モーツァルト:レクイエム K.626(ロバート・レヴィン版)

モーツァルト:レクイエム K.626(ロバート・レヴィン版)

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=sGg2AwyNZA4 )。1987年、国際バッハアカデミーは、アメリカのピアニスト・指揮者にして音楽学者であるロバート・レヴィンに対し、モーツァルト没後200年である1991年の「レクイエム」200年記念演奏会に向けて、新しい楽譜の改訂を依頼します。レヴィンは国際バッハアカデミーの主宰者ヘルムート・リリンクの助力を得て、現在一般的に演奏されるジュスマイヤー版の改訂を行いました。改訂にあたっては、楽器法、楽典上の間違いや構成上の問題点がある個所について、モーツァルトの自筆でないものは全て不採用とし、モーツァルトが手掛けた教会音楽を参考として楽曲を再構築しました。また、1960年に発見された「ラクリモサ」の締めくくりとなる「アーメン・フーガ」を採用しています。こうして完成した「レヴィン版」は1991年8月24日、シュトゥットガルトの国際バッハアカデミーヨーロッパコンサートにおいて、リリンクの指揮によって初演されました。レヴィン版の大きな特徴として、前述の「アーメン・フーガ」が追加された「ラクリモサ」のほか、曲後半の「サンクトゥス」「ベネディクトゥス」「アニュス・デイ」に大きな変更が加えられていますが、注意深く聴けばジュスマイヤー版の根本は維持されており、極めて興味深い改訂版といえます。マーティン・パールマン指揮ボストン・バロック

http://www.nicovideo.jp/watch/sm35422331