GUMI、初音ミクによる Мы друзья перелетные птицы (ソビエト軍歌 日本語吹替え版 3番まで)

GUMI、初音ミクによる Мы друзья перелетные птицы (ソビエト軍歌 日本語吹替え版 3番まで)

今夜のリクエスト曲は「僕たち仲間は渡り鳥」という、1945年に制作された戦争コメディ映画「Небесный тихоход(空の忍び足)」の挿入歌になります。この映画自体はコメディなので男性パイロットが女性パイロット達の部隊に配属されて色々とドタバタ繰り広げる内容で、戦死者も出ない作品です。映画の詳細は割愛しますが、今回はこの映画の元となった実在の女性部隊「第46親衛夜間爆撃航空連隊」について少しばかりお話を。時は1941年、ソビエトで17歳から22歳までの女子が募兵され、この夜間爆撃部隊が編成されます。(実戦投入は1942年、総員115名)整備士からパイロットに至るまで全員女性で編成された部隊に与えられた任務は、ドイツ軍の防空陣地に対する精密夜間爆撃、及び、重要施設への夜間爆撃でしたが、用いた機体がまさかのУ-2という時速120km程度しか出ない複葉機でした。しかしこの複葉機、前時代的故に金属パーツが少ない為レーダーに引っかかりにくく、低空で抜群の安定性を誇り、最悪畑があれば離着陸できるという特性があるため、当時の夜間爆撃を行うにはむしろ最新鋭機より適しており、敵陣近くでエンジンを切り、翼の下でほうきの音に似た柔らかい空気のざわめきだけを残して破壊をまき散らしてゆく事から、ドイツ軍からは「夜の魔女」と怖れられる存在となります。面白い事にパイロットとナビゲーターに1人1本ずつ操縦桿があったため、最悪パイロットが戦死してもナビゲーターが操縦を行えたようです。難点は無線通信機、照準器、爆弾倉がなかった為、完全に人間の「勘」による爆撃を強いられるという事でしょうか?(爆弾は100kg~300kg程度を機体に直吊りだったようです。)彼女達は延べ23,672回出撃し(夜間のみ夏は1日6~8回、冬は10~12回出撃)踏切17、列車9両、鉄道駅2か所、倉庫26、燃料タンク12、車両176台、対空陣地86、探照灯11を破壊し、811回の火災と1,092回の爆発を引き起こし、155袋の弾薬と食料を包囲されたソ連軍に投下するという戦果をあげたそうな。(気丈な彼女達はパラシュートの配備を断り、かわりに20kg余計に爆弾を搭載する事を望んだとか・・・。)なお1945年10月15日に連隊は解散。(航空機損壊28機、戦死23名)ただ当時、戦場帰りの女性は「不吉」とされ、風当たりは強かったらしいが・・・まぁ、その話は別の機会にでも。次回投稿予定:2024年3月21日次弾装填:Космические войска★本日のうちのMMD的家系図ままま式 GUMI Suzy125 型、Lat式ミク XXSefa型

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43494509