歩調を合わせ前進し続けよ」というインド軍歌をお届け致しまする。
インド国民軍は大東亜戦争中に大日本帝国軍によって編成された部隊で、イギリス領インド軍の捕虜や転向者から構成されておりました。
最終的な規模は4万5千人に達しインパール作戦に投入されますが、無残にも日本軍と共に敗北。
そのうち2万人程度がイギリス軍の捕虜となり、戦後にイギリス国王に対する反逆罪で主要な400名程が起訴されます。(1947年まで、実はこの歌を歌うのがイギリスによって禁止されます。)
このインド独立の為に戦った戦士達をイギリス人の支配下にいる自らの手で裁く、という状況にインド国民は矛盾を感じ始め、最終的には暴動が発生。
特にイギリスを震撼させたのは「インド国民軍海軍」を名乗る水兵達の反乱と、その討伐にあたったインド人部隊の不服従でした。
この状況に直面し、自らの支配の正当性が崩れ去ったイギリスはあわててインドから撤退。
インドは独立を果たすのでした。
(後日、イギリス首相としてインドの独立を渋々承認したクレメント・アトリー氏曰く「スバス・ボースのインド国民軍と、それが英国インド軍で引き起こした反乱のせいで我々はインドから撤退せざるを得なくなった。」と答え。さらに「マハトマ・ガンジーの平和的運動は、我々イギリスにほとんど何も影響を及ぼさなかった。」と述べているそうです。)
●翻訳に関するちょっとした事
・ख़ुदा (クーダ)→ 本来はペルシア語の خدا 。「主」や「導き手」を意味するパシュトー語でもある。
ヒンドゥーの神というより、この場合はいろんな神様全般を指すようです。(イスラム教やゾロアスター教の神に使用される事例が多い。)
ख़ुदा हाफ़िज़(クーダ・ハーフィス:神は守護者なり)で「あいさつ」にもなったりする。
なお、パキスタンではअल्लाह हाफ़िज़(アッラー・ハーフィス:アッラーは守護者なり)って言った方がええよ・・・。
・लाल क़िला(ラール・クゥィラー:赤き城)
1648年のムガル帝国時代に建てられたインドの首都デリーにある城。(着工は1638年から。なおタージマハルを作った建築家にムガル皇帝シャー・ジャハーンが依頼した。)
アーグラ城塞も「赤い城」と呼ばれるが、この場合は別物。
次回投稿予定:2023年4月6日
次弾装填:Марш українських націоналістів 1932ver
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 GUMI Carol--chan型
結月ゆかりによる Erdély induló (ハンガリー軍歌 日本語吹替え版 2番×2ループ)
こちらのリクエスト曲は「トランシルヴァニア行進曲」という、1940年に作成されたハンガリー王国時代のマジャール語の軍歌(の日本語吹き替え版)になります。
リクエストもらって聞いた瞬間なんか波長が合ったので、気づいたら動画が出来上がっておりました。(今年のリクエスト曲なのにね・・・)
トランシルヴァニア地方は大雑把に述べると、ローマ帝国→トランシルヴァニア侯国(支配層のハンガリー人少数、ルーマニア人多数)→オスマントルコ→オーストリア・ハプスブルク帝国→オーストリア=ハンガリー二重帝国→ルーマニア(現在)と支配者がぽんぽん変わっている地域です。
ハンガリーは、1920年6月4日にトリアノン条約の成立によって領土が著しく削減されており、北部ハンガリー、トランシルヴァニア、ヴォイヴォディナなど、古くから保っていた国土の多くを失いました。(なんと国土の72%・・・)
そのためハンガリー国内には不満が鬱積し、右派・愛国者を中心に失地回復運動が隆盛することとなり、WW2では枢軸側に加わります。
当初は1938年のミュンヘン協定、カルパト・ウクライナへの侵攻作戦、1939年のスロバキア・ハンガリー戦争、等である程度の領土を回復しますが、最終的には連合国相手に戦いをはじめて劣勢に陥り、単独講和をすすめようとするもナチス・ドイツ軍と矢十字党によるクーデターによって敗戦までソビエトと戦わされる羽目となるのでした。(戦後は赤くなります。)
この1944年のソビエトとの戦いでちょっと興味深いのが、対戦車砲が不足していたハンガリーの苦肉の策として、個人携帯兵器(対戦車ライフル、対戦車ロケット、集束手榴弾、ライフル擲弾等)で敵戦車を撃破した兵には農地が与えられる、というお達しがあった事でしょうか?
撃破さえすれば戦死しても親族に土地が与えられるそうですが・・・どれほど効果があったやら??
なお、動画にある44M SZR無反動ロケットは、一応スターリン戦車を破壊出来るほどの貫通力(300mm)だったみたいです。
36M Nehézpuska20mm重ライフル??500mで11mm、100mで20mmだっぺよ・・・。(まぁ、がんばれ・・・。なお、45kgあるぞ。)
あと、歌の中に「スキタイ」の単語が出てきますが、マジャール人はスキタイ人の子孫であるという説がハンガリーにはあるのだそうです。(考古学的には微妙)
次回投稿予定:2023年3月23日
次弾装填:क़दम क़दम बढ़ाये जा(今年のリクエスト曲ですがこれもなんか気に入ったので作ってしまいました。)
★本日のうちのMMD的家系図
くま式 結月ゆかり ChaChaMARU型
GUMI による В чорнім лісі (黒き森で:元ロシア軍歌のウクライナ軍歌 日本語吹替え版)
ほい、こちらは「黒き森で」という元ロシア軍歌「По долинам и по взгорьям」のウクライナ語版替え歌になります。
今年のリクエスト曲でしたが、気づいたら出来上がっておりました…不思議です。
第二次世界大戦中のウクライナ蜂起軍(УПА)はドイツ軍やソビエト軍と手を組んだり、戦ったりと混沌とした歴史を紡いでおり、なかなか説明しづらいです…。
ともかく、今回は歌に関係ある話を以下に少しだけさせて頂きます。
歌の中に「Різун:リーズン」とか言う単語が出てきますが、これは1942年よりウクライナ蜂起軍に参加した第22戦術部隊「Чорний ліс:黒き森」の指揮官、Андрусяк Василь Васильович(アンドゥーシャク・ヴァシーリ・ヴァシーロヴィツ)さんの事です。
彼のコードネームは「Різун:暴漢、ならず者(英語のRogueに近い?)」、「Грегіт:グレギート(山の名前)」、「Різьбяр:彫刻家」、「Чорний:黒」、「Коваль:鍛冶屋」等多岐に渡り、
1944年から本格的にドイツ軍やハンガリー軍、はたまたソビエトのパルチザン部隊と交戦して戦果をあげたのだとか。(1944年7月6日の「Бій на горі Лопата:ロパータ山の戦い」等がウクライナでは有名らしい。)
なお、1946年2月24日、ボゴロド地方の森にてソビエト軍と交戦するも、5重の包囲網を敷かれ3名の仲間と共に戦死されたそうです。
最終階級は大佐(死後)
動画には入れておりませんが、ドイツ軍やソビエト軍がウクライナ蜂起軍を処刑する写真や、ウクライナ蜂起軍がポーランド人を殺害した写真なんかもありましてなぁ・・・。
まぁ戦争と、その解釈に白と黒はありません。
あるのは深淵のような灰色のみです・・・はい。
●採用リクエスト曲のお知らせ
以下のプロフィール内の「もっと見る」を押して頂くと閲覧できますが、既存軍歌リクエスト採用曲を掲示しております。
user/119605110
不採用だった方、申し訳ありません。
採用された方、多分一部の曲を除いて出来上がりは来年となりますが、宜しくお願いします。
次回投稿予定:2023年3月9日
次弾装填:Erdély induló(今年のリクエスト曲ですが聞いた瞬間「キュピーン」ときたので作ってしまいました。)
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 GUMI SweetxLizzy型
初音ミクによる Dixie's Land Full.ver( Everybody's Dixie アメリカ軍歌 日本語吹替え版 8番まで)
おまっとさん、と言うより遅れて失礼しました。
今回のリクエスト曲はアメリカ南北戦争時代の南軍側で歌われていた軍歌「Dixie's Land (別名:Everybody's Dixie)」で、いつも通りの形でお届け致します。(日本語吹替え歌詞はじじいが作成しましたが、英語の歌に限り翻訳監修をIFV殿にお願いしております。)
この歌、元は軍歌でも何でもない「I wish I was in Dixie's Land」という曲でして、1800年代半ばの黒人さん達が自分達の状況を歌った代物だったようです。(この「非軍歌バージョン」ですら歌詞が複数ある……。あと歌詞やばい。)
んで、南北戦争がはじまる頃に最初の南軍歌詞版「The War Song of Dixie」ないし 「Dixie War Song」が生まれ(Hear ye not the sounds of battle,からはじまる歌詞で、作詞者は Henry Throop Stanton さん。流行らなかった。)
その後、今回うちの孫(ミクさん)に歌ってもらっているバージョンである「Everybody's Dixie」(Albert Pike将軍作詞、めっちゃブレイクした。)が生まれ、
さらに、北軍が南軍を馬鹿にする内容の替え歌「Union Dixie」(Away down South in the land of traitors,からはじまる)が生まれ、他になんか、めっさ一杯沢山とっても多くの仰山でら大量に歌詞が作成されて現在に至ります…。
訳わからんね!(説明放棄&灰色の衣装って、なかなかないんね…。)
◆以前の既存曲リクエストに関して
下記プロフィール上段の「もっと見る」の中に前々回までのリクエスト頂いた曲をまとめております。
可能であればリクエストした方はご指定の曲があっているか確認願います。(間違ってたらコメントお願いします。)
user/119605110
そして、次回の動画で採用曲を発表させて頂きます。
(え?20曲採用のつもりだったのに38曲もリクエスト来たん???どないしょ?)
次回投稿予定:2023年2月23日
次弾装填:В чорнім лісі(ソビエト軍歌の替え歌 ウクライナver)
今年のリクエスト曲だというのに、気づいたら翻訳してて、元曲を知り尽くしてるのでいつの間にか曲弾いてて、我にかえったらボカロパートが出来てました……。
この曲好きなんよねぇ…。
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 Appearance Miku Crystallyna型
AIきりたんによる 男散るなら(日本軍歌 4番まで)
今回はリクエストと異なりますが、大日本帝国軍歌をきりたんさんとお届け致します。
当初は「Dixie's Land」をお届け予定でしたが、諸々の事情によって制作した歌詞を改変しようと考えましたので次回投稿とさせて頂きます。
楽しみにしていた方には申し訳ありません。
以下にログを残しておきますが「既存曲のリクエスト募集」は終了致しました。
皆様コメントありがとうございました。
さて、前回に引き続きこちらの動画でも「既存曲」のリクエストをコメントにてとりたいと思います。
受付期間は2023年2月9日までとし、リクエストしてみたい人は以下を熟読の上、この動画にコメント願います。
・御一人様何曲でもコメント可
・『既存の』各国の「軍歌」「銃後の歌」のみリクエストを受け付けます。
・リクエストにあたって歌の「題名」、可能なら歌の出だしを明記願います。
(例:日本海海戦「海路一万五千余里~」をリクエストします!等)
・リクエストコメントは本動画の視聴に邪魔にならないよう「曲が始まる前の出だし部分」か「動画暗転後の最後」にコメント願います。
(動画中のコメントはじじいの老眼には映らなくなってしまいます。)
・リクエスト曲の受け付け数は最大で20曲を考えております。
(今回と次回の動画で、リクエストが20コメントを越えた場合は、じじいの独断と偏見で20曲を決定させて頂きます。)
・管弦楽的編成、歌い手等は選べません。
なお、下記プロフィール上段の「もっと見る」の中に前回リクエスト頂いた曲をまとめております、可能であればリクエストした方はご指定の曲があっているか確認願います。(→945verについてのコメント拝見、ちょっと修正)
user/119605110
次回投稿をもって受付を締め切らせて頂き、さらに次の投稿にて採用曲を発表させて頂きたく思います。
(ちゅーか誰やねん、今をときめくウクライナ軍歌はともかくとして、インド軍歌とか、ギリシャ軍歌とか、オスマントルコ時代の歌とか、はたまたチリ軍歌とか・・・
あいかわらず儂より皆様の方が見識が深くでびっくりしてますよ・・・どこで知るのよ?こういうの?いやぁー、勉強になりますわー。& 改めて皆様の各種支援に感謝致します。ありがとうございます。)
次回投稿予定:2023年2月9日
次弾装填:Dixie's Land
★本日のうちのMMD的家系図
ふらすこ式風きりたん 金子卵黄型
初音ミクによる ニャーニャー師団歌(オリジナル ソビエト+猫軍歌)
今年こそ「猫年」がやってくるはず!と思い投稿しましたが本年も干支違い……おかしいです、いつになったら来るやら…。
という冗談は脇に置いておきまして、トオノ殿に敬礼!
こちらの曲は昨年に行いました「オリジナル軍歌アイデア募集」においてアイデアを募り、じじいが独断と偏見で採用させて頂いた曲となります。
(何故か6拍子 + 4拍子という曲になってしまいましたが…。)
テーマは、ロシアのレニングラード(現サンクトペテルブグル)を鼠の魔の手から救った英雄達、ソビエト産「にゃんこ様」です。
大祖国戦争中の1941~44年にレニングラードはドイツ軍によって包囲されましたが、それを耐え抜きます。(30万人以上の軍人と、疫病と飢餓等によって60万人以上の民間人が亡くなったそうな…。)
もともとはロシア帝国の首都であり、芸術や文化の街として栄えておりましたが、この戦いで街は様変わりし、その不衛生な状態から鼠が手を付けられないレベルで増殖してしまいます。
この鼠との闘いに勝つべくロシア各地から猫達が集められ、その勝利を記念して現在は「芸術と猫の街」として、毎年3月には猫祭りが開催されるに至ったそうな。(「エルミタージュ美術館の猫」が有名ですね。)
以下のログを残しておきますが「既存曲のリクエスト募集」は終了致しました。
皆様コメントありがとうございました。
●さて、前回の動画での宣言通り、今年も「既存曲」のリクエストをコメントにてとりたいと思います。受付期間は2023年2月9日までとし、リクエストしてみたい人は以下を熟読の上、この動画にコメント願います。
・御一人様何曲でもコメント可
・『既存の』各国の「軍歌」「銃後の歌」のみリクエストを受け付けます。
・リクエストにあたって歌の「題名」、可能なら歌の出だしを明記願います。
(例:日本海海戦「海路一万五千余里~」をリクエストします!等)
・リクエストコメントは本動画の視聴に邪魔にならないよう「曲が始まる前の出だし部分」か「動画暗転後の最後」にコメント願います。
(動画中のコメントはじじいの老眼には映らなくなってしまいます。)
・リクエスト曲の受け付け数は最大で20曲を考えております。
では、本年も皆様よろしくお願い致しまする~。
次回投稿予定:2023年1月26日
次弾装填:Dixie's Land
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 Appearance Miku Alan Smithy型
初音ミクによる Tramp! Tramp! Tramp! (アメリカ軍歌 日本語吹替え版 3番まで)
本年最後の曲になりますが、リクエストで南北戦争時代の歌「Tramp! Tramp! Tramp!」を、うちの孫(ミクさん)と共にお届けします。トランプ(Trump)大統領とは、関係ありません。
(日本語吹替え歌詞はじじいが作成しましたが、英語の歌に限り翻訳監修をIFV殿にお願いしております。)
題名の「Tramp」は「どすん!どすん!と激しく足を踏み鳴らしながら歩く」という意味なのですが、この歌自体は珍しい南北戦争時代の戦争捕虜を題材にしたものになります。
(正確には、北軍捕虜の視点で他の仲間の捕虜に勇気を与える歌)
アメリカの南北戦争は1861年から1865年にかけて行われましたが、南軍と北軍で総数60万人以上の戦争捕虜を収監したそうです。
1863年までは捕虜の交換は比較的スムーズに進み問題はなかったのですが、1863年以降は南軍が北軍の黒人と白人の囚人を平等に扱うことを拒否したため収監される人数が激増。
確実な記録に残っている数字だけでも、北軍兵士のうち211,411 人が戦争捕虜となり、16,668 人が釈放され、30,218 人が捕われたまま亡くなり、
南軍兵士は462,684 人が戦争捕虜になり、247,769 人が釈放され、25,976 人が捕われの身で亡くなったそうな。
この最後の2年間の捕虜収容所での生活が劣悪で「捕虜の苦しみは戦争の他のどのエピソードよりも、戦後の和解を阻害した。」と言われた程。(歌では明るく歌ってますがねぇ・・・)
特に食糧事情が悪化してきた南軍の収容所は悪名高く、囚われた北軍兵士達は野外で簡易テントしかない収容所(Andersonville:アンダーソンビル等)で、
飢えと喉の渇き、疫病の発生等でバタバタ倒れていったそうな。(2~3万人が収容されていて、1日平均100人の遺体を処理していたらしい)
そして、この動画には入れてませんが、生き残った人達は骨と皮だけになった姿で故郷に帰ったのでした・・・。
●翻訳について(じじいが気になった英単語)
Tho' I try to cheer my comrades and be gay. という部分の「gay」ですが、かなり古い言い方で「陽気な・快活な・色が派手な・屈託がない」等の意味だそうな。(知らんかったわー)
さーて、次回は待っている人がどれだけいるか分かりませんが、既存曲のリクエストでもとってみます。お楽しみに(?)
次回投稿予定:2023年1月12日
次弾装填:ニャーニャー師団歌
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 Appearance Miku Alan Smithy型
結月ゆかりによる Treceţi batalioane române Carpaţii(ルーマニア軍歌 WW1ver & 1970ver 日本語吹替え版 10番まで)
へい、今回のリクエスト曲は「ルーマニア大隊よ、カルパチア山脈を越えてゆけ」という第一次世界大戦のルーマニア軍を題材とした軍歌(愛国歌)になります。
歌の背景をざっくり説明しますと、第一次世界大戦前のルーマニア王国はドイツ帝国、オーストリア=ハンガリー帝国、イタリア王国の「三国同盟」に加わっておりましたが、三国同盟推しの王が急死。
新国王フェルデナンド1世が王位に就くも、優柔不断な新国王にブチ切れたマリア王妃主導の下「連合国」側へと鞍替えします。(マリア王妃はヴィクトリア女王の孫でイギリス人なのです)
ルーマニア王国は1916年8月31日に隣国のオーストリア=ハンガリー帝国に宣戦布告。
そして、すぐに各国から宣戦布告返しを喰らい、包囲されます。
トランシルヴァニアが欲しくてしょうがなかったルーマニアはカルパチア山脈を越えて脆弱な敵部隊を撃破し、首尾よくトランシルヴァニアを占領します。
が、数だけ多くて近代戦に不慣れなルーマニア軍はブルガリア軍の逆襲に遭い、トランシルヴァニアから撤退。
挙句の果てにルーマニア国内に敵軍がなだれ込んでくる事になり、国土の半分を敵に占領されてしまいます。
1918年5月7日、ロシア革命が発生しロシアが戦争を離脱、近くに連合国の味方がいなくなったルーマニアはブカレスト講和条約を結び同盟軍に降伏。
ルーマニア王国も解体かと思いきや、1918年11月10日、味方の連合国軍が各所で勝利し仇敵ブルガリアが降伏。
すぐさまルーマニアは同盟国に反旗を翻し連合国の力添えによって独立を回復し、11月28日にルーマニア王国は敗戦したオーストリア=ハンガリー帝国のトランシルヴァニア地方を自国に併合したのでした。(「棚ぼた」やん。でも勝ちは勝ちやね。)
●ちまっと翻訳についての追記
La arme cu frunze și flori, の「葉と花」ですが、じじいの予想では「騎士道」ないし「騎士道精神」の事を指しているかと思います。
あと、今回の歌ですがWW1の歌詞と1970年verの歌詞を混ぜて10番までにしております。
具体的には
・1番 1970ver の1番
・2~4番 WW1ver の1~3番(なお、1970verでもここの歌詞は似てます)
・5~10番 1970ver の5~10番
悪しからず。
次回投稿予定:2022年12月29日
次弾装填:Tramp! Tramp! Tramp!
★本日のうちのMMD的家系図
くま式 結月ゆかり ChaChaMARU型
初音ミクによる Нет Владимир (元フィンランド軍歌のウクライナ軍歌 日本語吹替え版)
今回はリクエストではありませんが、前回のフィンランド軍歌「モロトフは駄目だ」のウクライナ語による替え歌「ウラジミールはダメだ」をお届けしたく思います。
sm41385830(元歌)
はい、この歌のウラジミールさんは、当然の事ですがロシアのプーチン大統領(露:Владимир Владимирович Путин、日:ヴラジーミル・ヴラジーミロヴィチ・プーチン)の事を指しております。
フィンランド軍歌「Njet Molotoff」の旋律に、最近ドンパチやっております「ロシア・ウクライナ危機」についてウクライナサイドから皮肉った内容が歌詞になっており、ロシア・ウクライナ危機の最中にウクライナ語で作成されたようです。(作詞者?命は惜しかったら、それ以上詮索してはいけませんぞ・・・)
●歌の中の人物について(ちまっと解説)
・セルゲーイ・クジュゲートヴィチ・ショーイグ(Сергей Кужугетович Шойгу)
ロシア国防相。
「ウクライナを非武装化し、ロシアを西側の「軍事的脅威」から守る。」とプーチン大統領と発言したお方。
なんでも、モスクワ州知事に当選したりした政治家で、国民の人気は高いらしい・・・が・・・
「ショイグ国防相は軍服が大好きかもしれないが、軍人としての訓練を受けていないため職業軍人を頼りにせざるを得ない。」
という100%文官でもあるらしい・・・。大丈夫かね?ロシア軍。
・ドミートリ・セルゲーエヴィチ・ペスコーフ(Дмитрий Сергеевич Песков)
ロシア大統領報道官
「我々はウクライナのクーデターには満足していない。」(ウクライナのゼレンスキー大統領の就任について)
「ロシアはウクライナとの戦争に向かうつもりはない。」(特別軍事作戦直前のお言葉)
「マリウポリ(ウクライナの街)の民間インフラ破壊や街から逃げ出そうとする人々を殺しているのはNazi battalions(ナチス大隊)だ!」
等々、なかなかにロシア大統領報道官としてのエンターテインメント性を発揮する御仁。
・ウラジーミルさん
КГБ(かーげーべー)
ま、ロシアのプロパガンダや嘘はとっても分かりやすいので問題ないですが、ウクライナ側もやり手なのでご注意を。(恋と戦争は手段を選ばす・・・・双方共にね・・・。)
次回投稿予定:2022年12月15日
次弾装填:Treceţi, batalioane române, Carpaţii
★本日のうちのMMD的家系図
Lat式ミク MMDAnimatio357型
初音ミクによる Njet, Molotoff (フィンランド軍歌 日本語吹替え版 4番まで)
この度のリクエスト曲は「モロトフはダメだ」というフィンランド軍歌になります。
曲の題名にもなっております「モロトフ」というのは、ヴャチェスラフ・ミハイロヴィチ・スクリャービン(Вячеслав Михайлович Скрябин)さんの事で、ソビエト連邦の外務大臣をやっておられた方の事です。(モロトフはペンネームで、本名ではあらず。)
火炎瓶の事を「モロトフ・カクテル」と言ったりしますが、実はこのモロトフさんが語源です。
1939年11月30日にソビエト連邦とフィンランドはカレリア地方の領有権を巡っての戦争「冬戦争」をはじめますが、戦争初日からソビエト軍はフィンランド各地に航空機による爆撃を行っておりました。
フィンランド政府がこの行為に抗議を行うと、あろうことかモロトフは
「資本主義に搾取されているフィンランド人民のために、ソ連赤軍はパンを投下しているのだ!」と抗弁。
あきれて憤慨したフィンランド人はソビエト軍のРРАБ焼夷弾(RRAB集束焼夷弾)の事を「モロトフのパン籠」と呼ぶことにします。
さらにフィンランド軍は対戦車用火炎瓶のことを「モロトフ・カクテル」と名付け、素敵なプレゼントへのお礼の品にしたとのことです。
もう一人、ボブリコフ総督が歌に出てきますが、1898年にロシア皇帝ニコライ2世によって任命されたフィンランド総督の事で、フィンランドの自治権廃止宣言、学校教育におけるロシア語教育の徹底、フィンランド軍廃止等、フィンランドをロシア帝国の傘下に置こうと各種政策を行いますが、1904年6月16日にフィンランド人によって暗殺されてしまった御仁の事です。
(モロトフさん、様々なフィンランド人からの陳情をもみ消していたボブリコフ総督よりも「嘘つき」扱いです。)
●翻訳に関する注釈
politrukit, komissaarit ja petroskoijarit.
の「ペトロスコイの人々」部分を「共和国」としておりますが、これは後に作られる「カレロ=フィン・ソビエト社会主義共和国」の首都がペトロスコイですので意訳しております。
悪しからず。(芬:Petroskoi、露:Петрозаводск)
次回投稿予定:2022年12月1日
次弾装填:Нет Владимир(次はこの歌のウクライナによる替え歌バージョンを投稿せんとす)
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 Appearance Miku やよいサクラ型
初音ミクによる Авиамарш (ソビエト軍歌 日本語吹替え版 3番まで)
今回のリクエスト曲は「航空行進曲」ちゅー赤軍の軍歌になりまする。
(別名「常に高きを:Всё выше」「スターリンの航空行進曲:Марш сталинской авиации」とも言われており、また、ドイツ語バージョンも2つあり、それらは元歌歌詞そのままドイツ語版と、SA闘争歌verとが存在する様子)
この歌は1923年に作成されたらしいですが、歌詞にある「最後通牒」ちゅーのは、イギリスの外相カーゾン氏の「カーゾンの最後通牒」の事らしいです。
カーゾン外相(George Curzon, 1st Marquess Curzon of Kedleston)が、ポーランドとソビエト・ロシアの境界線について提唱した「カーゾン線:Curzon Line」というものがありまして(これは、その後の第二次世界大戦後のポーランドの東部国境にもなっております)
第一次世界大戦後の1920年7月11日にカーゾン外相がソヴィエト政府に対して最後通牒を出し、カーゾン線への撤退を要求したらしく、この行為に対してソビエト側としては、革命が落ち着いた直後であった事もあり、外国からの干渉を警戒する思いがこの歌の歌詞に現れているように思えます。
ソビエト空軍の歌を作ってる最中にふと思い出したので、以下に猛烈にどうでもええ話をさせてもらいます。
20年近く昔に、とある古本屋に行ったんですよ。
珍しくロシア軍の航空宇宙雑誌(中身全部ロシア語)が売っていたので買ってみたですよ。
家に帰って、一通り読み終わって「へぇー、なるほど」と思った後、ふと雑誌の最後のページに「黒い判子」が押してあるのに気づいたんですよ。
そこには丸い印の中に「分析第4課」ちゅー日本語が見えたんですよ・・・・・。
誰やねん!この航空宇宙雑誌を古本屋に売ったんわ(笑)
(まぁ多分、現在は自衛隊分析部と呼ばれている部署の方かと・・・)
Вот и всё(以上)どうでもええ話でした。
次回投稿予定:2022年11月17日
次弾装填:Njet Molotoff!
★本日のうちのMMD的家系図
Lat式ミク XXSefa型
結月ゆかりによる Der heimliche Aufmarsch (ドイツ労働歌 日本語吹替え版 2番まで)
今宵のリクエスト曲は「秘密の配備」(もしくは「ファシストの陰謀」「忍び寄る戦争」とも)と呼ばれる、1930年代にヴァイマル共和国で歌われていたドイツ労働歌になります。
(1931年の映画「Niemandsland」で歌われていたり、1957年には歌詞が改定された「Der offene Aufmarsch」というバージョンで歌われていたりします。)
この歌の背景としましては、ヴァイマル共和国時代の、KPD(ドイツ共産党)と、SPD(ドイツ社会民主党)と、NSDAP(国家社会主義ドイツ労働者党:ナチス)の対立があります。
ドイツ国内でこれらの3勢力が率いる「準軍事組織」が衝突を繰り返した為、時のヴァイマル政府はデモ行進、メーデーの行進を禁じます。
これに怒ったKPDは違法デモを決行。1929年5月には警察隊と衝突し、31名死亡、数百名負傷、1200名逮捕という「Blutmai:血のメーデー事件 」が起こり、KPDの持つ準軍事組織「赤色戦線戦士同盟」は非合法な存在に認定されます。
怒りの収まらないKPDは以降「社会民主主義主要打撃論」をうたい、社民党を主要な敵とみなすようになり、この歌の歌詞へと繋がっていきます。
その後も対立は続きますが、オランダ人の共産党員が単独で行った1933年2月27日の「Reichstagsbrand:ドイツ国会議事堂放火事件」では、犯人(Marinus van der Lubbe)自身は「動機は資本主義に対する抗議である!」と述べたにもかかわらず、
NSDAPによって「共産主義者達による反乱計画の一端である!」と政治利用され、その後各種でっち上げの後に「共産主義者による襲撃が起きる!」というデマが流され、共産主義者・無政府主義者・社会民主主義者は次々と警察によって予防拘禁され、ドイツの世論はますますNSDAP寄りになり、かつヴァイマル共和国の権威は失墜してゆくのでした。(ヴァイマル版「赤狩り」ですなぁ・・・。)
その後、NSDAPは議席を着々と増やしてゆきますが・・・この先の歴史は皆様ご存じかと思われます故、割愛させて頂きます・・・。
次回投稿予定:2022年11月3日
次弾装填:Авиамарш
★本日のうちのMMD的家系図
くま式 結月ゆかり ChaChaMARU型
初音ミクによる カメラの戦士(日本軍歌 5番まで)
此度のリクエスト曲は「カメラの戦士」という日本軍歌なのですが、大変珍しい戦場カメラマンの事を歌った軍歌になります。
相変わらずうちの「お客さん」達は、ほんにマニアックな曲を・・・。(褒めてます)
この歌にでてくる「アイモ」(英:Eyemo)というカメラですが、いわゆる写真を撮るカメラではなく、映画撮影用のカメラ(ビデオカメラ)になります。
1908年にアメリカのベル&ハウエル(英:Bell & Howell)という会社が当時の映写機を改造し、チラつき現象を減らして、映画用35mmフィルムを標準化したうえで最初のアイモが完成したようですが、その時はまさかの「木&革製」・・。
アフリカに持っていったらシロアリに食べられるという珍事を被り、その反省を生かして1912年には全金属性カメラに進化します。
その後、アマチュア市場を目標とし、17.5mmフィルムを普及させようとするも失敗。
気を取り直して、1920年にコダック社と協力して高性能の16mmフィルムを開発し、ようやく世間に認められる性能になります。
アマチュア市場で認められた後も改造が繰り返し行われ、最終的には軍に堅牢性を買われ、プロ用小型カメラとしては1925年に35mmフィルムを100フィート分格納できるアイモが生まれ、これがニュース映画の撮影や戦場カメラマンに愛用されて、ベトナム戦争の頃まで世界中で使用される名機となるのでした。
(大東亜戦争中ですと大日本帝国は独自開発出来なかったようですので、この敵性カメラを最後まで使用していたようです。着々戦果ヲ拡大中ナリ~。)
次回投稿予定:2022年10月20日
次弾装填:Der heimliche Aufmarsch
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 Appearance Miku Crystallyna型
初音ミクによる Rhyfelgyrch Gwŷr Harlech (英:Men of Harlech 日本語吹替え版 2番まで)
こちらの「ハーレックの男」というリクエスト曲はウェールズ語の歌なのですが、いきなりウェールズ語での翻訳ができませんでしたので、IFV殿にこの歌の英訳版の翻訳をお願いし、それを元にじじい(作者)が作詞しました。この場を借りてお礼申し上げます。
★参考にしたウェールズ語歌詞&英語翻訳
A treatise on the language, poetry and music of the Highland clans, 第32巻 P216(Donald Campbell著)
https://books.google.co.jp/books?id=e3kCAAAAQAAJ&pg=PA216&lpg=PA216&dq=%22Harlech+cyfod+dy+faneri%22&source=bl&ots=YPIrFVUG4e&sig=ACfU3U0qcNafr-GkHgEKIQSN5fMBWODLOw&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwiXh9O-sPb5AhV7wosBHYgFAPUQ6AF6BAgaEAM#v=onepage&q=%22Harlech%20cyfod%20dy%20faneri%22&f=false
この歌は1460年代のイギリスランカスター家とヨーク家の間で勃発した薔薇戦争が舞台で、ランカスター派のウェールズ地方の拠点であるハーレック城(ハーレフ城とも)と周辺地域の平定をエドワード4世の命をうけたハーバートが開始し、
ハーレック城自体は包囲されたり包囲を解かれたりを7年近く繰り返しながら、他のウェールズの城が陥落する中で最後まで持ちこたえたそうですが、1468年8月14日には陥落。
その時の様子を歌にしたのがこのMen of Harlechなのだそうです。
歌詞ですが、最も古い歌詞は「英語で吟遊詩人が歌っていた」代物だそうで、それを「ウェールズ語」にしたものが今回の歌詞になります。
その後、各所でこの最古のウェールズ語歌詞版を「英語+ウェールズ語」がごった煮になった状態で歌われたり、歌詞が原型を留めない形かつ「英語」で歌われたりして、もう、収拾がつかないレベルで歌詞が改定されて現在に至るそうです・・・。
(映画「ズールー戦争」で歌われている歌詞や、現在のイギリス部隊歌として歌われているのが典型的な例)
要はね、派生型の歌詞が沢山あり過ぎてわけわからんです。(笑)
次回投稿予定:2022年10月6日
次弾装填:カメラの戦士
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 Appearance Miku AUGE型
加賀艦歌【初音ミク】
作詞:不詳
作曲:不詳
編曲:ゆめみ~あい別館
歌唱:初音ミク V4X E.V.E.C.(Solid/Soft)
戦前発行の「軍艦加賀案内」に掲載されていた「軍艦加賀の歌」の歌詞と旋律譜を元に、独自のアレンジを加えてボーカロイドに歌わせてみました。
記載された軍艦加賀の要目や写真から、この案内書は昭和9年に佐世保海軍工廠で改装工事に着手する前の三段空母時代に発行されたものらしく、昭和5もしくは8年の特別大演習観艦式で見学者にも配布されたのかもしれません。掲載されている艦歌も、おそらく同時期に作られたのでしょう。
作詞は記載がないため不詳。作曲は海軍軍楽隊が手掛けたと思われますが、これも記載がないため不詳。譜面にはAllegroの指定とともにテンポ114と具体的な速度まで記載されていますが、指定通りだと個人的に速すぎる感じがしたので、私の編曲版ではテンポを96まで落としています。
こちらはSynthesizer V「Saki AI」が歌うYoutubeバージョンです。
https://youtu.be/WMO0CssxUkc
初音ミクによる Марш Лейб гвардии Преображенского полка (ロシア軍歌 日本語吹替え版)
今回のリクエスト曲は「近衛プレオブラジェンスキー連隊行進曲」という帝政ロシアの近衛連隊の歌になります。
普通の歌無し演奏バージョンと違って、歌ありバージョンはゆっくりとしたテンポとなっております。
ロシア皇帝ピョートル 1 世が1691年に作ったプレオブラジェンスキー連隊は、ロシアで最も古い近衛連隊の1つだそうです。
この曲の作曲者については、英語圏ではフランス生まれの移民「Эрнест Донаёвский」さんが作曲者だ!とか、
ドイツ語圏ではプロイセン人の「Ferdinand Haase」さんじゃね?とか記述がありますが、違うらしく、実際は作曲者は不明だそうです。
あと、曲自体は18世紀初頭の「Воспоем песнь нову(新しき歌を歌おう)」や、兵士達の間で歌われていた歌「Знают турки нас и шведы(トルコ人とスウェーデン人は我らを知っている)」等をパクって行進曲が作られたんでね?
そんで、歌が後付けで複数作詞されたんでねーか?という話が有力だそうです。
本当は「Пойдем, братцы, за границу」からはじまるСергей Марин氏作詞の1805年バージョンの歌詞もあるのですが・・・
まぁ、今回は一般的な19世紀後半の「作詞者不明バージョンその1」でお届けします。
さて、以前皆様から頂きましたオリジナル軍歌のアイデアですが、採用曲を発表させてもらいまする。
●採用曲3曲(猛烈に悩みましたが「作れそうな曲!」という選考基準となってしまいました・・・ご了承下さい。)
・ディエンビエンフー戦歌
・陸軍教化隊の歌 芒崎奏様
・ニャーニャー師団の歌 トオノ様
今回は上記のようになりました。
こちらの曲は来年の6月頃までを目途に、順次完成次第投下させて頂く予定です。
あと1曲おまけで下記の代物を・・・、
作りたいかつ、もう、曲は頭に浮かんではいます・・・が・・・作戦内容が複雑で特殊な為、作詞が明らかに困難!!
なので努力目標とさせて頂く曲。(こちらでこっそり作ってみますが、諦める可能性ありです。)
★ミンスミート作戦の歌 トオノ様
次回投稿予定:2022年9月22日
次弾装填:Rhyfelgyrch Gwŷr Harlech (英:Men of Harlech)
★本日のうちのMMD的家系図
Lat式ミク midnighthinata型
GUMIによる نشيد حزب البعث العربي الاشتراكي(アラブ社会主義バアス党党歌 日本語吹替え版)
はてさて、今回のリクエスト曲は、よりによってアラブ社会主義バアス(復興)党党歌です。
いやね、隠れた名曲を紹介頂きびっくりですよ。(この曲気に入ったじじいです。)
諸々の都合で写真はイラクがメインとなっておりますが、バアス党自体はシリア、イラクなどで活躍したアラブ民族政党(左翼)で、イラクではサダム=フセイン政権、シリアではアサド政権で有名です。
曲自体は6拍子なので、これまたアラブらしいというかなんというか・・・。
さて、オリジナル軍歌アイデア募集企画を行っていましたが、締め切らせて頂きました。
数々のアイデア、誠にありがとうございました。
次回の動画投稿時に下記のアイデアよりこちらで選ばせて頂き、採用曲を発表し、後日作成したく思います。
全員分記載したつもりですが、漏れ等あればコメントでご連絡下さい。
また、最後の2曲につきましては、ちょっとこちらでアイデアの内容を確認できませんでしたので、リクエスト頂いた方はアイデアの内容が記載されているホームページ、資料名、検索ワード等をお教え頂けると助かります。
・The Imperial March (Darth Vader's Theme、スターウォーズ帝国軍行進曲)
・メネステウス号 (元特設機雷敷設艦)の歌 月鈴那知様
・ディエンビエンフー戦歌
・プルート作戦の歌 芒崎奏様
・ミンスミート作戦の歌 トオノ様
・ニューヨーク・ライナーの歌 月鈴那知様
・陸軍教化隊の歌 芒崎奏様
★以下の2つは調べましたが、ちょっと詳細不明だったアイデアです。
可能でしたら検索可能な資料や単語等をコメントにて御教授下さい。
・ニャーニャー師団歌 トオノ様
(ドイツではなくソビエトのレニングラードの街に投入された鼠駆逐部隊の猫達の話は見つけましたが・・・ドイツで別のお話があれば、詳細をお教え願います。)
https://histrf.ru/read/articles/koshki-blokadnogho-lieninghrada
https://wikipet.ru/3256-sankt-peterburg-gorod-koshek.html
・フランス軍側のドイツ人傭兵がナチス党歌を歌いながら突撃していったエピソード
(こちら、時代・戦場・部隊名等を詳しく教えて下さいますようお願い致します。)
次回投稿予定:2022年9月8日
次弾装填:Преображенский Марш
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 GUMI Carol--chan型
初音ミクによる 第442連隊戦闘団の歌(オリジナル軍歌 日系アメリカ人部隊)
今回は名もなきニコニコ動画有志に敬礼!
この歌は昨年の「オリジナル軍歌アイデア募集」企画におきまして、採用させて頂いたアイデアを元に作者が作らせて頂きました代物となります。
お題は日系アメリカ人部隊「第442連隊戦闘団」です。
当時、日本と戦争が始まったアメリカ本土で、日系アメリカ人達はいきなり強制収容所送りにされたそうな・・。(ハワイの日系人は数が多すぎて強制収容所送りから除外)
彼らは日本との関係を疑われてしまった家族の為、人種偏見との闘いの為に立ちあがり、
その勇猛果敢さと忠誠心によって、戦後は2等市民から格上げされる存在となったそうな。(詳細は動画内へ譲ります。)
そんな彼らの歌となります。
英語読める人は、この資料おすすめ
https://digitallibrary.usc.edu/CS.aspx?VP3=DamView&VBID=2A3BXZSSLVIPS&SMLS=1&RW=1707&RH=914
さて、前回の動画に引き続き「オリジナル軍歌アイデア募集企画」をこの動画でも行っていましたが、締め切らせて頂きました。以下は過去ログとして記載したままにさせて頂きます。
●夏休みイベント「オリジナル軍歌」のアイデア募集
開催期間:2022年7/28~8/25の23:59まで
上記期間内に投稿した動画にコメントを下さった方の中から、作者が独断と偏見で何曲かを後日作成したいと思います。(作成数は1~3本程度を予定。)
以下リクエストに向けての注意点(良く読んでくださいまし。)
・既存軍歌不可(日本語歌詞による軍歌、銃後の歌限定)
・1動画で、お一人様1コメントまで(1動画中に一人で複数頂いた場合、その方の動画内でのコメント分は全て棄却します。)
・アイデアコメントは動画の先頭部分か、暗転後の最後にのみコメント下さい。(動画中に頂いたアイデアコメントはなき物とさせてもらいます。)
・過去に一度頂いたアイデアを再度言ってもらっても問題ありません。
・軍歌っぽいアイデアなら、取り敢えずお話を伺いたいと思います。(言うだけはタダですたい。)
作者の今回の作品、及び過去作品を参照の上、それでもコメントしてみたい奇特な方はどうぞ。
次回投稿予定:2022年8月25日
次弾装填:バアス党歌
★本日のうちのMMD的家系図
Lat式ミク 名前の分からない外人さん型
結月ゆかりによる 駆逐艦「竹」の戦い(オリジナル日本軍歌)
此度は「モントゴメリー」殿に敬礼!
この歌は昨年の「オリジナル軍歌アイデア募集」企画におきまして、採用させて頂いたアイデアを元に作者が作らせてもらいました代物となります。
テーマは大日本帝国戦時量産型駆逐艦(松型駆逐艦)「竹」です。
本編の動画を観ていただければ、どういった運命を辿った駆逐艦かは分かりますが、
1944年12月3日のオルモック湾の夜戦では、姉妹艦「桑」と一緒に米駆逐艦3隻と交戦し、「桑」は奮戦空しく撃沈されるものの「竹」は魚雷にて米駆逐艦「クーパー」を撃沈し、一矢報いるという活躍をみせております。
以下は現在締め切らせて頂きましたが、過去ログとして記載したままにしておきます。
さてさて、前回の動画で動画説明分の文字数がぎりぎり過ぎて告知できなかった故、申し訳なく思うのですが、少々遅くなりました「オリジナル軍歌アイデア募集企画」を今年もやりたいと思います。
●夏休みイベント「オリジナル軍歌」のアイデア募集を、昨年同様に期間限定で行います。
開催期間:2022年7/28~8/25の23:59まで
上記期間内に投稿した動画にコメントを下さった方の中から、作者が独断と偏見で何曲かを後日作成したいと思います。(作成数は1~3本程度を想定中。)
以下リクエストに向けての注意点(良く読んでくだせぇ。)
・既存軍歌不可(日本語歌詞による軍歌、銃後の歌限定)
・1動画で、お一人様1コメントまで(1動画中に一人で複数頂いた場合、その方の動画内でのコメント分は全て棄却します。)
・アイデアコメントは動画の先頭部分か、暗転後の最後にのみコメント下さい。(動画中に頂いたアイデアコメントはなき物とさせてもらいます。)
・過去に一度頂いたアイデアを再度言ってもらっても問題ありません。
・軍歌っぽいアイデアなら、取り敢えずお話を伺いたいと思います。(言うだけはタダどぇす。)
なお、リクエストにあたって「高砂部隊の歌を!ChaChaMARU」のようにお名前を入れて頂けた場合、作成した動画にアイデア提供者様のお名前を入れさせて頂きます、無名をお望みの方はアイデアのみコメント下さい。ニコニコ動画有志と記載させて頂きます。
作者の今回の作品、及び過去作品を参照の上、それでもコメントしてみたい奇特な方はどうぞ。
次回投稿予定:2022年8月11日
次弾装填:第442連隊戦闘団の歌
★本日のうちのMMD的家系図
くま式 結月ゆかり ChaChaMARU型
AI東北きりたんによる 要塞砲兵の歌 Full ver(日本軍歌12番まで)
ほいほい、今回は明治時代の軍歌をきりたんさんに朗々と歌ってもらいやした。
リクエストとは言え、また古い軍歌やね(笑)
歌の内容は珍しく、明治時代の要塞に備え付けられていた大砲に関する事を歌っております。
なんか、歌詞の中に「遠征もせし攻城隊〜」とかありますが、
これは当時の海岸砲台に配備されていた「二十八珊榴弾砲」(にじゅうはちさんちりゅうだんほう)の事を歌っていると思います。
昔の東京湾要塞第一海堡には14門の同砲が配備されていたのですが、この中の何門かをバラして運んで旅順要塞攻略作戦に投入したりしております。
(いやー、現地での備え付けをはじめ、えらい作業だと思いますわ~。)
最終的には日本の他の要塞からも投入され(東京湾要塞箱崎砲台から8門、米ヶ浜砲台から6門、芸予要塞の大久野島中部砲台から2門、来島中部砲台から2門)
計18門が二〇三高地の戦いを含む旅順攻囲戦や、旅順湾内に停泊するロシア第1太平洋艦隊に対する砲撃、奉天会戦等にも参加した様子。
これだけ活躍した要塞砲達ですが、いかんせん明治に作られた大砲達。
時代の流れは早く、当時ですら「あっ」という間に旧式化していってしまいます。
ですので、歌詞の後半ではそういった哀愁を含んだ内容となって、明るい曲調の軍歌にもかかわらず、なんとも言えない魅力を孕んだ歌になっているように感じます。
さてさて、どうも調べたらネット上にある歌詞は間違いがあるようですので、以下のように本動画ではきりたんさんに歌ってもらっております。
×孤狼→〇虎狼
×富津崎(ふっつざき)→〇富津の崎(ふっつのさき)
×神后(じんこう)→〇神功(じんぐ)
×雪白(ゆきしろ、せっぴゃく)→〇雪白(せっぱく)
(昭和35年版歌詞を参照)
ただ当時は歌詞カードや本の印字ミス、誤植がつきものの時代ですので、そもそもこれさえもあってるか定かではなし。
さらに、これよりも古い歌詞カードがあればまた違う歌詞なのかも知れません。
悪しからず。(じじい個人としては、大体の意味があってればいいんでないの?とは思います。まぁ、こまけーことは気にせず楽しく歌うべぇ。)
次回投稿予定:2022年7月28日
次弾装填:駆逐艦「竹」の歌
★本日のうちのMMD的家系図
ふらすこ式風きりたん 金子卵黄型
初音ミクによる Marsch der Kampfgruppen der Arbeiterklasse (東ドイツ軍歌 日本語吹替え版 3番まで)
今宵のリクエスト曲は「労働者階級戦闘団行進曲」ちゅー、今は無きDDR(東ドイツ、DanceDanceRevolutionでは決してない)の軍歌になります。
(前奏長いぜよ)
この労働者階級戦闘団は1953年に組織されました組織で、治安維持任務を主に行う部隊だったそうです。
具体的に東ドイツにおいては、防衛時における軍隊の作戦自由度の確保、他国からの妨害工作や「社会主義の敵」(と見なされた存在・・・)等と戦う事を任務としていたようです。
元々は「自衛団」「サボタージュ保護コマンド」「平和警備隊」「労働者民兵」等の複数の名前で呼ばれていた「Betriebskampfgruppen:企業戦闘団」というのが母体らしく、これらを統合・組織化した存在らしいです。
1966年の段階で181,500人の「戦闘団」と、約30,000人の「予備役」に分かれていたそうですが、1987年には40万人程度には膨れ上がっていたそうな。
(あの悪名高い反ファシスト保護壁たる「ベルリンの壁」の警邏もやっていたようですねぇ・・・)
さらに戦闘団の内訳を詳しく見ていきますと、「戦闘部隊」と「治安部隊」に分かれていたようでして、1980年の段階で、上位部隊である戦闘部隊が約78,500人、下位部隊である治安部隊に約106,500人という振り分けで、戦闘部隊の訓練内容はかなり細分化されており、市街戦・防空・対戦車戦等、多種多様な任務を遂行可能なようにしていたようです。
なお、暴徒鎮圧時には、放水砲等の非殺傷兵器を所持している治安部隊で埒があかない状態になると、もっと訓練を積んでいて重武装な戦闘部隊がアサルトライフルやらをちらつかせながら出撃して、各種鎮圧(弾圧?)にあたるスタイルだったようです。(それでもダメだったら?・・・まぁ、帝国主義階級の敵から社会主義の成果と平和を守るためには・・・犠牲は致し方ありませんなぁ・・・ZAP ZAP ZAP)
どうでもいい話で最後を締め括って恐縮ですが、あのヘルメット・・・もうちょっと、どうにかカッコ良くなりませんかね?(笑)
次回投稿予定:2022年7月14日
次弾装填:要塞砲兵の歌
★本日のうちのMMD的家系図
Lat式 ミク HeadphoneNinja25型
結月ゆかりによる Hinter den Bergen strahlet die Sonne (ドイツ軍歌 日本語吹替え版 3番まで)
前回「Marsch der Kampfgruppen der Arbeiterklasse」を投稿予定としておりましたが、ちょっとポカをした箇所見つけてしまいましたので、代わりといってはなんですがドイツ降下猟兵の歌「Hinter den Bergen strahlet die Sonne」をお届け致します。(別名「Fallschirmjägerlied」とも呼ばれております。)
ちゅーても、前回のオリジナル軍歌作成時の残滓から作成していたり・・・。
さて、緑の悪魔ことFallschirmjägerですが、この歌に出てきます各種戦場は以下の通り。
・ナルビク:1940年4月 ナルビクの戦い
ヴェザー演習作戦(ノルウェー占領作戦)時に、第1降下猟兵の面々がデンマークとノルウェーの飛行場に降下し無事占領。
その後、ドイツ山岳猟兵を支援するためにナルビクにも降下作戦を行ったりしてます。
・ロッテルダム:1940年5月 黄色の場合作戦
オランダ侵攻作戦時、第7航空師団が航空強襲を行い、ロッテルダム近郊のヴァールハーフェン飛行場を確保。(他にも一杯橋とかを確保したり、エマール要塞落としたりもしておま。)
・コリント:1941年4月6日 マリータ作戦
ギリシャに侵攻時に、第7航空師団/第2降下猟兵連隊がコリントス地峡に架かる橋を確保するためコリントスに降下。
英軍の反撃により橋は爆破されたが、橋頭堡を確保することに成功。
・クレタ島:1941年5月20日~6月1日 メルクール 作戦
クレタ島占領作戦。
イタリア軍の支援を断り、途中まではドイツ軍の降下猟兵がほぼ単独で島を制圧。
が、投入兵力の1/4近い損害を出し、ドイツ軍が保有する輸送機の多くを失う厳しい戦いに。
後に「降下猟兵の墓場」といわれることに・・・。
(5月28日に水陸両用車を伴ったイタリア軍が敵の抵抗を余裕で排除し、シティアを占領しているところみると、強襲揚陸の専門家であるサンマルコ師団とか借りてれば被害も違ってたんではなかろうか?ドイツ軍も存外頑固ねぇ。)
次回投稿予定:2022年6月30日
次弾装填:Marsch der Kampfgruppen der Arbeiterklasse
★本日のうちのMMD的家系図
くま式 結月ゆかり ChaChaMARU型
初音ミク・GUMI による モンテ・カッシーノ戦歌(オリジナル軍歌 4番まで)
此度は SIEG殿にまずは敬礼。
この曲は昨年「オリジナル軍歌アイデア募集」企画において採用させて頂いたアイデアをもとに、作者が独断と偏見で作詞・作曲しました代物となります。
テーマは第二次世界大戦トップクラスの激戦である「モンテ・カッシーノの戦い」になります。
時は1944年1月17日、アメリカ・イギリスをはじめとする連合軍はイタリアのグスタフ・ラインを突破せんと、要所であるモンテ・カッシーノを攻撃します。
迎え撃つドイツ軍は「緑の悪魔」こと降下猟兵や山岳・擲弾兵師団を従え、万全の体制で防衛戦を開始。
この連合軍の第一次攻撃は、歩兵の一部が渡河に成功するものの、肝心の装甲師団が装備・経験の不足から渡河できず、各所に仕掛けられたドイツ側の地雷や火砲、戦車の迎撃によって無残にも失敗します。
2月15日、連合軍は第二次攻撃を企図しますが空中偵察中に、中立のはずのモンテ・カッシーノ修道院に「ドイツの砲兵観測員を見た」という誤情報が流れます。
疑心暗鬼にかられた連合軍は修道院を40機の爆撃機で爆撃し、民間人を殺傷してしまいます。(当時のローマ教皇ピウス12世は「壮大なる間違いであり、甚だしい愚行の一つ」と述べています。)
存在しないドイツ兵を倒した気になった連合軍は夜間にイギリスのグルカ兵、インド兵とで攻撃を開始、白兵戦にまでなる苛烈な攻撃をしかけますがドイツ降下猟兵に敗退。別動隊であるニュージランドのマオリ大隊の攻撃も失敗してしまいます。
3月15日、連合軍の第三次攻撃は航空機から落とされる大量の爆弾と、大砲の砲火によって幕をあけます。が、凍るような寒さと、どしゃ降りの雨が連合軍に襲い掛かり、また、ドイツ降下猟兵の超人的な逆襲劇によって敗北を喫します。
5月11日、連合軍は最後となる第四次攻撃をしかけます。
ようやく天候も回復し、機甲師団の援護の下で橋を架ける事に成功。
ポーランド軍の活躍もあり、最後まで抵抗していたドイツ降下猟兵も5月18日に撤退。
連合軍はモンテ・カッシーノをようやく占領します。
そして1969年、アメリカは「修道院はドイツ軍に占拠されていなかった。」と正式に発表し、過ちを認めたのでした。
次回投稿予定:2022年6月16日
次弾装填:Marsch der Kampfgruppen der Arbeiterklasse
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 Appearance Miku Alan Smithy型
ままま式 GUMI YamiSweet型
栄光の旗の下に(東北ずん子)
陸上自衛隊創立20周年記念歌栄光の旗の下にをずん子さんに歌ってもらいました。
立ち絵-MtU@ついった様https://www.pixiv.net/artworks/56564876
結月ゆかりによる El novio de la muerte(スペイン軍歌 日本語吹替版 3番まで)
此度のリクエスト曲はスペイン外人部隊の歌こと「死の花婿」(ないし死の友)です。
まーたマイナーな軍歌やね、リクエストされた方はよくもまぁ・・・。(以下略&褒めてます)
スペインの外人部隊の方々が歌っているこの歌は、もともと Lola Montes(ローラ・モンテス)という方の詩らしいです。
それを、1921年に作詞 Fidel Prado Duque、作曲 Juan Costa Casals さんのコンビが現在の曲に整え、その後、スペイン外人部隊でさらに改作されて現在の形に落ち着いたようです。
本当の話かどうかは異論があるようですが、この歌の元ネタは1921年のリフ戦争(Guerra del Rif)中のベニ・ハッサンにて、とある伍長が旗を守って戦死した話と、その後日談だそうです。
伍長のポケットには彼が書いた幾つかの詩と、許嫁へのメッセージが見つかり、それを後に読んだ彼の許嫁が感銘を受けたという話と、
戦死する少し前に、伍長は彼の戦友達に「来世でも真っ先に彼女に会いたいものだ。」と語っていたそうです。
さて、スペイン外人部隊についてですが「窮地の戦友を決して見捨てず、戦友の遺体は必ず回収する。」がモットーだそうで、
トレードマークは「髭」カーキ色のギャリソンキャップ、灰緑色シャツとストレートズボン。
部隊にはマスコットとして動物を飼う伝統があり、ヤギ、ニワトリ、ライチョウ、オウム、犬、猿、イノシシ、バーバリーシープ、熊と、歴代色んな動物がいる模様。
ただ、創設時の部隊の指揮官の一人に、後のスペインの国家元首となるフランシスコ・フランコさんがおり、スペイン内戦ではその勇猛さを駆って活躍したそうですが
「La Legión」(軍団:この場合、古代のローマ軍団兵を意識してるのでは?「テルシオ」も中世スペインの槍方陣部隊の名前ですし、ドイツの「擲弾兵:Grenadier」や「猟兵:Jäger」といい、みんな古い名称好きね~。)
の素行は悪かったそうで、未だにスペインでは賛否の分かれる部隊だとか・・。
あと最近は予算不足で若干兵数を削られているそうです・・・。
まぁ、そんな部隊なのでした。
次回投稿予定:2022年6月2日
次弾装填:モンテ・カッシーノ戦歌
★本日のうちのMMD的家系図
くま式 結月ゆかり ChaChaMARU型
初音ミクによる 紅茶バン賛歌 オリジナルイギリス軍歌(ただし紅茶をキメてから御視聴下さい。マーマイトか、ポットヌードル等でも可。)
今回はまず、月鈴那知殿に敬礼をば。
本作品は昨年とらせて頂きました「オリジナル軍歌リクエスト」にて採用させてもらいましたアイデアを元に、
じじいが独断と偏見にて作詞・作曲を行った代物となります。
テーマは、英軍が民間紅茶業者と提携して各地の部隊に帯同させていた「紅茶バン」という車両になります。
イギリス英語での正式名称は「Tea Car」というらしいですが、
この紅茶を大量に提供できる車は、英軍のNAAFI(日:陸海空軍協会、英:Navy, Army and Air Force Institutes)所属でして、
将校クラスが利用しない軍隊用の売店・レストラン・バー等を運営する組織の下、。
YMCA(日:キリスト教青年会、英:Young Men's Christian Association)等とも協力して英国の同盟軍にも紅茶を提供していたようです。
英軍の紅茶狂は有名な(?)話ではありますが、如何なるものかといいますと、戦闘糧食には必ず紅茶が入っており、独軍に狙撃されても戦車兵は紅茶を飲み、
ティータイムには砲撃を休止し、チャーチルでさえも弾薬よりも紅茶の方が重要だと言っており、近代の英戦車には茶を沸かす装備が搭載されていたりと・・・
まぁ、なんですか・・やっぱり紅茶狂な訳です・・・。
イギリス人が現在でも大真面目に語るところによれば、紅茶はWWIIにおける秘密兵器なのだそうです。
1942年に英国が購入した商品を重量順に並べると「弾丸→紅茶→砲弾→爆弾→爆薬」だそうで、
その効能は独軍によるロンドン爆撃の真っただ中、空襲警報が鳴り響く地下鉄構内に避難した老若男女は、紅茶によって日常を思い出し、団結の最も目に見えるシンボルとして機能し、
前線にあっては、何日も何週間もシャワーを浴びれず、暑さと寒さで疲労する中、紅茶の芳醇な香りが漂うと、
”The simple act of being able to share a mug of tea”(お茶のマグカップを共有できるという単純な行為)によって英軍だけでなく、
同盟軍とも兵士同士で冗談の言い合いが始まり、士気を維持し、結束を高めたとの事。
彼ら曰く、紅茶を飲んで「Keep Calm and Carry On」(落ち着いて、やるべきことを続けていこう!)だそうです。
なるほどねぇ。
次回投稿予定:2022年5月19日
次弾装填:El novio de la muerte
★本日のうちのMMD的家系図
ままま式 Appearance Miku AUGE型
初音ミクによる 연접들어 총 (北朝鮮軍歌 日本語吹替え版 3番まで)
此度のリクエスト曲は「捧げ銃」という北朝鮮軍歌になりまするー。
この歌ですが、内容は金正日こと将軍様を称える軍歌です。
当初ゆかりさんにでも歌ってもらおうかと思いましたが、めっちゃ音域が高い曲なので、ミクさん以外は無理でした・・・。(南~無~)
昔はパレード等で結構な頻度で演奏、合唱していたそうなのですが、金正恩さんへ世代交代が行われてからは、ぱたりと演奏されなくなったそうな。
近頃は北朝鮮でも兵役が短くなり男性8年、女性5年となったそうですが(それでも世界最長の軍役の長さ)
2500万人程度の人口ながら、軍隊の規模は相変わらず100万人をキープ。
その中でも最近は特殊部隊の数が20万人となり、アメリカでも警戒されておるそうな。
そのかわり、このご時世で産婦人科が絶望的に不足している国となり、自宅での自然出産が横行。
新生児死亡率が「医療機関にかかっている人だけ」で統計をとっても群を抜いて高く(日本2/1000人、韓国3/1000人、北朝鮮17/1000人)、食料も電気も不足しがちなのも変わらず・・・。
共産主義で医療費が無料なのは結構じゃが、肝心の薬が輸入、自国生産できず、伝統医学、民間療法を施す始末とか・・・。(どうも医療事故が日本の比ではない頻度でおこる様子。)
個人的には「近代のスパルタ国家」だと思ってはいるが、ええかげん食料増産と医療体制をどうにかせんと、日本や韓国以上に子供を産めない国家になるじゃろなぁー。
(北海道より、はるかに寒いしねぇ・・・食べ物なんてとれましぇん・・・。)
次回投稿予定:2022年5月5日
次弾装填:紅茶バン賛歌
★本日のうちのMMD的家系図
Lat式ミク 名前の分からない外人さん型
きりたんの歌う愛国行進曲(英語)/Japanese Patriotic March sung by Kiritan in English
https://www.nicovideo.jp/watch/sm39318742
↑Never Give In!さんの愛国行進曲。耳コピの指導をしてくださりありがとうございます!
愛国行進曲です。日本語版ももうすぐ投稿します。
更なる中和剤も制作中です。
ワサ〳此ノ動画ヲ見ツケ過激発言ヲシタ者ハ其ノ身ヲ特高ニ引キ渡スカラ口ニハ注意スヘシ。特高既ニ無カリセバ、過激ナルコメントハ削除ス。
NEUTRINO:https://n3utrino.work/
立ち絵:ふにちか様より
https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im9574350
日章旗・旭日旗:Wikipediaより
背景写真:Pixabay, Wikipedia,NASAより
https://pixabay.com/ja/photos/
https://eol.jsc.nasa.gov/SearchPhotos/photo.pl?mission=ISS055&roll=E&frame=6515
AIきりたんによる 멋진 사나이(韓国軍歌 日本語吹替え版 2番×2ループ)
此度のリクエスト曲は「イケメンの歌」とか「素敵な韓国男児」(内面が)とか訳せばよかんべか?
そんな、ちょっと変わった韓国軍歌を、久々に東北きりたんさんに歌ってもらっております。
(短い歌なので2ループしてます。)
なんでもこの歌は軍隊の教練の時に歌う歌らしく、この歌を知っているかどうかで韓国では兵役経験者かどうか分かるとか何とか。
調べたら結構バリエーションがあるらしく、ところどころで合いの手を入れたりとか、教練時の指揮官が「誰がだよ!」とかチャチャを入れるバージョンとかもあるそうな。
それなりに独特の韻の踏み方をする曲なので、訓練兵がこの歌を覚えたての頃は歌い方を間違えて、なかなか揃った合唱にならないのも恒例だとか。
また、替え歌も沢山あり、配食を待ってる最中に「愛に熱く」の部分を「スープは熱く」とかに替えたり、「素敵な男」等を「教育生」とか「おいしい男」とかに替えるパターンもあるそうな。
最後に、この歌の題名にある「사나이」(サナイ:略して사내 サネとも)ですが「男の中の漢」とか「韓国男児」(日本男児みたいなニュアンス)とするのが適当なようですが、釜山や大邱等の地名をつけて「釜山男児」みたいな言い方もあるようです。
そして、あくまでこの単語は「若い男性」を指すそうです。
(わしの年齢だと範囲外らしい・・無念・・・。)
次回投稿予定:2022年4月7日
次弾装填:연접들어 총 (北朝鮮軍歌)の予定なのですが、諸事情により違う曲をぶっ込む可能性あり。
★本日のうちのMMD的家系図
ふらすこ式風きりたん 金子卵黄型